自分のために相手が好きだ
この間友達から、私が良いなと思う人のどこが好きなの?と聞かれた。
劇的に好きになったわけでも、ピンと来た瞬間があるわけでもないからしどろもどろになりながら答えた。
なぜなぜって深堀りされて、結局一緒に考えてもらった。
ちなみにその好きな人はこの日書いていた人だ。
自分で読み返したけど相当好きだねこれ笑
その人と結局最後のデートにはならなかった。
なんだかんだでずっと連絡してて、返信してくれてて(本当に優しいと思う)、LINE記録更新中だ。
自分からしたらふつうに好きになったけど
好きになるまでの流れから驚かれたけど、この人が一緒にいるのが私なら良いのになあと思った瞬間とか、先が想像できた瞬間とか、いろんな瞬間があった。それがトータルされて好ましさ貯金みたいになっていって、ある日ふと思ったら好きだった。
一目惚れをしたことがない自分からしたらわりと順当な好きになり方だ。
好きの感覚
恋愛的なドキドキというよりは、喜びみたいな感覚が近いかもしれない。年齢的なものかもしれないし、前の恋愛が考え方を変えさせたのかもしれないけど。
ハラハラソワソワする感情があんまりわかない。
連絡が来ると嬉しい、予定が決まるとずっと楽しみ、話してる時は楽しい、解散したあとも楽しい時間をありがとうみたいなポジティブな気持ちが大きい。
好きな人に恋人ができたらたぶんけっこう深めに悲しいし、わりとくよくよと泣くんだろうと思う。
でも恋愛にならなくても好きな人と自分の距離感と、彼が恋人になる人と築く距離感は比べられないものだと思っているから、泣く理由は嫉妬とか羨ましさではないのだろうなと思う。
彼女ができたら他の女と連絡を取ったり会ったりしないと思うから、今の彼との距離感が変わってしまって交流が絶えることが悲しいんだと思う。
好きなところはどこ?と聞かれると
そこが好きっていうのは達観してるねえとか、前の彼氏との別れが悲惨だったからかね…とか謎に労わられたけどわりと真面目に考えた。
話していて楽しいとかキラキラに見えるとかそんなことは当たり前にあるんだけど、それよりもネガティブな部分への価値観に惹かれた気がする。
物事への常識の範囲(それは嫌だと感じるところ)が近しいところ。
対人関係で抱くネガティブな感情とポジティブな感情のバランス感が似てる(と感じる)ところ。
でもすぐには切り捨てずに話し合いを大切にしているところ。
とはいえ面倒になるとか物事の割り切り方が近いと思ったところ。
こういう長く絡む人とちょっと合わないとしんどくなるところがこの人とはズレないんだよなあという発見が積み重なって好きになった。
人間ポジティブな感情は軽く「いいね」って言えるけど、ネガティブなところは押し黙ることが多い。
私は誰かとぶつかるのが面倒くさいから黙ってしまう事が多い。
どうせ嫌われてもいいと思ってネガティブなことを伝えてみたことが何度もあるけど、合わせてるでもなく被った意見がちょうどいいなって思った。
自分が相手にない新しい発見をもたらせる気もした。
なにかのトークをしていたときに答えver1.0を導き出せそうだし、それがver.1.1とかver2.0とかにアップデートしていけそうな気がした。
ふむ、こんなのが好きの根拠では弱いですかね。弱いかも。
でもなんか、元カノの話などを聞いて「あ、この人には幸せであってほしい。」って思った。
それに「私とたぶん一緒に楽しいことも嬉しいことも探せると思うよ!」
って言いたくなった。
そんな大したことのないかもしれない理由だけど、人間的に好きになった先に生まれた気持ちだ。
なによりもいま好きな人がいて、その人のことを好きなことが嬉しい。喜びだなって思う。
こんな気持ちになれたことがすごいことだと思う。
実るとかはいいんだ。
人生は長いね。
自分のために生きよう。
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