りりぃ

心理学勉強中です。 子育ての合間にちまちま読書と趣味のことをしています。バンプオブチキ…

りりぃ

心理学勉強中です。 子育ての合間にちまちま読書と趣味のことをしています。バンプオブチキンのファンです。

記事一覧

BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024札幌1日目&2日目感想

初めてライブの感想を書きます。 今まで何回もライブに行ってきたのに、今回初めて書き留めておこうという気持ちになったのは昔行ったライブのことをあまりにも覚えていな…

りりぃ
1か月前
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探偵事務所は避難所〈アジール〉か? XXシリーズの傷ついた二人の関係性を考える

一度読み始めてしまうと次々いろいろなことが気になって、過去作を読みふけるループにはまってしまう森博嗣さんの一連のシリーズ…。 XXシリーズを読み返してみて、探偵事…

りりぃ
6か月前
8

今更ながら「天体観測」の解釈を試みる

天体観測はバンプの代名詞のような曲です。ライブでも定番。リリース日は2002年! そんなに時間が経ったなんて震えます……。 でも歌詞の解釈が本当に難しい。20年…

りりぃ
6か月前
3

XXシリーズの加部谷について

小川さんと加部谷の探偵事務所の物語が、晴れてシリーズ化されたとのことで本当にうれしいです。 今までのシリーズの中で一番好きかもしれません。 加部谷のことが気になっ…

りりぃ
7か月前
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情景の殺人者を読んで

シリーズ三作目で、今回も大変面白かったです。シリーズ化して大変にめでたいです。 あらすじは上記リンクからご確認ください。 ネタバレを含みますので本編を読んでからお…

りりぃ
7か月前
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エドワードの子育てについて考えるーバディミッションネタバレ考察②

前回の①の記事ではルークが抱えているトラウマについて考えました。 今回はそのルークの父親、エドワードの子育てについて考えます。 前回同様ネタバレありですので、気に…

りりぃ
1年前
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ルークが抱えているものーバディミッションBONDネタバレ考察①

バディミッションBONDが面白すぎたので、ネタバレありの考察をしていきたいと思います。ネタバレが嫌な方は本編をぜひやってみてください! ネタバレが気にならない未プレ…

りりぃ
1年前
1

バディミッションBONDの人間の描き方が素晴らしい(クリア後感想ネタバレなし)

バディミッションBOND、すべてのエピソードをコンプリートしたうえ、何回も読み直すという、近年まれにみるハマり方をしたので、何が良かったのか、面白かったのかを語りた…

りりぃ
1年前

バンプファンがあの不祥事からずっと考えていたこと

ファンだからこそ辛かった私は20年来のバンプオブチキンのファンであり、今もバンプの音楽を聴きながらこの文章を書いている。リスナーという表現では生ぬるく、ファンとい…

りりぃ
2年前
8

「歌の終わりは海」森博嗣を読んで

「馬鹿と嘘の弓」が面白すぎて、続けて読みました。新たなシリーズになるのを心から願うくらいにこちらも面白く、考えさせられました。あらすじは下記のリンクからご確認く…

りりぃ
2年前
3

「馬鹿と嘘の弓」森博嗣を読んで

久しぶりに小説を読みました。もともと森博嗣さんの小説が好きで何冊も読んでいましたが、しばらく離れていましたので、面白さもひとしお(?)でした。なるべくネタバレの…

りりぃ
2年前
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「なないろ」を聴いて

この曲はNHKの朝ドラ「おかえり、モネ」の主題歌です。バンプの曲は、明けない夜はないことと同時に、朝が来て光を照らす暴力性を描くことが多いイメージだったので(例え…

りりぃ
3年前

noteはじめました

育児のために仕事をやめ、コロナ禍で家にいることが増えてから人と話すことがなくなりすぎて、言いたいこと、思ったこと、読んだ本の感想が出口を求めて頭の中を駆け巡るよ…

りりぃ
3年前
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BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024札幌1日目&2日目感想

BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024札幌1日目&2日目感想

初めてライブの感想を書きます。
今まで何回もライブに行ってきたのに、今回初めて書き留めておこうという気持ちになったのは昔行ったライブのことをあまりにも覚えていなかったからです。
このツアーは16年前に行われた「ホームシック衛星」のリバイバルツアーです。私は当時のホームシック衛星ツアーには行けなくて、追加公演のさいたまスーパーアリーナ公演に行きました。おぼろげに覚えているのだけど、でもはっきり思い出

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探偵事務所は避難所〈アジール〉か? XXシリーズの傷ついた二人の関係性を考える

一度読み始めてしまうと次々いろいろなことが気になって、過去作を読みふけるループにはまってしまう森博嗣さんの一連のシリーズ…。
XXシリーズを読み返してみて、探偵事務所が隠れ蓑となって所員である小川(敬称略)と加部谷の傷をいやしているのではと思いついたので、その視点で考察してみます。
関連作品(Gシリーズ、Xシリーズ、XXシリーズ)のネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。

二人の共通点小

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今更ながら「天体観測」の解釈を試みる

今更ながら「天体観測」の解釈を試みる

天体観測はバンプの代名詞のような曲です。ライブでも定番。リリース日は2002年! そんなに時間が経ったなんて震えます……。
でも歌詞の解釈が本当に難しい。20年以上聴いているのに、なんのことを歌っている歌なのか、恥ずかしながらずっと、はっきりわからずにいました。
星に関する他の曲を参照してみると、ようやく少し自分の中で納得の行く解釈になってきましたのでそれについて書いてみようと思います。
まあ、と

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XXシリーズの加部谷について

XXシリーズの加部谷について

小川さんと加部谷の探偵事務所の物語が、晴れてシリーズ化されたとのことで本当にうれしいです。
今までのシリーズの中で一番好きかもしれません。
加部谷のことが気になって仕方がないから!
その気持ちを鮮度が高いうちに書いてみようと思います。

「馬鹿と嘘の弓」「歌の終わりは海」「情景の殺人者」の三作品のネタバレを微妙に含みますので、ぜひ本編をお読みになってから、読んでください。

犯人の描き方今回のシリ

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情景の殺人者を読んで

情景の殺人者を読んで

シリーズ三作目で、今回も大変面白かったです。シリーズ化して大変にめでたいです。
あらすじは上記リンクからご確認ください。
ネタバレを含みますので本編を読んでからお読みください。

ジェンダーバイアスがテーマ?作中、割と直接に「男女の区別なんてなくせばいいのに」という表現が出てきます。

「歌の終わりは海」について書いた以前の記事でジェンダーバイアスが偏ってなくてこの作品はオアシスだというようなこと

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エドワードの子育てについて考えるーバディミッションネタバレ考察②

エドワードの子育てについて考えるーバディミッションネタバレ考察②

前回の①の記事ではルークが抱えているトラウマについて考えました。
今回はそのルークの父親、エドワードの子育てについて考えます。
前回同様ネタバレありですので、気にならない方だけお読みください。

ルークとエドワードの出会い

孤児だったルークは8歳の時にたまたま自分を助けてくれたエドワードに引き取られます。表情に乏しく、ぼそぼそとしゃべる少年ルークは、エドワードの暖かいかかわりによって心を開いてい

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ルークが抱えているものーバディミッションBONDネタバレ考察①

ルークが抱えているものーバディミッションBONDネタバレ考察①

バディミッションBONDが面白すぎたので、ネタバレありの考察をしていきたいと思います。ネタバレが嫌な方は本編をぜひやってみてください!
ネタバレが気にならない未プレイの方にもわかるように書きたいと思いますが、わかりにくかったらごめんなさい。

ルークとは

孤児であったルークは警察官だったエドワードに引き取られて、暖かい関係の中で心を取り戻し、「二人でヒーローになる」という夢を親子で目指します。と

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バディミッションBONDの人間の描き方が素晴らしい(クリア後感想ネタバレなし)

バディミッションBONDの人間の描き方が素晴らしい(クリア後感想ネタバレなし)

バディミッションBOND、すべてのエピソードをコンプリートしたうえ、何回も読み直すという、近年まれにみるハマり方をしたので、何が良かったのか、面白かったのかを語りたいと思います。
物語の核心部分に関するネタバレはしませんが、使用する画面キャプチャは物語中盤くらいまでのものを使用しますので、ネタバレが嫌な方は早く本編をやってください!

多様な人間を描いていること

人間にはいい奴もいるし悪い奴もい

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バンプファンがあの不祥事からずっと考えていたこと

ファンだからこそ辛かった私は20年来のバンプオブチキンのファンであり、今もバンプの音楽を聴きながらこの文章を書いている。リスナーという表現では生ぬるく、ファンという表現がしっくりくる。バンプほど好きなバンドはほかにいないし、人生の様々な局面で曲に助けられてきた。布団の中で曲を聴きながら泣いて明かした夜はいくつあっただろう。
ツアーがあればその中の一公演は行きたいと必死でチケットを取ったが、記念日の

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「歌の終わりは海」森博嗣を読んで

「歌の終わりは海」森博嗣を読んで

「馬鹿と嘘の弓」が面白すぎて、続けて読みました。新たなシリーズになるのを心から願うくらいにこちらも面白く、考えさせられました。あらすじは下記のリンクからご確認ください。

タイトルが良すぎる「馬鹿と嘘の弓」というタイトルも良いですけど、「歌の終わりは海」というタイトルが良すぎます。このタイトルだけでいろいろな想像が膨らみます。そういうタイトルが好きなのです。作詞家が出てくる話なのでタイトルも詩的な

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「馬鹿と嘘の弓」森博嗣を読んで

久しぶりに小説を読みました。もともと森博嗣さんの小説が好きで何冊も読んでいましたが、しばらく離れていましたので、面白さもひとしお(?)でした。なるべくネタバレの無いように書きますが、絶対何もばらされたくない人はこんなところを読んでいないで、今すぐ本を読みましょう(笑)。あらすじは下記リンクの紹介文をご覧ください。

何が面白かったのか?いわゆる「無敵の人」の心理が非常に丁寧に、リアルに表現されてい

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「なないろ」を聴いて

この曲はNHKの朝ドラ「おかえり、モネ」の主題歌です。バンプの曲は、明けない夜はないことと同時に、朝が来て光を照らす暴力性を描くことが多いイメージだったので(例えばオンリーロンリーグローリー)朝ドラの主題歌はどうなるのかと思っていましたが、なんとなく流して聴いていても朝らしい言葉が耳に入ってきて、朝を迎えるすべての人を優しく励ます歌だと思いました。

「なないろ」を最初に聞いた最初のイメージは鼓舞

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noteはじめました

育児のために仕事をやめ、コロナ禍で家にいることが増えてから人と話すことがなくなりすぎて、言いたいこと、思ったこと、読んだ本の感想が出口を求めて頭の中を駆け巡るようになりました。

外から刺激が入らない分、本やアニメ、漫画などをじっくり楽しむことができるのですが、この感動を言葉にして残しておきたいと思いました。

始めたばかりで使い方もいまいちわかりませんが、ともあれやりながら覚えていこうと思います

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