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Official髭男dismの新曲『TATTOO』には『あい』が溢れすぎていた。 #音楽レビュー

皆様もう聞かれましたか。
私はもうかれこれ50回は聞きました。

今週金曜日(4月21日)から主要サブスクリプションサービスで配信開始となった、Official髭男dismのニューデジタルシングル「TATTOO」。TBS系金曜10時のドラマ「ペンディング・トレイン -8時23分、明日、君と。-」の主題歌に起用された一曲です。

結論。

こういう髭男が欲しかった!!!!
コレコレコレぇ!!!
これが欲しかったのよ〜〜!!!


マジで一回目聞いた瞬間からこれしか頭になくって。
俺の好みのヒゲダンがやっと降臨したーー!!!
って思ってエンドレスリピートしてました。

新曲のうち、『ミックスナッツ』はポップでハイテンション。『subtitle』はお得意のラブバラード。『ホワイトノイズ』はスタジアムロック調でゴリゴリ。となると、この流れでそろそろ四つ打ちの気持ちいいビートナンバーが来ないかなぁ・・・と期待してたんですが、きっちり準備してくれてました。はい最高。マジ最高。

この曲は私の一番スキな曲である
名作『Tell Me Baby』を彷彿とさせる雰囲気。

派手なドラムやギターではなく、打ち込みのテクノなビートと巧みに重ねられたコーラスが印象的で、何より体にリズムが染みついちゃう。5回も聞いたら、気づけば無意識に手や足がリズムを取ってる。とにかく気持ち良すぎる曲ですね。

潔くスカッとした感じメロディである『ホワイトノイズ』とは真反対の、しっとり湿った感じで、でも何回聞いても不快じゃない。この緩急の付け方がずっちーなー。激しく熱くさせた後に冷ましてゆったりさせる。リリースの間隔が短いヒゲダンならではの手法だなあって感じです。

あと、これ多分ヒゲダン史上最も
「あ」って言ってる曲です。

「あ」っていうのは「母音のあ」ね。「TATTOO」は「あ」責め状態といいましか、「あ」で韻踏んでるところが超多すぎて数えきれない。サビだけ抜き出してみても・・・

そっけな「あ」いくら「あ」いで僕らは
ちょうどいいんじゃな「あ」
きっとな「あ」みだも言葉もおまけでもいいんじゃな「あ」
ー中略ー
「あ」っけな「あ」いくら「あ」いはや「あ」
時間もいいんじゃな「あ」
きっと「あ」りふれてな「あ」いくら「あ」いが
大切な「あ」んじゃない

で、これちょっと解釈を拡大すると、「あ」の母音になる言葉の後ろにほとんど「い」の母音が来るようになっているんですね。「呆気”ない”」「”あり”ふれてないく”らい”」とか。たくさんの「あ」と「い」がそこに密接に存在してるんですよね。

これは・・・その、あれですか?

藤原さんのヒゲダンメンバーとか
ファンに対する数えきれないほどの
「愛」ってことで解釈しといていいんですかね?

だって、そう考えるのが自然すぎるほど、ミュージックビデオも4人でのグアム旅行だし、歌詞も一見するといろんな意味に聞こえるけど友情の物語として聞くのが一番しっくりくるし。

あーそういうことですか?体に恋人の名前彫って永久に黒歴史刻んちゃうみたいなテンションで、この愛を君らの体に刻みつけちまえ!っていう『TATTOO』っていう意味ですかこれ?だとしたら胸熱すぎるなぁ。大いに刻みつけていただいて上等です!!って感じ?

というわけで、最新曲『TATTOO』。みなさんも体でリズムをとりながらビートにノリまくってみてください。私はもう体がひとりでに踊り出してしまいます。紛れもなく中毒患者です。



おしまい。



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