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水宮うみ
2021年7月31日 21:50
無数の数字が詰まった無に夢中原風景は鮮明になっていく地頭が良さそうな地鶏の地声きみの手の遠くにある夏 連れていく
2021年7月25日 19:09
無季自由律書くムキムキな腕で俺の冷蔵庫魂が火を吹くぜタ仏という時間を司る仏血のついでに心も盗んでいく蚊アホになることで時空を歪めたい宇宙人でも楽しめる恐竜展あみだくじみたいに路を歩いてる
2021年7月21日 17:53
あのときの瞳と見てる鐘の音あざやかな後悔の色 好きだったきみの飛ばした靴に落ちていく空知らない本の中に知らない夏がある
2021年7月17日 22:00
窓の形で幸せを切り取った眩しくて静かな庭に眠る雨人格が曖昧なまま見送った空が完璧じゃないこと知っている
2021年7月14日 23:11
思考の片隅でパンを食べる朝無意味(ないあじ)であることに意味(いあじ)があった窓の音 いつか冷たくなれるかな耳鳴りみたいに、きみは宇宙を漂って印度象を度外視した印象を持つ
2021年7月5日 22:10
段落に無数の恋が落ちているぬるま湯に解答用紙が浮かんでる悲しみの雨に塗り絵が濡れている日常を綺麗と思う 思っている
2021年7月2日 19:33
おだやかな田をたおやかに耕した綿菓子でまやかしみたいに甘やかし降っている小雨に触れた傘を振る生き残ったわたしが星を燃やしてる優しい場所にひとり取り残されて
2021年7月1日 13:55
何食わぬ顔で何かを食っていた葉が落ちる 羽化して浮かんでいく 光消えていく 生きていく記憶を描いて小説を超絶饒舌に語る