しじみ

日々の取り留めもない記録

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記事一覧

心のVIPルームに居座り続けるひと

気がつけば25歳。 今年の6月でアラサーの範囲内に足を突っ込む。 小中学生の頃の旧友たちはドンドコ結婚していくし、結婚してなくてもみんな当然のようにお相手がいらっし…

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6か月前
7

新しい空気を吸う4月

この4月から働き始めた。 就活が上手くいかなかったので本当に3月中旬までどうなるんだろうと思っていたのだけど、何だかんだちゃんとした所にキャスト社員として入社した…

しじみ
2年前
4

門出にエールを

先日、大学を無事卒業した。 4年間のうち半分がコロナ禍だったせいもあってか、本当にあっという間だった。体感としてはまだ2年生くらいなんだけれど?ついこの間まで受験…

しじみ
2年前
14

日常の延長線で歳を重ねる

今年も誕生日が来た。 23歳。去年のnoteを読み返したら「きっとあっという間に23になる」と書いていて、いやあその通りだったぜ、なんて思った。 子供の頃は1年間がものすご…

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3年前
5

束の間は、あまりに苦しくて愛おしい

「束の間の一花」を読んでいる。 (以下、ネタバレを含みます。) 余命宣告を受けてから数年が過ぎ、いつ終わるかも分からない日々を生きる女子大生の一花と、同じく余命幾ば…

しじみ
3年前
4

もう4度目の春

4月1日になった。 先日、SNSに学位証を片手に袴姿で笑顔の写真を載せていた同級生たちは新社会人になるらしい。 研修の後に東北へ行く人もいれば、関西から上京してくる人…

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3年前
5

何かになりたい

たぶん、本当は演劇をやりたかったんだと思う。 2017年、受験生だった頃。 志望していた大学の芸術祭で見た演劇サークルの上演を見て頭がガンガンに痛くなるほど泣いた。…

しじみ
3年前
3

たまには開き直っていいよ

12月に入ってから、何だかずっとパッとしない日が続いている。 なんかぼんやりと具合が悪い。寝込むほどではないけれど、頭が痛いとかお腹が痛いとか胃がもたれるとか。小…

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3年前
2

0628

6月28日に22歳になった。日曜日。 22年前の6月28日も日曜だったらしい。その時は今年と違ってよく晴れた日だったらしい。私の出生地は海外だったので、その場所の時間で言…

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4年前
4

大人って長いんだってよ

私は平成最後の新成人になった。まあ実際のところ、成人式にも行かず振袖も着ず、同窓会にも行ってないただの20歳なのだけど。 SNS越しに地元だった場所の成人式の様子を…

しじみ
5年前
19
心のVIPルームに居座り続けるひと

心のVIPルームに居座り続けるひと

気がつけば25歳。
今年の6月でアラサーの範囲内に足を突っ込む。
小中学生の頃の旧友たちはドンドコ結婚していくし、結婚してなくてもみんな当然のようにお相手がいらっしゃる。

ツイッター(頑なにXと言わない)のフォロワーたちは独り身が多い上に、現実を見たくなさすぎてリア友たちと繋がっているインスタを全然見ていないうちに、こう。

私はと言えば、最後にまともな恋愛をしていたのはもう5年前。それ以降は何

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新しい空気を吸う4月

新しい空気を吸う4月

この4月から働き始めた。
就活が上手くいかなかったので本当に3月中旬までどうなるんだろうと思っていたのだけど、何だかんだちゃんとした所にキャスト社員として入社した。

美大を出て、今はまた別の教育期間で学生や教職員の方々を支える仕事をしている。やりがいがある、とかやりたい事をやっている、という感じはまだない。
覚えることが沢山ある中で新しい環境に馴染むために上司、先輩方や同僚とコミュニケーションを

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門出にエールを

門出にエールを

先日、大学を無事卒業した。
4年間のうち半分がコロナ禍だったせいもあってか、本当にあっという間だった。体感としてはまだ2年生くらいなんだけれど?ついこの間まで受験生だった気がするんだけど!?

しかし年末年始を半狂乱になりながら卒論に捧げた記憶もしっかりあるので、どうやら本当に卒業してしまったらしい。学位記もある、卒業証明書も成績表もある。

卒業おめでとう、わたし。



このnoteのアカウ

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日常の延長線で歳を重ねる

日常の延長線で歳を重ねる

今年も誕生日が来た。
23歳。去年のnoteを読み返したら「きっとあっという間に23になる」と書いていて、いやあその通りだったぜ、なんて思った。

子供の頃は1年間がものすごく長く感じていたことを思い出す。1日が永遠みたいに長かった。今は一瞬で過ぎてしまうのに、どうしてだろう。大学入試に四苦八苦していた事が昨日のことのようなのに、私はもう大学4年になっている。
今は卒論やら就活やら趣味を抱えてエン

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束の間は、あまりに苦しくて愛おしい

束の間は、あまりに苦しくて愛おしい

「束の間の一花」を読んでいる。
(以下、ネタバレを含みます。)

余命宣告を受けてから数年が過ぎ、いつ終わるかも分からない日々を生きる女子大生の一花と、同じく余命幾ばくもない元准教授の萬木先生の束の間の、最期の恋の物語だ。

タイミングこそ違えど、お互いが出会ったことで彼らの僅かな「生」が、手放すことを惜しむほど、憎たらしいほど明るくなってしまった。そんな2人が日々を噛み締めるように生きている話。

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もう4度目の春

もう4度目の春

4月1日になった。

先日、SNSに学位証を片手に袴姿で笑顔の写真を載せていた同級生たちは新社会人になるらしい。
研修の後に東北へ行く人もいれば、関西から上京してくる人も何人かいる。出会った頃はまだ高校1年生だった子が、いつの間にか私より先に社会人になるらしいことも最近知った。

同じ方向を見て、共に歩んでいたと思っていたらいつの間にかみんなバラバラの道を歩んでいる。私の後ろを歩いていたと思ったら

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何かになりたい

何かになりたい

たぶん、本当は演劇をやりたかったんだと思う。

2017年、受験生だった頃。
志望していた大学の芸術祭で見た演劇サークルの上演を見て頭がガンガンに痛くなるほど泣いた。この大学に入った暁には絶対ここに入ろうと決めた。
入試が終わったその日の帰りのバスに、その劇の脚本を担当した学生さんが乗っていた時は運命だと思った。

「もし受かったら、きっとこのサークルに入ります」

と、唐突に話しかけてその人に宣

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たまには開き直っていいよ

たまには開き直っていいよ

12月に入ってから、何だかずっとパッとしない日が続いている。

なんかぼんやりと具合が悪い。寝込むほどではないけれど、頭が痛いとかお腹が痛いとか胃がもたれるとか。小さな体調不良も毎日続けば精神にまで影響が行く。何が悪いのか、どうして悪いのかも分からないままベッドの上で過ごす日々。

それでも課題をやらねばならない、と思ったが、
外国語のテキストを開くこと。
映像作品のために撮った映像をカードに保存

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0628

0628

6月28日に22歳になった。日曜日。
22年前の6月28日も日曜だったらしい。その時は今年と違ってよく晴れた日だったらしい。私の出生地は海外だったので、その場所の時間で言うと真昼だった。

私は日曜日の初夏、真昼間に生まれた。

誰にも会わない、けれど穏やかな一日だった。
前回のnoteで散々苦しんでいたことは、27日に大体の目処がついた。本当に苦しかった、周りの全てが憎かったけれど、穏やかな気持

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大人って長いんだってよ

大人って長いんだってよ

私は平成最後の新成人になった。まあ実際のところ、成人式にも行かず振袖も着ず、同窓会にも行ってないただの20歳なのだけど。

SNS越しに地元だった場所の成人式の様子を見た。着飾った同級生達はみんな見違えるようで、もう生きている世界が違うのだなと思った。突き放すようなことを言えば、今お互いに会ったところで趣味も合わないだろうし話も合わない。きっと、12歳だったあのころの親しさはもうない。溝がある、壁

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