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たまには開き直っていいよ
12月に入ってから、何だかずっとパッとしない日が続いている。
なんかぼんやりと具合が悪い。寝込むほどではないけれど、頭が痛いとかお腹が痛いとか胃がもたれるとか。小さな体調不良も毎日続けば精神にまで影響が行く。何が悪いのか、どうして悪いのかも分からないままベッドの上で過ごす日々。
それでも課題をやらねばならない、と思ったが、
外国語のテキストを開くこと。
映像作品のために撮った映像をカードに保存すること。
そのデータを切り貼りして編集作業すること。
これら全てが億劫でたまらない。やりたくなくて見て見ぬふりをした。私のことだから、必要に迫られればちゃんとやるはずだと信じた。
そしてクリスマスイヴの今日に至るまでどれも出来ていない。びっくりするくらい何も手につかなかった。
少しうつっぽくなっているのかもしれない、と思った。
思い返せばここ1週間、食事は普通にとれるし美味しいと思うけれど空腹を感じずらくなっていた。趣味であろうと何かをアウトプットするのが苦になっていた。音楽をあまり聞かなくなったし、好きなアーティストがインスタライブするとなってもあまり喜べなかった。前よりも感情が鈍くなっているような気がする。ただただかったるくて、眠っていたい。
住まいを実家に移してからは、自分ひとりで何でもやらなくても済んでしまうようになったから、尚更自室のベッドの上で時間を浪費する日々が続いて、私はなんて使えない奴なんだろうと思うようになった。これと言って取り柄もない。ただただ食べて寝ているだけ…………
と、思ったのだけれど。
ちょっと待てよ、と気がつく。
別に良くないか?
2020年を改めて振り返ってみる。
春先から今に至るまで収束する気配がまるで無いコロナの関係で生活は去年とは一変した。それに伴って大学の授業形態が大きく変わって、学校で友人に会うだとか、先生に質問をするとかそういう事が簡単には出来なくなった。その上、上半期はずっと死ぬほど課題が出ていたのでそれを捌くために毎日必死だった。
下半期は両親が長かった海外赴任を終えて本帰国したことで家族全員がバタついた。新居を決めたり、両親がその新居へ引っ越したり。私が2年半の一人暮らしを終えて引っ越したり。無論、今回は最初から最後までひとりで引越しをした。強くなった気がする。
そして年間を通じて所属しているゼミの活動にそこそこ骨が折れた。私が入っているゼミでは、端的に言うとジャーナリズムを身をもって学ぶ場である。なので取材をして記事を執筆するのが主な活動内容なのだが、その取材先とのやり取りで物凄く嫌な目にあったりした。しかし先方は社会人ないしは会社という組織なので無下には出来ず、精神を磨耗させながら丁寧に応対するように努めた。正直今年はこれがすごく堪えた。
……これらを踏まえると、この1年って結構私頑張ってたんじゃないか?という結論に至る。
いや頑張ったと思う。オンライン授業だったからかもしれないけど前期の成績は今まででいちばん良かったし、今年の外出自粛生活や新しい生活様式にも私なりに貢献できたのではないか…と思う。
もう開き直ることにした。
「忘年会」と言うのだからもう年の瀬くらいは自分を労わっていいのではないか…だって私なりに今年頑張って生きてたもんな。
そう言うわけで、私は先程欲しかったゲームをAmazonでポチッた。ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド。大変楽しみです。
頑張るのはいい事だけど、心身がついていかなくなっては元も子もない。多分今の私はタスクとそれをこなすだけの心と体が釣り合ってないのだと思う。最終的な締切はもちろん守るとしても、今ら束の間のお暇をもらってもいいと開き直ることにした。
いつもいつも開き直って逃げてちゃ何も出来ないと思うけど、たまには開き直っていいよ。ね。
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