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”やり続けること”が「信用」を生む 〜スマホ教室コミュニティ〜

そんなことやってるの?


なんでそんなことしてるの?


なんか得あるの?


儲かるの?


人気あるの?


スマホ教室をライフワークと言い始めてから1年余りになります。

もちろん、始めた当初は、"時代はこう変化するから"とか、"こうやって、ああやって、高齢者が繋がっていく"とか、高尚な(?)ことも考えていなくはないですが。

間違いなく、原動力のど真ん中にあったのは、

ただただ楽しい!!!

でした。

地域のご高齢の方が、スマホを使えるようになって、LINEを使えるようになって、写真を共有できるようになって、

そして、リアルな場で交流で、楽しむ。

そんな姿を一番近くで見させて頂いて、楽しいです!


言葉は意味が圧縮される→誤解を生む


先日、スマホ教室の運営をしているコミュニティスペースのファウンダーのAさんと打ち合わせをしました。

この人のことは、今度また厚めに書きたいので、あまり触れないでいきます。

ここ数週間、僕はモヤモヤを抱えていました。

今後のスマホ教室について、この人とLINEでのやりとりで打ち合わせをしていました。

「!」マークや、絵文字、顔文字はなく、
僕が長文で送っても、一言の返信だったり、

"なんでこんなに塩対応なん?"

そんな想いが強くありました。

嫌われているのかな?
スマホ教室辞めて欲しいのかな?

怒りとは違った、不安感も持っていました。

"日程を調整して、打ち合わせをしましょう。"
こんな流れになり、先日、自宅にお邪魔して、打ち合わせをしてきました。

日程が決まったのは2日前の夜。
無理矢理仕事の予定をこじ開けました。

それでも心配になり、先輩兼相方の"りなさん"もアサインしました。笑
熱くなると何を言うか分からない僕を制止して、話をまとめてほしい!
と思っていました。


当日、無理矢理予定をこじ開けたせいで、バタバタの中、出発しました。


どんな話になるんだろうか。。

心の中に潜んでいた"心配"が顔を出します。


いや、でも、話を聞きたい!
何を考えているのかを知りたい!

無理矢理かもしれないけど、
自分を奮い立たせて、向かいました。


桜の木に囲まれたその場所は、住宅街の中にある一軒家。

Aさんは外に出て、桜の木を眺めていました。

ーこんにちは!今日はありがとうございます!

「あー、どうもどうも。忙しいのにすいませんね。」
「ちょっとね、打ち合わせしたいんだけど、場所がね。まだ空かなくてね。」

そう言いながら、道ゆく子供とあいさつを交わしているAさん。

僕たちは、Aさんの横で立ちすくんでいました。


痺れを切らしたAさんは、
「じゃあコチラでいいですか?」

隣接するご自宅へ案内していただきました。

玄関は綺麗に整頓され、テーブルと椅子が三脚、
”今日はここが戦場か・・!”

開始直後、鼻息が荒かったと思いますw


同じ


「まずね、今考えていることが、これで、」

Aさんは、コミュニティスペースの現状や今後の展開を話してくれました。


・・・???


おや?


「というわけでね、スマホ教室は、この日とこの日しかできなかったんだけど、もうね、頑張っているみなさんにお任せしたいなと。あと、運営メンバーには、”スマホ教室の展開ややり方については口を出さないであげてくれ!”とかなり強く言っておきました。というのが、まあ今の形ですね〜」


・・・・??????


おや?


もしかして、


考えていること同じ??


「私はね、ここを作った時から思っているのが、この場所がどうのこうのっていうのはあんまりどうでもよくて、ここを拠点に、いろんな団体さんや地域の方々が繋がればいいんですよ。ここを利用しなくなってもいいんです。むしろ、ここの場所ではなくて、例えば、街でね、会った時に、地域の人と立ち話やなんかして、”繋がってる”っていうのが実感できればね?三宅さんもお分かりだと思うけども、スマホ教室もスマホだけではなくして、そういう入り口になればいいなと。」


ん???


同じというか、

「全く」同じじゃないの・・・。


時間にして25分ほどの時間でしたが、
お互いに、想いが同じだということがわかってしまいました。


50歳以上も年上の方とのビジネスコミュニケーション


そもそも”コミュニケーション”の手段として、LINEを使ったことが間違いでした。

お互いの気持ちや経歴や想いを理解し、”連絡”手段としてLINEを活用すれば、今回のようにモヤモヤすることもなかったでしょう。

LINE一つとっても、捉え方や感じ方、使い方はそれぞれ違います。

年代によっての違いは如実です。

僕らは、子供の時からパソコンが手元にあり、多感な時期にスマホが登場した、いわば”デジタルネイティブ”です。

でも、80歳の方は、子供のときは戦争の真っ只中、食べるものにも苦労し、大人になれば、高度経済成長のうねりの中で、経済のパイを必死になって積み上げてこられました。

おそらく、パソコンに初めて触ったのも定年間近になってから、
スマホに初めて触ったのは80歳を過ぎてから。

こんなことわかっていたはずなのに。

noteにも書いたしw

つくづく自分は未熟だなあと笑えてきました。


ーありがとうございました!

「お忙しいのにすいません。どうも。」

Aさんは気恥ずかしそうに頭を下げられ、僕たちはその場を後にしました。




コミュニティスペースを取り囲んでいる桜の木には、
赤々と膨らみ、今にも弾けてしまいそうな蕾が、僕らを見つめていました。




「やり続ける」と気づかぬ間に「信用」が付いてくる


今回の出来事から学んだことがもう一つ。

タイトルにも書いた、「やり続ける」と「信用」というキーワードです。

この一年、回数にすると20回くらい、ノウハウどころか、何もわからずに、ただただスマホ教室をやり続けてきました。

楽しい!という理由だけが、僕の原動力で、他の何にも拠り所がないまま、ひたすらに走り続けてみました。


すると、

「全部、任せたい」と言っていただけることができました。

やり方もノウハウも固まっていなくて、ぐらぐらな僕を「信用」してくださったのです。


ただ、前だけ向いて、やり続けてみました。

飽き性な僕にとって、数年ぶりに、継続できたことじゃないかと思います。


今、僕は1人ではありません。

スマホ教室に賛同し、一緒に走ってくれる仲間がいます。

僕の妻、妻の友達、僕の先輩、そしてAさん。

スマホ教室は、「僕」の活動ではなくなってきています。

これからは、「僕ら」の活動として、地域を繋ぎ、社会を繋ぎ、日本を繋ぎ、未来へと繋いでいきたいと思います。



このnoteを書いている最中、一本の電話がきました。

業界でも注目されている、ケアマネジャーさんからのお電話でした。

スマホ教室の依頼の連絡でした。

0.5秒で即決しました。


今後どうなるか、僕にもわかりませんが、
昨日より今日、今日より明日、
目の前の現実を変えていきたいと思います。




今日はここまで!!






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