新規立ち上げのリアル#3 【富岡スマホ教室】
いよいよ初参加者が登場します!
その前に。
前回までの続き。
勢いだけでスタートした、「新規スマホ教室の立ち上げ」でしたが、、、
集客に苦労し、たどり着いた町内会。
しかし、そんな町内会でも「疑いの目」を向けられつつ、ブチ切れられ。
開催間近になって、駆け込んだ地域包括。
不安なまま迎えた第1回は、、参加者ゼロ!!!
それでも、継続を決め、
一名でも参加してほしい!と、覚悟を決めました。
開催まで8日前。
突然舞い込んできた「参加申し込み」の電話に、全員が歓喜しました!
”たった一人”です。
でも、僕たちにとっては、「やっと掴みかけたチャンス」でした。
一人に、僕たちの全てをぶつけよう!
この方に信頼していただけるように、全力でやりきろう!
そして、次につなげよう!
そうして、当日を迎えました!
さて、どんな会になったんでしょうか?
================
汗だくw
当日、10時のスタートに向けて、少し早めに到着しよう!
と、思っていましたが、まさかの遅刻!
(正確には遅刻ではない)
9:20くらいに到着する予定でしたが、予定外の電話対応や諸々で到着したのが9:50。。
主催者としては、ギリ失格のラインです笑
「やばい!やばい!」
焦りつつ、予約していたスペースへ。
”確か二階だったよな・・”
駆け足で二階に。
一人の女性とすれ違いました。
「スマホのやつってどこかわかりますか?」
ーそれウチです!!!
(”わあ〜!この人なんだあ〜!”)
ーいやあ、今日暑いですよね〜!
今日は来ていただいてありがとうございます!
部屋、わかりづらいですよねww
部屋に入るまで、気持ちを抑えきれず、歩きながら話していました。
気温と遅刻と気持ちの高ぶりと。。。
汗が止まりませんでしたw
高齢者???
色々と世間話をしながら、会場準備。
(といっても、畳の部屋なので、机2つと座布団を4つほど出すだけ)
「私ね〜スマホ買ったばかりなんですけど、全然わからなくてえw
ド◯モのスマホ教室も行ったんだけど、あんまり予約の枠もなくて、時間も短いしねえ〜」
「それで、たまたま職場の、あ、私あそこの介護施設で働いてるんですよ!そこにスマホ教室!って書いたコレ(チラシ)があって!」
職場???
介護施設???
まあ、見た目がかなりお若いので、薄々気づいていましたが、
なんとその方、「現役でお仕事されている」方だったんです!
少しだけ、その方について書きます。
・60代後半女性・近所にお一人でお住まい・つい最近スマホを買った・かなり前向き!!
それまでは、”ガラケー”を使われていたんですが、
料金が意外と安いことがわかったようで、
「この機会にスマホに替えよう!って思ったのよ〜」
とおっしゃっていました。
40分雑談。
そんな話をしていると、
地域包括の方が!
僕が新入社員だった頃からお世話になっている方です。
地域コミュニティの考え方や、テクノロジーにも精通され、
「兄貴分」として慕っている方です。
ーあ!来てくれたんですか!
「もちろん!三宅さんが頑張ってるの知ってるし、〇〇さん(参加者)が”一人で不安なんです〜”って言ってたからね!まあ、でも、不安そうではない感じがするけどw」
一同「www」
それから、40分以上。
僕と、参加者の方と、地域包括の方、メンバー一人、りなさん、の五人でひたすら雑談してました。
普段は何をしてて、どんなことを考えていて、これからどうなりたいか。
個人ベースの話もあれば、地域全体としての課題や期待などを話していました。
スマホやケータイの話なんて、ほとんどせず、
初参加の方が、今までどんな人生を歩んで来て、今どこに住んでいて、自分の地域にどうやって貢献したいか。
そんな話までしていました。
もちろん、その中で、僕たちがどんな思いで「スマホ教室」をやっているか、という話もしました。
参加者ではなく、主催者。〜総作り手コミュニティ〜
ー実は、前回”第一回”を開催したんですけど、「参加者ゼロ」だったんですよ。。。
「えーっ!そうなの!?絶対いいと思うんだけどなあ。」
「私なんか、今一人だし、子供とかに聞いてもそんな1から10まで教えてくれないしw」
「私ね、もともとこの辺りで生まれ育って、結婚するくらいまで居たんだよ。」
「結婚してから、別のところに住んでたんだけど、今、戻って来てて。この辺はいいよね〜なんていうの、繋がりがね。あっていいよね。」
「よかったら、うちのマンションでもスマホ教室紹介しようか?」
こんな感じで、雑談しながら、LINEの練習をして、グループも作りました。
生徒と先生。
ではなく、「一緒に作っていきたい!」と思いました。
従来から開催しているスマホ教室でも、一年経った今、
なんとなく分断されていた「生徒と先生」の形を緩やかに崩しながら、
【コミュニティ】として作り変えています。
「参加する」
ではなく、「自分が作る!」コミュニティになると、
自分の”やりたい!”がより実現されやすくなり、
「生き甲斐」にもなります。
そうして、自分や自分の周り、さらにその周り、と「貢献」を広げていくことができます。
「次回の開催なんですけど、〇〇さんには絶対に来て欲しいので、いつなら大丈夫か教えてもらってもいいですか?それに絶対に合わせます!」
この時、このスマホ教室の方向性が明確になりました。
「一緒に作っていこう!」
長い長い地域コミュニティの道のりを、
キツイかもしれないけど、
遠くにある、「地域の笑顔」のために、
一緒に歩いていく。
そんな決断をしました。
今日はここまで!!!
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。