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読書の時間

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読書の感想をまとめました
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何でもない日々の日常がだいじなのかもしれない「下北沢について」

何でもない日々の日常がだいじなのかもしれない「下北沢について」

吉本ばななのエッセイ、下北沢についてを読んでみた。

情景が目に浮かぶような文章。文章表現の巧みさに、ただただ感嘆する。素敵な表現や自分では使わないような表現がでてきたら、メモに手書きで書いて残してみた。

そのメモを読み返すと、感動した気持ちがよみがえってくる。

吉本ばななさんが、こんなに大きくなった息子さんとお茶を飲みにくるとは思わなかったと、いろいろ思っていることにとても共感した。

自分

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読書の時間「セルフコーチング」

読書の時間「セルフコーチング」

コーチングのことを少し勉強してみたいと思い、セルフコーチングの本を読んでみました。SHElikesで毎月グループコーチングを受けていて、コーチングについて興味がわいてきたのです。
本の中で印象に残ったところや、実際にワーク部分を抜粋してみました。

このネガティブな感情に対して、「身体に問いかけてみよう」というワークがあります。ネガティブな感情から、自分は本当はどうしたいのかどんな行動をしていけば

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読書の時間「夜と霧」

読書の時間「夜と霧」

読書セラピーの寺田真理子さんがぎっくり腰になったときに読んでいたという、おすすめ本「夜と霧」を読みました。

精神科医でもある著者、ヴィクトール・E・フランクルはユダヤ人としてナチスドイツに連行されます。強制収容所ではまともに食事もとれない中、極度の低栄養状態で過酷な労働を強いられます。時には現場監督からの卑劣な暴力、寒さと飢えや非衛生的で劣悪な環境など、言語を絶するものでした。

収容所での凄惨

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読書の時間「心と体がラクになる読書セラピー」

読書の時間「心と体がラクになる読書セラピー」

タイトルにある読書セラピーという言葉をはじめて聞く方もいるのではないでしょうか。実は私もこの本ではじめて知りました。

著者の寺田さんが務める日本読書療法学会では、読書によって問題が解決されたり、なんらかの癒しが得られたりすることを「読書セラピー」と捉えています。

人はどうして本を読むのでしょう?著書はこのような壮大な問いかけからはじまります。続いて読書の効果が示されていきます。

イギリスのサ

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読書の時間「あした死ぬかもよ?」

読書の時間「あした死ぬかもよ?」

新しい本との出会いnoteでみなさんの記事を読んでいると、おすすめの本のことを書いてくれています。自分では気づかない、出会うことがなかったかもしれない本について知ることができます。

そのおかげで新しい本との出会いがあるので、本当に感謝です。

最近読んだ「あした死ぬかもよ?」この本では、人生最後の日に笑って死ねる27の質問があり、ワークのように自分の考えや心の深いところまで答えていきます。

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読書の時間 「スマホ脳」

読書の時間 「スマホ脳」

タイトルにひかれて、読んでみました。

人間の脳はデジタル社会に適応していないという内容です。

電車の中ではほとんどの人がスマホのスクリーンを見ている、歩きスマホや、時には自転車に乗りながら見ている人も。        

友達に会っているときや、食事をしているとき、会話を楽しむよりもそれぞれがスマホを手にしている光景もよく目にします。

デジタル社会では、私たちの心の健康にどのような影響がある

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読書の時間 「ハーバードの人生を変える授業」

読書の時間 「ハーバードの人生を変える授業」



感謝する
心理学の研究者が

「ちょっとしたことでもいいので、毎日、
感謝できることを5つ書いてもらう」という実験をしました。

毎日1 〜2分、感謝する時間をとったことは思いもかけない効果をもたらしました。

感謝できることを考えたグループは、何もしなかったグループに比べて

☑️人生を肯定的に評価できるようになった

☑️幸福感が高くなった

☑️ポジティブな気分を味わえるようになった

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素敵な読書の時間

素敵な読書の時間

今日は読書の感想を書いてみよう

私が初めてオードリー・ヘップバーンを
知ったのはテレビで放送していた
映画「ローマの休日」

たしか10代後半の頃
みとれてしまうほどに美しく、
凛としたオードリーの佇まいに
ブラウン管にくぎづけになったのです。

新聞記者と王女の恋が成就して
ハッピーエンドになるはずもなく

お互いを信頼し合う、新聞記者と王女の
最後の場面が清々しく
感動を覚えたのを思い出しま

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読書の時間 「続・下流老人」読んでみました

読書の時間 「続・下流老人」読んでみました

前著の「下流老人」に続き
「続・下流老人」を読んでみた

読み終わってみて、
考えさせられることが多い

下流老人の定義

「下流老人」とは、年金や貯蓄が少ないうえに、病気や事故、熟年離婚など、やむを得ぬ事情により貧困生活を強いられている高齢者のこと

これから私たちが迎えるのは

死ぬまで働き続けなければ生きられない社会
かもしれない

ゾッとした
これが、私たちの進む将来なのか

頭の中にはあ

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読書の時間「すばらしい日々」

読書の時間「すばらしい日々」



心のおばあちゃん

年に一度そのおばあちゃんをたずねる

前に住んでいた場所でとても
よくしてもらったおばあちゃん

おばあちゃんは家の上の階を
若い人たちに貸している。

あの世代の人が、孫の昔のボーイフレンドしかも外国人を住まわせてあげるなんて言うことが、そうそうあるのだろうか。

戦争も経験した90代のおばあちゃん

肋骨を折って
「お医者さんは2ヶ月かかるって言ったん
だけど、2週

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「普通」の人のためのSNSの教科書 読んでみました

「普通」の人のためのSNSの教科書 読んでみました

アッという間に読みました。

「蓄積効果」がある

SNS発信には「蓄積効果」があります。小さな発信も継続すれば実績として蓄積され、可視化されていきます。発信を継続することによって、発信者側に対する安心感、信頼感が醸成されていきます。

アウトプットが「思考訓練」になる

人間は読んだこと10%しか思い出すことは
できませんが、言ったり書いたりしたことは70%ほど思い出せるといわれています。
情報

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読書の時間 「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」

読書の時間 「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」



ips細胞の発見により、2012年のノーベル生理学・医学賞をジョン・ガードンと共同受賞した
山中伸弥教授。

山中教授が、何者でもなかった頃は
どんな人だったのだろう?

ノーベル賞を受賞する人は
どのように育っていったのだろう?

この本を読んでみようと思ったのは、
こんな興味から。

また、他にも一流と呼ばれる人たちの
何者でもなかった頃の話が詰まった一冊。

大学時代はラグビーに打ち込み

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