お別れ会
2024年11月24日(日)
本当は今日関西(兵庫、京都、大阪)で展示を見て回る予定だったんだけど、流石に予定が詰まり過ぎていて、ムリしない方が良さそうな予感がしたので、泣く泣く断念した。
最後の最後まで迷い続けていたけど、行かない決断をしたら肩の荷が下りて、気持ちが楽になった。
見に行く宣言してたから、行けなかったことは本当に申し訳ない。
すみませんでした。
「行く行く詐欺」(行くと言ってて行かないこと)はしないと心に誓っているので、こうなってしまったことには後悔しかない。
反省して、もう少し余裕をもってスケジュールを立てられるようにしたい。
それで東京にいることになったので、朝、書類仕事を終わらせてから、東大の駒場キャンパスの駒場祭にトークを聞きに行った。
アーティストの創造性について研究している岡田猛先生と清水大地先生の「アーティストは語らない秘密」と題されたトーク(https://www.komabasai.net/75/visitor/project/111)。
お二人共、一応関わりのある先生方。
創造性がどうやって育まれるかとか、普段の生活とどう関わるかとか、清水先生の研究対象のブレイクダンスではどのように創造的な行為が生まれているかとか、短い時間ながら色々聞けて面白かった。
終わった後、僕達の展示のDMをお渡しして帰った。
武蔵小金井のKOGANEI ART SPOT シャトー2Fでやってる赤澤玉奈さん今枝祐人くんの二人展、 「ここに来るまでに少し、塩素の匂いがした」 を見に行った。
二人の詩と絵やインスタレーションが絡み合う。
赤澤さんの作品は藝大の卒展で見て印象に残ったのでよく覚えていた。
これからどう展開していくのか楽しみだ。
ちなみに、この企画は僕の個展と同じアーツカウンシル東京のスタートアップ助成を受けたものだった。
お金の使い方とか申請書のこととか、また情報を共有する機会があれば嬉しいな・・・。
日暮里のギャラリー、HIGURE17-15casへ。
ヒグレに出入りしていた誰もがお世話になった塩満さんのお別れ会。
今月初めに亡くなられた時は本当に驚いて、なんと言葉にして良いか分からなかった。
今でもまだ、「港くん、ビールあるよ」といつもの優しい口調でかけてくれる言葉が頭の中で再生される。
まだその辺りにいそうな気がする。
昨日来たみんなにとってもきっとそうだった。
何十人来たんだろう。
スゴい人だった。
久しぶりの人ともたくさん会って同窓会みたいだった。
はじめましての人もたくさんいた。
みんな、塩さんが繋いでくれた縁だ。
途中からワイワイとただの飲み会になって最後はみんなで歌を歌ってたけど、酒と音楽が好きだった塩さんにらしいお別れ会だった。
みんな、塩さんと一緒に飲んで歌っていた。
僕は塩さんとよく話した赤ワイン、その中でもイタリアのキャンティの話をしたことをよく覚えているので、今月初めに手を合わせに来た時にお供えしていた。
よく近所のスーパーで買って一緒に飲んでいたのよりずっとイイやつ。
でもこんなことするなら、ちゃんと元気な時にこれを一緒に飲んでおけば良かったなと後悔してしまう。
味が気になって、みんなで飲んだ。
美味しかった。
一緒に飲みたかったなぁ。
宴は夜が更けてもいつまでも続いていた。
自分はどんな風に生きて、どんな風に周りの人たちと別れたいのか、考える。
塩さんがみんなに残してくれたものは大きい。
お世話になりました。
ありがとうございました。