母の参考書
2024年8月22日(木)
顕微鏡(趣味ではカメラも)を使っているわりにサボりにサボっていた、光学(光とかレンズとか)の勉強をマジメにし始めた。
あーこれ中学の理科で習ったなぁとか思うことがある。
焦点距離がどうとか。
中学の時は、強いて言えば理科があんまり得意じゃなかった。
基本的に勉強はできる方だったけども、確かレンズの所でちょっとつまづいて、心配した母親が参考書を買ってきてくれたことがあった。
後にも先にも、母親自ら参考書を買ってきてくれたのは、あの時だけだった気がする。
その参考書でレンズのことを勉強した。
その勉強がどの程度成績に貢献したのかは覚えていない。
でも、母親が参考書を買ってきてくれるなんて、これは頑張らなくちゃという気持ちになったことは覚えている。
それはとても大事な出来事だったに違いないと、今になって思う。
あれから、僕は今まで、勉強を頑張ってこれた。
レンズに限らず、理科に限らず、僕の勉強にとって、長く大きな力になってくれる一冊になった。
その参考書は、今も実家の本棚にいる。
ところで、レンズのこととか(あと塩分濃度のこととか)難しかった思い出しかない。
今にして思えば、研究とか日常生活にまで繋がる、かなりレベルが高く、実践的なことやっていた。
難しかったのもうなずける。
僕たちは、学校の英語の授業は寝ていたのに、英会話スクールには何十万も払って通うようになったりする。
理科に限らず、一生役立つ知識を、あんなに丁寧に教えてもらえる(しかも激安で)期間なんて、大人になったら二度と無いのに、どうして若い頃の僕たちはそれに気付けないんだろうか。
まぁそれは、勉強に限らないんだろうけども。
普段の生活の中の、その時は大したことじゃないように思えることの大切さを、少しでもその時に気付けるようになりたいよ。
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