記事一覧
2022年 年始の戯言 大相撲とは別のプロ相撲リーグが欲しい
2021年は相撲界にとってまさに変動の年であった。
不世出の大横綱白鵬の引退、そして私が子供の頃に応援していた元関脇逆鉾の愛弟子、井筒相撲の正統後継者にして、それを最も高度に体現した横綱鶴竜の引退。
対をなすように、大関から序二段に陥落した照ノ富士が、1月場所の時点で関脇に戻り、7月場所後に横綱に昇進。年4場所を制し、年間77勝13敗で年間最多勝を獲得。1場所およそ13勝2敗ペースの堂々たる成
大相撲夏場所 NHK VS ABEMA VS …
2020年5月4日、緊急事態宣言の延長を受けて大相撲夏場所の中止が決定しました。もともと、4月3日の時点で夏場所初日の2週間延期が決まっており、さらにその後の経過により中止の可能性もあることは正式にアナウンスされていました。
中止が決まると、私はあることが気がかりでした。
それは、NHKが夏場所中止で空いた放送枠をどのように埋めるのか、です。
夏場所は中止なので大相撲を全く無視したラインナップ
相撲日記1.5.12 夜は愛する
相撲日記と言いながら書けない日があることを不甲斐なく思っていたのだが、よくよく考えれば相撲日記は今場所始めたばかり。つまりまだ序ノ口なので7日間書けばいいのである。まったくなぜそのことに気付かなかったのか。いきなり関取気分とは太い野郎だ。
さて、夏場所も十二日目にして少しは固有名詞を書いていきたい。
中卒叩き上げの竜電が入門十三年目にして初の横綱戦かつの結びの一番。初金星とはならなかったが、着
相撲日記1.5.10 国技は睡眠がいい
九日目と十日目の取組を今日まとめて見た。かいつまんで見ているつもりでも、すべて見終わると0時45分。寝ないと明日以降に響くため、日記に再出場したものの、某大関のように自分自身に満足のいく内容は書けない。
睡眠の長さではなく、質を改善するしかなさそうだ。力士よろしく良質の寝具を追い求めていくべきか。力士と寝具の関係について興味のある方は検索していただくとそこそこ情報が拾えると思う。
アウトプット
相撲日記 R.1.5.4 立ち合いとは6つの目を欺く手品である
↑タイトルで格言ぽく書いたがもちろんそんな言葉はない。しかし、どうも立ち合いの手つきの基準が不明瞭でもやもやしている。呼吸が完全に合っているのに手つきが不十分で止められたり、逆に呼吸が合っていれば手つき不十分はスルーされる(あるいは見落とされる)ケースもある。
野球においてバッテリーが審判特有のストライクゾーンを把握することが重要なように、今や力士は行司や正面審判長によってバラつきがある手つきの
相撲日記 R1.5.3 新弟子6/63
夏場所三日目、新弟子検査合格者たちが初土俵を踏んだ。今場所前相撲からスタートする11名のうち、6名が鳴戸部屋の力士たち。部屋を率いる鳴戸親方は元大関琴欧洲。自ら各地に足を運ぶスカウトが実った形だ。
相撲大会の現場にいつもいるので「おまいつ親方」と呼ばれたりしてないか心配になるが、いやこの場合は呼ばれてナンボだろう。
タイトルの6/63は今年夏場所までに初土俵を踏んだ新弟子の数、うち鳴戸部屋の人
相撲日記 R1.5.2 阿炎にルビ
今朝は一目で誰と特定できる力士と同じ通勤電車だった。
取組にも勝ったみたいでよかった。
元気な人が元気な相撲を見せてくれると、見ているこちらも元気になる。
白鵬、千代の国、白鷹山。3人とも幕下の頃から注目している叩き上げの好きな力士なのだが、今場所は初日から休場。見ているコチラが心配になるような半端な状態で出場するよりは、しっかり治して自分らしい相撲を取ってほしい。元気な人の元気な相撲を見ると特
相撲日記R1-5-1 新大関貴景勝の押し相撲革命(でも結論は使おうぜまわし)
現在の力士の入門規定は、身長167cm以上、体重67kg以上(就職場所と言われる3月場所は中学卒業見込者に限り身長165cm以上、体重65kg以上)なのだが、もし身長180cm以上だと角界に入門できないルールがあったら…
身長175cmの貴景勝は四つ相撲を取っていたのではないかとサンデースポーツの荒磯親方(元横綱稀勢の里)の解説を聞いて思った次第。
押し相撲でありながら安定感のある取り口を見せ
昭和生まれの令和相撲日記
本日5月12日から大相撲夏場所が始まります。
令和になって最初の本場所ということで、これを機に本場所中は
毎日数分でも記録を残しておこうと思うようになりました。
日記と名打っている通り、素晴らしくまとまった文章を上げる予定は
とりあえずありません。その日の相撲を見ての雑感を書きます。
その狙いを3つほど挙げますと
1.マスコミの大相撲に関する報道と、世間の反応に辟易しており、
相撲を毎日見
横綱相撲の要求が将来の横綱の芽も摘んでないだろうか
平成三十年初場所初日を迎えるにあたり、どうしても自分の中でまとめておきたいテーマだった。いや、この文を書き出した時点でまだまとまってはいない。書きたいことをすべて書こうとすればどれだけの長さになるかわからない。なので、あまり他所で見たことのない視点になるべく集中したい。
横綱白鵬の立ち合いの張り手や、相手に肘をぶつけるようなかちあげに横審から苦言が入った。その後のマスコミの報道を見ると、この意見
叩き上げに肩入れしてしまう理由の1つは、相撲経験者はスモ充だから爆発しろと思ったりして
平成二十九年大相撲名古屋場所初日を迎えるにあたり、自分自身相撲に向き合うために投げ出していた宿題?に手をつけていきたいと思う。
断言するが、名古屋場所は絶対に面白い。なぜ面白いかは他者の記事に委ねるとして、私は半年以上前に書いた「わんぱく相撲全国大会の3つの功績が大きすぎて震える。そして割を食う相撲未経験入門者」の続きを書く。
全国の相撲道場や学校の相撲部は、少子化の影響もあってか減少傾向にあ
稀勢の里横綱昇進はスポーツ少年が真の力士にメタモルフォーゼした最初で最後の成功物語か
前2件のエントリから少々テーマが脇道にそれるが、新横綱稀勢の里が初日を迎える前日としてはこのタイトルが正道ということでお許しいただきたい。
長文を書くにはエネルギーがいるが、時事性があればガス欠しなくて済むし、また前2件のエントリとも少なからず関連性はある。
武蔵丸以来約13年ぶりの日本人横綱誕生に盛り上がっている昨今。稀勢の里は昭和のニオイのする力士とよく形容されるが、かと言って昭和の力士と
わんぱく相撲全国大会の3つの功績が大きすぎて震える。そして割を食う相撲未経験入門者
前回のエントリ(未経験者でも頑張り次第で横綱に昇進できます!ってのが誇大広告でない世界のはずなのだが・・・)で、相撲は未経験で入門しても頂点に立てる競技だが、最近未経験者には逆風が強まっていることを書いた。
未経験者に逆風が吹いているということは、つまり相撲経験が十分にある者の入門が増えているとざっくり言って差し支えない。
この傾向は21世紀に入って顕著に表れているが、その契機を探っていくと、