海を見ると死にたくなる①/社会人1年目日記
最近私が文章を書いている時=ラーメンの行列に並んでいる時、みたいになっている訳だが....。
まぁご想像の通り?ラーメンの行列に並んでいる。
今日は1時間も並ばないであろう短い行列と予想し、ほぼこの予想は的中しそうだ。
さて、配属先が決まった人も多いのかもしれないが、私に関してはまだ研修が続いている。
研修はインプットとアウトプットのバランスがよく、絶対に持ちタスクがある状態が続くので正直忙しくない日などなくなってきている。
職種的にもうこの先やらないであろうプレゼンが苦痛だったこともあった。しかしプレゼンが嫌だと言っている自分と周囲の考えは同じかは分からない。
単に人前で喋ること(営業ならいいけど大人数は嫌みたいな)が嫌いな人もいるだろうし、それなりに順位が着くのでそれが嫌な人もいるだろう。
贅沢な悩みだが、同期が優秀すぎる。
優秀すぎて上手い下手とか能力差とか、いやでも実感してしまう。
まぁ自分より上が居ない空間でのんびり過ごすことなど1ミリも望んでいないが。
シンプルに外資だと年収が上がるかとか結果が出せるのかという心配と同じくらい「レイオフされないか」という心配がある。
明日死んでもいいくらい毎日全力で生きている訳でもないが、辞める覚悟くらいは持っているので終わらせ時を感じる瞬間もあるのかもしれないが。
会社のことも同期のことも、考えれば考えるほど自分の選択は間違っていなかったと思う。それでも、ここで長く同じ仲間と働く未来は、いつだって想像出来ないのだ。
自分が活躍出来る未来が見えないとか自分に自信がないとかそういうネガティブな気持ちというよりかは、「一生をこの会社に捧げるのは違うかな」という感情である。全てを捧げるほど、自分の実現したいことと会社の未来が一致していない。
IT企業に来て思うのは、情報の目まぐるしさだ。皆さんがご存知の通り、毎日のようにAI、ChatGPTという単語をニュースやSNSで耳にする。デジタル化は進み、弊社には新しい技術に遅れをとってはならないという圧を感じるレベルの多量の情報が降ってくる。
変化が速い環境で生きることに不満も不審も、恐れもない。けれど私は、この変化に取り残されそうな人たちに、変化の一端を届けたいのかもしれない。
色々考えても仕方ないというほど平日が目まぐるしい、休みがもっと欲しいと思う中で、いつか心折れる日が来るのだろうか。
何回心が折れたら、私は世間の目から、「会社を辞める」ことを許されるのだろう。
人間関係に絶望した友達が、そんな風に言っていた。人目を気にせずに自分の人生を生きることの難しさを、いつだって他人から感じさせられる。
話がそれすぎた。
研修が楽しいという感情がはっきりとある訳では無いものの、着実に何かを身につけている実感はある。1人前になるためのレールはまだ延び続けていて、横を誰かが一緒に走っている。これはきっともったいないくらいにありがたいことだ。
今の日常は嫌いじゃない。
でも、海を見たら死にたくなる。
土日には必ずやることがある。1日が楽しみだけで終わるなんてことがこの先ないように感じてしまう。
そのくらいの現実が、明日も続いていく。
さてラーメンを食べよう。食べ終わった時の私の満足感を、誰も奪い取ることは許されない。
良い夢を。