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我が家の繊細息子のはなし

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一筋縄ではいかない我が家の繊細息子と母の奮闘記を綴っています。
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記事一覧

息子が突然「学校に行く」と言い出した

息子が突然「学校に行く」と言い出した

息子の「その時」は、いつも突然やってくる。

息子は、小学2年生。
学校に行かなくなってから約1年半が経とうとしている。今は、週2、3回フリースクールに行ったり行かなかったり。

その日の朝も、いつも通りフリースクールに行く準備をしていた。行くかわからないけど、とりあえず準備だけ進めておく。

先日、私はnoteに本音を叫んだばかりだ。(記事「本当は、叫びたい」)

みなさんからのコメントで私の中

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本当は、叫びたい

本当は、叫びたい

本当は叫びたい。

行ってほしい。

行ってほしい。

本当は叫びたい。

行ってほしい。

友だちや先生といろんな体験をしてほしい。

外で思いっきりお腹抱えて笑ってきてほしい。

汗だくになって遊びまくってきてほしい。

「ただいま!今日ねこんなことがあったよ」って、たくさんたくさんお話ししてほしい。

一体、いつまで続くの

一体いつまで。

本当は叫びたい。

行ってほしい。

「行きたく

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【キャンプ②】大空ブランコにゆらゆら揺られて

【キャンプ②】大空ブランコにゆらゆら揺られて

「雨降らないって言ったのに。何で嘘つくの」

キャンプ2日目。
朝から雨が降っていた。

長男は、朝イチで車の乗り物に乗る気満々だったが、叶わなくなってしまった。

自分のプランを崩されるのを極度に嫌う長男は、負のミラクルワールドにあっという間に行ってしまった。

子どもあるあるだろうけど、息子の負の感情はものすごいパワーがある。一度脳内で感情が大暴れし始めると、切り替えるのがものすごく大変で、ま

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【キャンプ①】アスレチックにて息子は母を置いてった

【キャンプ①】アスレチックにて息子は母を置いてった

先日、家族で栃木県の方にキャンプに行ってきた。

子どもたちの心を、大自然の力を借りて解放させてあげたいと思った。
体を動かして全力で遊び、満天の星空の中、最高の笑顔が見たいと思った。

何ヶ月も前から予約していて、子どもたちの体調にハラハラしながらも指折り楽しみにその日を待っていた。

が、天気予報は雨。
毎日チェックしていても、変わらぬ雨予報。

っくぅーー

しかし、蓋を開けてみれば、当日は

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1枚の絵から伝わる気持ち。これだから、君は。

1枚の絵から伝わる気持ち。これだから、君は。

怒鳴って
怒鳴って

怒鳴りまくっている。

止まらない。

口を開けば、トゲトゲした言葉たちが空気を刺して刺して刺して・・そして、息子に飛んでいく。

止まらない。

家族でキャンプに行ってきた。

その記事を書こうとしたのに、書けない。

アスレチックで、お腹攣りながらも必死で息子について行こうとするが、見事に息子に置いてかれた母の姿を書こうとしたのに。
楽しい記事を、書こうとしたのに。

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僕はやっぱり運動会が好きじゃない

僕はやっぱり運動会が好きじゃない

今日は小学校の運動会だ。

僕は、お母さんに「行ってみる?」って聞かれた時、「うん」って返事をした。
その時はさ、本当に行ってみようかな、って思ったんだ。
数日前のことだ。

昨日、担任の先生が家に来てくれた。
金曜日の夕方にいつも僕に会いに来てくれる。
実は、出るのがちょっとめんどくさい。
だって先生が来てくれる時って、僕はだいたいテレビ見てるからさ。
本当は・・・テレビ見ていたんだけど、お母さ

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繊細息子が行う大切な儀式なようなもの

繊細息子が行う大切な儀式なようなもの

我が家には、小学2年生の繊細息子がいる。

今回は、彼が出発する前の儀式を3つほど紹介しよう。

もしかすると、どれも繊細っ子あるあるかもしれない。

そして、これらの儀式が行われるにあたり
見守り隊の私たちにとって大切な『合言葉』があることを、最後にお伝えしたいと思う。

では、いってみよぅ。

【その1】荷物が多いなおぃ
とにかく、荷物が多いのなんのって。

隣のセブン行くにも、お気に入りのク

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息子のお嫁さんになってくれませんか

息子のお嫁さんになってくれませんか

息子の幼馴染であるHちゃん。

Hちゃんは、我が家の斜め前に住む笑顔がキュートな可愛い可愛い女の子。

いつも元気で明るく、バレエを4歳の頃からずっと習っている頑張り屋さん。

遡ること・・
幼稚園入園前のプレ保育の頃だ。

息子が園庭で遊ぶのを見守っていると、いつぞやの子育て支援センターで息子にブロックを貸してくれたママさんを見つけた。

私は、「支援センターでお会いしたことありますよね」と、話

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魔法の言葉

魔法の言葉

「もう、そろそろ降りてきてよー!」
「そんな高いところ危ないから登らないで!」

と、何度もお母さんは上を見ながら叫んでいた。

「いやー!」

と、木登りしていた女の子は全然降りる気配がない。

困り果てるお母さん。

次男の幼稚園のお迎えに行った時に出会した場面だ。

そこへ、誰かのお母さん登場。

「うわー!!!すごい高いところまで登ったねー!!!!どこからどうやって登ったのーーー??!!」

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繊細息子が母の手を離すということ

繊細息子が母の手を離すということ

息子にとって、私の手を離すにはどのくらいの勇気が必要なのだろうか。

息子が幼稚園の時、朝登園して教室の前に着いても、私の手をなかなか離すことができなかった。

みんなが「おはよう!」と言って、ぴょんぴょん簡単に飛び越えていく教室と外廊下の境界線。

息子にとって、それはどのくらいの境界だったんだろう。

気がついたら見送りに来ていた他のお母さんたちは1人もいなくて、教室の中では朝の会が始まり元気

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「学校に行かない」息子のホップは整った

「学校に行かない」息子のホップは整った

息子は、現在小学2年生。
入学して2ヶ月で学校に行かなくなった。

あれから約1年3ヶ月。

息子は今、次のステップに進むタイミングを迎えているのかもしれない。

入学当初私は毎日付き添い登校していた。
覚悟はしていたが、想像以上に母も子もしんんどい毎日だった。

集団が苦手な上、不安が強い息子は、一般級に籍を置きつつ、メインは個別支援級からのスタートだった。

しかし、

え、ここ、個別だよね?

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息子よ、母は豚肉を焼きたい

息子よ、母は豚肉を焼きたい

ある日の夜。

7歳長男は、3ヶ月に1度くらいの割合で「1人でお風呂に入る」と、突然言い出すことがある。

「お、いいねぇ!」

と言いながら、ッシャーーーーーーー!と心の中でガッツポーズをする私。

これで夕飯の支度に集中できるぜ。

いつもさ、支度中にどうでもいい兄弟喧嘩が始まったり、「見て見て」攻撃くらったり、「お腹すいた何かちょうだい」攻撃くらったり、全っっ然スムーズに支度が進まねぇんだわ

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夏休み明けにやってくる「不安定の波」注意報

夏休み明けにやってくる「不安定の波」注意報

兄弟ギャングに、リビングを占拠された。

母の居場所がない。

階段に座って、noteを綴っている。

最近、こんな毎日。

食卓テーブルをリビングのど真ん中に移動させ、枕、ブランケットなどの寝具を次から次へと2階から運んでくる。

もう、この辺は諦めている。
めんどくせぇけど、眉間に皺寄せ鬼瓦まではいかない。
私も成長したなー昔はイライラしたもんなー鍛えられたなー(遠い目)。

食卓テーブルの上

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母の子守唄に、ダメ出しする息子

母の子守唄に、ダメ出しする息子

以前、こんな記事を書いた。

ええ。

まだまだ続いてますとも。

寝る前の息子と母の攻防戦。

全ては、寝かしつけ後にやってくるウキウキだらだらMeTimeのため。

とにかく

1秒でも早く寝てほしい

と、強く願う母に対して、眠れないぃぃぃを、連呼する息子。

息子の就寝というゴール目前。

もうこっちは、1日でいっちゃんくったくたのへっろへろだというのに、彼はそんなこたぁ知ったこっちゃなく

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