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ワーママの板ばさみと、変われない日本企業の正体

ワーママはサンドイッチの間のきゅうり 

職場で言いたいこと、やりたいこといっぱいある!
でも、あと1時間でお迎えに行かなきゃいけないし、今は言い出せない。
お願いだから話しかけないで・・

仕事と子育てで板挟み、会社で思い切ったことをやりたくっても、言い出すと子育てに影響するので、やりたいことがあってもグイグイいけない。それがワーママ(ワーパパも)の日常です。
まるでサンドイッチに挟まれているきゅうりのように、身動きがとれません。

ワーママを挟むパンの正体は?

こんなサンドイッチのように、育児と仕事との板挟みになってしまう原因は何でしょうか?

女性が育児をするもの、という無意識のバイアスなどもあるでしょうが、大きな原因は日本の「働き方」です。

女性活躍などと言われ続けていますが、未だ多くの会社では
「男性は仕事に専念、女性は家事育児に専念」
そんな時代から「働き方」を変えられていないのです。そんな変われない日本の会社の実態はというと・・

生え抜き日本人中年男性が、自己効力感を感じながら密な連携をとり、
規律を重んじて働く…が日本企業の実態」

以下noteより(中川功一・佐々木将人・服部泰宏・宮尾学(2022)「組織調査2020の概要と基本的発見事実」法政大学イノベーション・マネジメント研究センター ワーキングペーパー No.245.)

なんとなくのイメージではなく、研究者のみなさんが調査された、今の日本企業の実態がこれです。(もとの調査については、執筆者の中川先生の解説されている上のnoteやYoutubeなど、わかりやすいのでぜひご覧ください!)

おそらくこの「生え抜き日本人中年男性」は、専業主婦のパートナーに家事育児を全て任せ、仕事だけに専念すればよかった方々が多いでしょう。
なんの不満も持たずここまでこられた方々が、自己効力感を感じながら、規律を重んじて働くのが日本企業の実態。簡単には変わらないのも納得です。

自分が変わると周囲が変わる

受け身のままだと、サンドイッチの間にひっそりと挟まれているきゅうりです。
でも、そのきゅうりが5mmでも動くと、レタスやトマトもほんの少しずれて、場合によってはきゅうりといっしょに動いちゃって、パンがズルっと外れるかもしれません!

だから
「受け身のままではなく、一歩でも自分のできることをするようになった。」
と、大手金融機関で働くまりーなさんは言います。

自分が変わると周囲がかわる。

変われない日本で、すごいヒーローが助けてくれるのを待つよりも、まりーなさんのように、1歩でも2歩でもふみだす人が増えると、びくともしなかったパンが動くかもしれません。

子育て世代が2、3歩ふみだすと社会は変わる

実は、0-5歳までの乳幼児の人口比率はたったの4%、8.9%といわれるLGBTQの方々の比率と大きく変わりません。(0-15歳以下の子ども全体でも11%です!) 当然ながら、子どものいる世帯割合も30年前から半減しています。

私の場合ですが、次の世代のために、と真剣に考えるようになったのは、子どもができてからのこと。

未来のためにやりたいことがあっても、サンドイッチの中のきゅうりのように仕事と育児で板挟みの子育て世代。
でも、仲間と一緒なら、1歩でも2歩でもふみだせるに違いない。そんな思いのみんなでつくったのが、完全オンラインでのチームラーニング・プログラム、「チェンジメーカー・チャレンジ」です。

前述のまりーなさんが受け身から一歩ふみだしがきっかけのこのプログラム、ただ今受付中です。チェンジを起こしたいみなん、ぜひチェックしてください🔽


今日のストーリーのもととなったまりーなさんとの対談です。毎週金曜ランチタイムに「子連れMBA」公式アカウントでFB&インスタライブやっています!


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