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未来予測

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「格差をつけられない時代」が来る。【あまり頑張らなくてもいいという考えについて】

「格差をつけられない時代」が来る。【あまり頑張らなくてもいいという考えについて】

今回は、20~30年先に訪れるであろう社会について、テクノロジーと経済の面から考えていきます(末尾に参考書籍を載せています。)。
以前は「努力の基準が低い人が多い」という記事でマッチョな考え方を書きました。今回は逆に「あまり頑張らなくてもいい」という考え方になります。この2つの考え方は、「短期的に成果を出したいなら頑張る必要があるけど、長期的には頑張らなくてもあまり差はつかない」という枠組みで捉え

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AI革命▶ベーシックインカム▶「遊び」が価値を生む社会【近未来シナリオ】

AI革命▶ベーシックインカム▶「遊び」が価値を生む社会【近未来シナリオ】

今回は10年後〜20年後の近未来の社会について、テクノロジーと仕事の面から大きな流れを考えていきたいと思います。

まず近い将来、現在(あるいはそれ以上)の生活水準がAIなどのテクノロジーによって維持されるようになります。
「人間は仕事を奪われる」とよく言われますが、私はむしろ「AIが仕事をやってくれる」と前向きに捉えています。単純労働や事務作業など人間が本来やらなくていいこと(やりたくないこと)

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「内面≒現実」の世界に近づいている

「内面≒現実」の世界に近づいている

知識・やり方は調べれば簡単に手に入る。情報が溢れている社会。
「行動格差」と言われるように、行動を起こす人と起こさない人との間で格差が広がっている。

今後もテクノロジーの発展によって、行動ハードルはどんどん下がっていく。

「やりたい」という思いが、ほんの少しの労力で実現するようになる。(AI、ロボット)
アイデアがすぐに形になる。(3Dプリンター)
望んだ世界を体験できる。(VR、AR)

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「境界のない世界」になっていく。 - 「あいつら」のいない世界

「境界のない世界」になっていく。 - 「あいつら」のいない世界

まず前提として、人と人との対立は他者との間に「境界」(=壁、分離、心理的距離)があることが原因で起こります。
言い換えると、思考の中で「自分たち」と「あいつら」というグループ分けがあることにより、利害衝突が起きます。
例1:「自分たち」が生き残るためなら「あいつら」は犠牲になってもいい
例2:「あいつら」のせいで「自分たち」は上手くいかない
例3:どうして「あいつら」のために分け与えないといけない

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