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#kusabueさん
コラボ140字小説 晩秋
柿噛んで大のおとこになりゆくか【晩秋】
柿の一本木。屋根によじ登り、ひとつもいでは恨めしく、無理を言っていたのは幾つの時か。
人生の坂を下り始めたこの歳になれば、叶う事叶わぬ事に相槌をうつ分別もつく。
決して翌年も甘くはならない渋柿の木よ。
干して甘くなるとは、なる程と我が身を振り返える。
今年も秋が深まってゆく。
早いものだ。
柿噛んで大のおとこになりゆくか
kusabueさんのこちら
長歌にさせていただきました。
船がゆきそれにおくれて河がゆき
へいわな世とはうららかなこと
草笛さんの短歌を長歌の反歌とし、詠ませていただきました。
こちらの短歌は、いちごつみ短歌の中で草笛さんが詠まれた一首です。
【長歌】
悠々と
黙して語らず流れ着く
水面に光る一筋に
親を見送り子も巣立ち
ここまで来たか
我が旅の
仰ぐ空には春の日差しよ
船がゆきそれにおくれて河がゆき
へいわな世とはうららかなこと
草笛さ
いちご摘み短歌『ひとりひとり』
今度は短歌のいちご摘みです。歌会が終わりましたので 笑 まとめさせていただきました。
前の句から一語だけをいただいて詠む自由律俳句を何度かやりましたが、今回はその短歌編です。
ルールは自由律よりも緩くしました。一度摘まれた語は、その後は摘む摘まないに関係無く、使用禁止。これだけです。
どの語を摘むかで、後で自分の首を絞めてしまう事もあり、それがいちご摘みの面白いところかも知れませんね|( ̄3
トリコロール桜を思い出して
桜、開花のニュースが聞こえてきました🌸
一昨年から昨年まで、一年をかけたトリコロールコラボより、「桜」をポストカード型に仕上げてみました。ネットプリントです🌸
俳句kusabueさん、140字小説悠凜さん、画像吉田 翠です。
ネットプリント番号
3Z752XTQ
俳句kusabueさん、140字小説吉田 翠、画像悠凜さんです。
ネットプリント番号
NNPMK3MC
140字小説ですが、
コラボ作品集《端午の節句》 2
『父』
楽な儲け話に失敗し、ふらりと家に帰った俺に
「酒はやらねぇぞ、ケツが青いうちはちまきでも食ってろ」
親父はそう言った。
季節は五月。見慣れた古い鎧兜が、その時もまだ飾られていた。
あれから15年。ちまきを頬張る息子を膝に乗せ、俺は仏壇の中の親父と静かに酒を酌み交わす。
心配かけたな、親父。
☆俳句
三作品へのオマージュとして
緋は沈まずー旅立ちー
日曜作曲において花介さんが発表された『緋は沈まず』
実はこの曲を聴いて、とにかく感動したのは昨年の11月のことです。
今わたしはkusabueさん、悠凜さんとご一緒させていただき、俳句と140字小説とイメージ画像からなるコラボ作品集(マガジン・トリコロールコラボ)に参加させていただいてます。
今回ご一緒させていただいた《桜》で悠凜さんから俳句と小説をいただいた時、わ~これ