現代語俳句 半歌仙
kusabueさんにご指導いただきながら、現代語俳句の連句、半歌仙を巻き上げました。
歌仙は36句、その半分なので18句です。オモテの六句とウラの十二句です。
連句にはとても細かい式目(ルール、心得)があります。
切れ字を使う場所、月を使う場所。大きく場面展開をする場所も決まっています。
前に一度出てきた語句(名詞、形容詞、動詞等)は使用できません。
また直接的に関連が深そうな語句も使えません。
例えば今回わたしはウラの二番目でカフェラテを使い詠みたかったのですが、前に純喫茶があるのでボツでした。
それでもひとつ前の句に寄せる事も大切で、恐らくそれは「余情」からの間接的な繋がりなのかな?と、思いました。
俳句は季語を用いて詠むものですが、連句になると、無季の指定が入る箇所が出てきます。
構成は、発句にどの季節を詠んだかで、その後が決まります。また恋の句を入れた方が良いとされ、その場所や、句数もだいたい決まっています。
人が出ている句を、人情の句といいますが、人情には、自分を詠んだもの、自分以外(他人)を詠んだもの、自分と他人(自他)をともに詠んだものとがあります。
人の出ていない句、人情なしの句を、場の句といいます。この場の句は、三句以上連続してはいけないとあります。
これで最後苦しみました(^.^)
花の座ではトンチンカンな事を言って自ら撃沈しました。
まだまだいろいろありますがとても書ききれません。
表六句は何度か経験していますが、最初はゆるゆるだったようで、回を重ねる度提示される心得が増えてきました(そして前に言われた事を忘れてしまうのが、わたしです🙃)
隠密同心心得の条より多いですぞ。
主にコメント欄を使って巻き上げましたが、二人でコメント総数200超えでした。
今回は完全に式目に忠実な訳では無い部分もあるとの事です。それを明記しておきたいと思います。
(わたしはそれがどこなのかすら、よくわかってない😅)
構成ですが、リンク先を参考に以下のように進めました。また、使用した季語と人情の句か、場の句かを一緒に記載しておきます。
参考
http://usaki-f.com/archive/kasen-fig.html
構成
※五七五を長句、七七を短句、無季を雑と記します。
オモテ
発句 長句(五七五)冬 季語 凍土(いてつち) 人情
脇 短句(七七)冬 季語 雪 人情
三 長句 雑(無季)人情
四 短句 雑 場
月 長句 秋 季語 望の月 場
六 短句 秋 季語 秋 人情
ウラ
一 長句 秋 季語 身にしみる 人情
二 短句 雑 場
三 長句 雑 恋の句 人情
四 短句 雑 恋の句 人情
五 長句 雑 恋の句 人情
六 短句 雑 場
月 長句 夏 季語 月涼し 人情
八 短句 夏 季語 金魚 人情
九 長句 雑 場
十 短句 雑 場
花 長句 春 季語 花の宴 人情
十二 短句 春 季語 春風 人情
半歌仙 ゆく人
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