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女性のゆらぎ①~PMS(生理前症候群)・黄体期(高温期・絶不調期)の話

全4回シリーズを予定している、女性のゆらぎの話
第1回は①PMS(生理前症候群)・黄体期(高温期・絶不調期)の話

もともとこのような女性の心身の不調をケアしていくことがコンセプトの中心だった私のヨガであるが、書きたいことを無計画に書いていたら、このnoteは色んな場所へと寄り道していた。旅は目的ではなく道のりが楽しいのでそれはそれで良いが、たまには原点に立ち返ろうと思う。

女性のホルモンバランスは、心身の状態と密接に関連しており、
一般的に大きく分けて4つの時期で成り立っている。

①PMS(生理前症候群)・黄体期(高温期・絶不調期)
②生理期(月経期・ナーバス期)+更年期ケア

③卵胞期・絶好調期(月経後、排卵前)

④排卵期・下り坂期の話


第1回は①PMS(生理前症候群)・黄体期(高温期・絶不調期)の話

女性のゆらぎに起因する不調は、各段階それぞれにおいて、
私自身にとっても大変大きな課題がある。

昨年から今年初旬にかけて、陽と陰のヨガ両方、
それぞれ別のスタジオの
ヨガ指導者養成講座で
女性の心身のケアに特化した資格を
取得した。

アプローチや表現は違えども、本質は同じこと。

私なりに両者の考え方をミックスさせ、
それぞれの資格取得後も自身の心身をケア、
観察することにより、対処法や変化に寄り添い、
女性のゆらぎについての勉強を続けてきた。

同じような状況で悩む女性たちが少しでも楽に生きていければ
という思いで、少し私なりにまとめていきたい。


人生が困難ばかりに思えて、楽しみも感じず、
なんのために生まれてきたのかさえ分からない。
この先も生きていく自信がないし、未来には不安しかない。
なんの意欲もなく頑張れないし、どんどん人生が悪化していく。
そしてそんな状況はすべて自分のせい。

などと考えてしまうことはないだろうか。
冒頭から中二病全開なポエム調の文でお恥ずかしいが、私にはある。

渦中にいる時はその辛い気持ちが永遠に続くように感じられ、
苦しみのトンネルから出るための光も見えないから、
絶望のなかで立ち止まり、うずくまることしかできないこともある。

このような時期が私には毎月来る。PMS(生理前症候群)である。

何十回、何百回と繰り返していても、
この感情のゆらぎの最深部にいる時には
それがホルモンバランスのせいだということを忘れ、
自分がおかしいのかと悩んでしまう。

この時期を脱すると「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
の言葉通り、ケロっと何事もなかったように元に戻る
ということを何年もずっと繰り返しているような気がする。


①PMS(生理前症候群)・黄体期(高温期・絶不調期)の心身とヨガ

排卵後の卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌
により、基礎体温が上昇、子宮内膜、乳腺を整える時期。

この黄体ホルモンの作用により生理前の心身に変化が生じる。

ストレス等(内臓が冷え、骨盤周りが硬くなり、卵巣の不調へ)で脳が疲れること(ホルモン分泌を管理するのは視床下部、司令するのは下垂体)によるプロゲステロンの分泌や増減の乱れが「女性ホルモンの乱れ」という状態であり、それが自律神経の乱れにも繋がることで、様々な不調を発生させる。→45歳以降の更年期症状にも影響(次回②で詳しく)

中医学では「肝」を整えること(うるおい、栄養、睡眠)で「気の巡り」が促され、情緒も整ってくると考える。また「陽」が不足することで冷え、尿トラブル、エネルギー不足、腰痛が起きるため「補陽」が大切。

アーユルヴェーダでは、PMSの不安感やストレスはヴァータ性の症状であり、シャタバリ、アシュワガンダ、サフラン等を摂り神経を沈静化させながらエストロゲンを整えること、イライラやほてりはピッタ性の症状であり、シャタバリ、ミント等を摂って落ち着かせることが推奨されている。

身体:頭痛、動悸、ほてり、多汗、便秘、お腹の張り、腰痛、肩凝り、肌荒れ、むくみ、太りやすさ、胸の張り、疲労など

精神:イライラ、不安、鬱、不安、感情的になる、不眠、倦怠感など

ヨガ:身体に負担をかけたり、無理をしないもの(ハード系は避ける)
呼吸法や瞑想でリラックスし、気持ちを切り替える→やる気、前向き
関節周りを無理なく動かし、むくみを取る動きを入れる


私の場合、毎月上記の不調の幾つかが複合的にガチャのように出現する。
忙しかったり、無理をしてしまった時期の後は特に症状が重くなる。

毎月ほぼ必ず出るのが生理前日の倦怠感である。
体重が3倍になったかのような重さと、
充電器が壊れてしまったような疲れを感じる。
人と会話することが困難であり、激しい眠気に襲われる。
また、思考力と思考のスピードが低下する。

コロナに罹った時、熱が38度以上出たが、その時、
毎月の生理前日の方が体調がキツいと気づいた。

高熱が出れば世の中のためにも休まないといけないが、
PMS症状での倦怠感では簡単に休めない。
38度以上の高熱より辛い体調で、
毎月普通に仕事を続けていることにゾッとした。

それに気づいてからは、忙しくしない、無理をしない
を日々心掛け、セルフケアに時間を取ること、
また、生理予定日(2~3日ズレることがある)の前後
数日は仕事の予定を軽めにし、重大な決断はしないように
(メンタルが不安定であるため極端になりがちで判断力に欠ける)、
対処している。

それでも症状はゼロにはならないので、
(講座の先生たちも同じことをおっしゃっていた)
そのような自分自身を受け入れて優しくすることが大切。


②生理期(月経期・ナーバス期)+更年期ケアへ続く



女性のゆらぎに合わせたパーソナルヨガ、承ります。
お気軽にご相談ください。

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