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本要約・書評

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2021年に読んだ本ベスト5

2021年に読んだ本ベスト5

そろそろ2021年も終わりなので、週に1冊以上本を読むことを習慣にしている私が今年読んで良かったと感じた本ベスト5を紹介します。

5位 ネットビジネス進化論リクルート、Google、経済産業省などでキャリアを積んできた尾原和啓さんの著書。

ITビジネスの全体構造や歴史がわかりやすくまとまった良書です。
文章も難しくないため、本を読むのが得意ではない方でも理解しやすく、どんどん読み進めることがで

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コーヒーの歴史vol3【日本:18~21世紀】

コーヒーの歴史vol3【日本:18~21世紀】

▼前回からの続き

コーヒー文化の始まり日本にコーヒーが伝わったのは18世紀頃とされ、出島のオランダ商人から伝わったとされています。
これが日本におけるコーヒー文化の始まりです。

「カフェ」と「カフェー」日本には「カフェ」と「カフェー」が存在していました。

「カフェ」は皆さんの知っているもの。コーヒーをはじめた飲食を提供する飲食店のこと。
「カフェー」は20C初期に登場した水商売っぽい店のこと

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コーヒーの歴史vol2【ヨーロッパ・アメリカ】

コーヒーの歴史vol2【ヨーロッパ・アメリカ】

前回からの続きです。
▼前回▼

ヨーロッパのコーヒー事情ヨーロッパのコーヒー文化に影響を与えた人物の1人はナポレオンです

ナポレオンが1806年、ヨーロッパの植民地に対して出した大陸封鎖令により砂糖やコーヒーが不足しました。
その影響で、植民地の人々は入手可能な食材から砂糖やコーヒーを作る科学研究をすすめたことで、大麦などから作った代替コーヒーが広まりました。

しかし、この代替コーヒーには覚

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コーヒーの歴史について語るvol.1

コーヒーの歴史について語るvol.1

今や、世界におけるコーヒーの1日あたりの消費量は約25億杯で水・お茶に次ぐ世界3位となっています。
特に北欧諸国の消費量が多いですが、日本では日本人全員が毎日平均1杯飲んでる計算になります。

世界的にこれほど好まれており、我々が日々飲んでいるカップ一杯のコーヒーには、「物語」の数々が溶け込んでいます。その「物語」の一部をお伝えしたいと思います。

※余談ですが「珈琲」という漢字は江戸時代の蘭学者

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「コトラーのH2Hマーケティング」書評

「コトラーのH2Hマーケティング」書評

今回は『コトラーのH2Hマーケティング 「人間中心マーケティング」の理論と実践』について紹介します。

本書の大まかな内容は以下の通りになります。

※Amazonより引用

(本文より)
H2Hマーケティングは、人間と、人間が抱える問題(H2Hの課題)の解決を中心に据え、現在欠けている信用、誠実さ、高潔さ、共感、脆弱性、建設的な対話、サステナビリティ等の問題に取り組んでいく。
マーケティングの人

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【ファクトフルネス】何問正解できる?世界を正しく見るためのクイズ<Part1>

【ファクトフルネス】何問正解できる?世界を正しく見るためのクイズ<Part1>

今回紹介する本はこちらの本です。

この本のあらすじは以下のようになっています

ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。

世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。
世界で100万部の大ベストセラー! 40カ国で発行予定の

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ファクトフルネス解説【本要約】<part2>

ファクトフルネス解説【本要約】<part2>

▼前回の続き

まだPart1をご覧になっていない方はこちらからどうぞ

Q5:15歳未満の子供は現在20億人います。
国連の予測によると、2100年には子供の数は約何人になっているでしょうかA:40億人
B:30億人
C:20億人

【解答・解説】

答え:C (正当率15%)

◯世界の人口は増え続けるという誤解

人類は1800年頃から現代にかけ、急激に人口が増えた。
そして私達はこの人口増

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