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亀田武嗣の日本全国うまいもの塾

年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流しながら得た情報。ネットでは探せないおい… もっと読む
地域で頑張っている人たちと一緒に学びたい。 全国の生産者を知る、食いしん坊の亀田武嗣のおいしい情報… もっと詳しく
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#YAMI大学深呼吸学部

旬の北海シマエビ

旬の北海シマエビ

草野球の夏期合宿を北海道で開催したことがある。その際に差し入れとして北海シマエビをボイルしたものが、発泡ケースで届いた。これが初めて北海シマエビを食べた記憶。
野球のメンバーで貪るようにボイルした北海シマエビの皮を向きひたすら食べた。北海シマエビの旬を考えると、おそらく7月だったのだろう。地元の人に北海シマエビのアレコレを聞いたが、失念してしまった。しかし7月の風物詩 北海シマエビ は美味しかった

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甘いお土産の話

日本全国甘味の名物はいたるところにある。
個人的には、お土産として買うのはだいたい和菓子が多い。

仙台では白松がモナカの「ミニヨーカン」特に胡麻のが大好き。

長崎では田中旭栄堂の栗饅頭。

最近のお気に入りは福井県勝山市 はや川 の 羽二重くるみ。日持ちしないお土産だが、美味しいと思う。お勧めです。

青森では小山せんべいの「手焼きピスタチオせんべい」これはお土産として買ってくると大人

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大分県日田市 ~教えてもらった思い出の味~

大分県日田市 ~教えてもらった思い出の味~

最近近所の海鮮丼屋さんで「りゅうきゅう」を売っているのを知った。
福岡の大好物 ゴマサバと似ている刺し身を漬けにしたものが大分では「りゅうきゅう」と呼ばれていた。

「豊富な魚介類に恵まれる大分県では、アジやタイ、太刀魚、イワシ、サバなど四季折々のさまざまな魚介が水揚げされる。
「りゅうきゅう」は、地元でとれた新鮮な魚を、醤油、酒、みりん、ごま、しょうがでつくるタレと和えていただく、大分県の代表的

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三国で越前蟹を堪能するシアワセな旅

三国で越前蟹を堪能するシアワセな旅

3月18日、10名の仲間が福井県坂井市三国町、三國湊座に集合。夕刻から越前蟹をひたすら食べる会を開催しました。

YAMI大学深呼吸学部で旅行に行きたいというのは以前から話が出ていたのですが、なんせコロナ禍・・・。なかなか実現しませんでした。それが2023年になってやっとコロナも終りが見えてきて、旅行支援も3月までとなり、では旅行企画をやりましょうとなったわけです。
普通の旅行では面白くない。そ

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祝舩木さん 農林水産大臣賞受賞

祝舩木さん 農林水産大臣賞受賞

2023年3月15日、東京は神保町の学士会館にて、一般社団法人食品産業センターが主催する「優良ふるさと食品中央コンクール」授賞式が有りました。福井県坂井市三国町の舩木水産、ご夫婦が参列。ついでに自分もお付きで参列。全国の都道府県で選別された商品が審査され、優秀な商品や企業が表彰されました。


舩木さんが本当に試行錯誤して作り上げた甘海老を乾燥させた商品。そう乾燥させただけの商品なのです。しかし

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優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産大臣賞 福井の乾燥甘えび

優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産大臣賞 福井の乾燥甘えび

知り合いに頼まれ福井県坂井市三国町に行くようになったのは何年前からだったか。もしかしたら10年近く前からだった気がする。三国町の人たちと次第に知り合うようになり、舩木水産の舩木さんともいつの間にか知り合いになった。
越前蟹漁を主とし、蟹漁期以外は甘海老を中心とした漁をしおている。自ら漁船を操業し、とれた魚を販売していたが、加工にも進出するとのことで、冷凍甘海老の試作品を作っていた。
そんな舩木さん

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美味しい話 旬のれこれ

旬のマジック

年末に東京アメ横に行ってきた。
コロナで数年足が遠のいていた人たちが、今年は一気に戻ってきた様子。
御徒町から上野までアメ横は人の群れでなかなか歩けない。にぎやかな年の瀬の風景はなんだか懐かしかった。

アメ横、年末といえば蟹。年末年始の食卓に蟹はつきものなのだ。蟹と言えば冬の食べ物のイメージ、特に年末年始。山陰から北陸のずわい蟹の漁期は11月から翌年の3月いっぱい。正しく冬の風物

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美味しい話  果物  加工と生食

以前大規模トマト農家を経営しているトマトの神様と話をしたことがある。毎朝圃場の土を食べて足りない肥料を確認する。糖度と酸味のバランスを調整して、仕入れ希望価格に合わせた「甘さ」のトマトを育成する。糖度を上げると面積単位の収穫量が少なくなるので価格が上昇する。しかし相手の希望仕入れ価格はそこまで高くない。糖度をそこまで上げなくても、酸味を調整することで「甘さ」を引き立てることができる。

そんなトマ

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美味しい話 少しだけ気になる 02 Doyenné du Comice

天皇の料理番 秋山徳蔵シェフが1962年頃出版した 「味と舌」で有名になったのが幻の洋梨と言われるDoyenné du Comice ドワイエンヌ・デュ・コミス(カタカナ表記はいくつかあります)。通称コミス 

「コミスの、あの品のある味」

「一片を口に入れる。とたんに、何ともいえない芳香と、トロリとした舌ざわりと、上品な甘さが、口いっぱいに拡がる。かす一つ残さず、アイスクリームのように溶けてし

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 32  ライオンズのピザ

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 32  ライオンズのピザ

コロナ禍で無観客試合という時期があったプロ野球。そして客数制限を経て今シーズンは観客数制限無しの試合が開催されるまでになった。
昨日(2022年10月2日)は、シビレタ。10.02パ・リーグ決戦。ホークス対マリーンズとバファローズ対イーグルス戦を忙しなくチェックし、タモンズの「オリの晩酌」生配信をチェック。最後の最後まで目が離せない2試合だった。

ファイターズファンにとっては、その裏で試合が進ん

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 31  三国甘海老

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 31  三国甘海老

「甘エビは1959年頃、初めて三国港で水揚げされたといわれており、カニ漁を行っていた漁師の網に偶然甘エビが入ってきたのを見た漁師が、海底の深くに生息しているのではないかと調査を開始。海底500mほどのところに生息していることを突き止めた。」 https://shun-gate.com/roots/roots_98/

昔から甘海老は食べられていた訳では無い。三国の甘海老漁と同年代の自分が子供の頃

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