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渋谷のハロウィンが暴徒化する理由【心理学】

こんにちは。ナポーンです。

今日は心理学者の話をしていきます。

みなさんはハロウィンと言われるとなにを連想しますか?

お菓子をあげないといたずらを仕掛けてくる子どもたち?

お母さんが毎年作ってくれる手作りパンプキンパイ?

仮装して友達とパーティー?

こんな感じのほほえましいイメージならいいんですが、なかには困ったことも。

渋谷の繁華街で、群衆の一部が路上の軽トラックを横転させるなどの暴徒化する現象。
ニュースで見たことがあると思います。

そんなこと、日常的に絶対しないですよね。

どうしてこのような現象が起きるのでしょうか?

たしかにそれは原因の一つです。

でも、普通にお酒飲んでるだけじゃ車を横転させるなんてことしませんよね?

実は、普段ひとりのときは絶対にやらないようなことでも、群集の中では周りに影響されて簡単にやってしまう心理現象。

すなわち「群集心理」が原因なんです。

群集心理の特徴は主に3つ。

「一体感」「無責任感」「無名性」が挙げられます。

「一体感」

渋谷に集まった人たちは、「ハロウィン」という共通の目的を持っています。

この共通点が一体感をもたらすのです。

そして高まった一体感は気分を高揚させ客観的な判断や冷静な抑止力を低下させます。

もう歯止めが効かない状態。
これが「一体感」。

「無責任感」

そして「無責任感」。

群集の特徴として、ひとりひとりがしばられないことが挙げられます。

これが、

という、かたよった考えを招きます。

「無名性」

さらにさらに、周囲の人に、自分はいったい何者なのかを知られていない「無名性」があります。


もしも群集の中に会社の上司や同じ職場の先輩がいたら、ハメを外して車を横転させたり腹踊りする人はまずいないでしょう。

ほかには、SNSで友人とは繋がっていない裏アカウントで普段言わないことを言っている人。

そういう人も自分が何者なのかを公表していない傾向にありますね。

この「無名性」が罪悪感を薄れさせ、モラルに反した行動をとりやすくしてしまいます。

結論 
渋谷のハロウィンが暴徒化する原因は
「一体感」「無責任感」「無名性」
の3つからなる「群集心理」

しかし、なにも「一体感」や「無名性」そのものがいけないというわけではありません。

「一体感」はスポーツ観戦やライブなどで楽しむために必要不可欠な要素です。

また、インターネットでは「無名性」があるからこそ有意義な議論ができるといえるでしょう。

大切なのは、そこにいるあなたがどう考え、どう動くか、ですね!


では今日はこのくらいに。

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ではまた明日の記事でお会いしましょう!

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