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楽天1Gまで月額0円が終了。なぜなのかを軽く考えてみる

まぁその内楽天はこうなるんじゃないかなぁと思っていましたが、本当になっちゃいましたね。

こんにちは なんだかんだauスマホを10年以上使い続け変化なしのメルカです。
変化なしとは言っても実は2021年3月povoスタートでプラン変更はしていますがw

2021年4月、楽天はドコモのahamo、auのpovo、ソフトバンクのLINEMOという大手の格安プランに対抗すべく「1ギガまでなら0円」を打ち出しました。

それまで大手3社より大分 後発である楽天は大手ながらも格安プランを実施することでシェアを伸ばしてきました。
1年間に限り通信料無料と赤字上等で参入者を増やしていました。
格安スマホはそれ以前も出てきていましたが、結局ドコモauソフトバンクの電波塔を借りて弱い回線を使うという実質的に使いづらいという状態で強い電波を取るか弱い電波で安く済ませるかという住み分けができていました。

そして楽天は自局の電波塔を大量に立ててこれからどんどんトップ3を食っていこうとしていた矢先に大手3社が格安プランを発表。
実際に2021年からどんどんスタートして楽天は追い込まれます。

赤字を回収できぬまま優位性を失ってしまいました。
それでも何とか安いプランの差別化で食い込み自局の電波塔も大量投資して建ててきましたが、とうとう限界がきたという形ですね。

楽天グループ三木谷浩史会長兼社長は「0円でずっと使われても困っちゃうというのがぶっちゃけた話」と本音を漏らしていた。

Yahooニュース記事より

岸田首相の前の菅首相時代の成果の1つである大手の携帯会社の料金が外国と比較しても異常に高いから安くしたいというマニフェストを有言実行した結果、こういうところにしわ寄せがいきました。

1年間無料が終わったユーザーが定着せず元の大手に戻っていっていることも要因の一つではあります。

赤字回収の為に楽天経済圏と呼ばれる「ネットショップ利用、光熱費、携帯とか全部楽天なら楽天ポイントがどんどん貯まるので総合的に安くなる」という基盤が赤字すぎて崩れてきたことも関係しているでしょう。

2021年春以降どんどん顕著になり、光熱費で得られる楽天ポイントが極端に減るなどデメリットがあちこち目立ち、頻繁に仕様が変更され追っていくだけでも億劫で面倒なのに悪い方向の変更が目立つという悪循環に陥ってしまいました。

そして「楽天でなくてもいいや。むしろ損かも。」という風潮が浸透していき、とうとう目玉であるスマホ産業の瓦解が見えてきてしまいましたね。

こうなると建ててきた電波塔の利権を売らざるを得ない状況になりM&Aで別の会社が安く手に入れて参入…という可能性すらあるかもしれません。

自分的には競争は良いことだと思いますし、3社独占が完璧に戻ってしまうとまた料金加算の抜け道を見つけられじわじわスマホ料金が上がってしまう可能性もあるので4番5番の競合はいてほしいし頑張ってほしいという気持ちはあります。

楽天グループがこれからどうしていくのか注目ですね!

今回はこんなところでノシ

メルカ

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