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『才能と好みは別だから あなたの人生よ あなたの夢を叶えて』

【ローズメイカー 奇跡のバラ】


■フランス/2020年
■監督:ピエール・ピノー
■脚本:フィリップ・ル・ゲイ  
■出演:カトリーヌ・フロほか


久々のフランス映画でした\(^o^)/
フランス映画は苦手なことが多いのですが、こちらは面白かったです。ハリウッド映画のように大きな浮き沈みがないのがヨーロッパ系の映画の特徴な気がします。こちらの作品もわりとゆったりした感じでしたが、薔薇園のお話なので、終始画面が華やかで綺麗でしたね。

亡き父の残した薔薇園を経営するエヴ。かつては新種の薔薇の開発で数々の賞を受賞してきた彼女でしたが、大手企業に賞レースでも負けてしまい、顧客を奪われてしまいます。倒産寸前に追い込まれたエヴの薔薇園に3人の新人がやってきます。

職業訓練所から派遣されてきた素人の3人はエヴの足を引っ張ります。そうやって悪戦苦闘しているなか、エヴは新種の薔薇の交配を思いつくのです。エヴは1年後に行われるコンクールへの出品を目指し、交配に着手します。


新人3人の中にフレッドという青年がいます。不良で、何度も警察にお世話になっている粗野な感じなのですが、両親との関係がよくありません。最初は薔薇の世話なんて、と馬鹿にしていましたが、少しずつみんなと打ち解けてゆき更生していきます。そして、彼にはとある才能があり、エヴはそれを見抜ぬいてフレッドの背中を押します。

コンクールに向けて一致団結した頃、エヴ達にとある危機が訪れてしますのです。。。


この作品のストーリーは、エヴがバラ園の再起を図るために奮闘する部分とフレッドが更生していく部分の2本柱になっている感じです。タイトルのセリフはフレッドがバラ園を旅立つときにエヴがフレッドに掛けた言葉です。
一人一人が各々に問題を抱えています。全員が世間的に観れば器用な生き方とは程遠いのですが、そこが共感できる感じがしていいですね(^^)/

園芸関係に疎い私ですが、お花って花屋に並ぶまで、ホントに長い旅をするのですね。。。そしてGoogle先生に聞いたところ、世界には色々な園芸関係のコンクールがあり、薔薇だけでも結構な数があるようで。。。
映画も同じですよね(^^)/


ローズメイカー 奇跡のバラのようにお花のお話ならこちらも↓↓↓


<一言メモ>


この作品を観なければ、薔薇のコンクールについてググることなんてなかったと思います。映画をみて、それに関連することをちょっとでもいいので調べると、見聞が広まる感じがします。これも映画の楽しみ方の1つですよね(^^♪

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