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住む世界が違う人たちがいる。

住む世界が違う人たちがいる。

自分の地元は、県の中では比較的栄えている、都会的な方だと思う。
都内にアクセスがいいこともあって諸々施設がそれなりに充実している。都会、とまではいかないけれど、そこそこ賑やかな駅周りと閑静な住宅街が大部分を占める景色の中で物心ついた頃から過ごしてきた。

両親はサラリーマンと専業主婦。特に不自由なく、与えられた世界の中でそれなりに努力して最近まで生きてきた。すごくざっくり分類したら、自分はおそらく

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ひみつ的な面白さ

ひみつ的な面白さ

同窓会だったり、友人の結婚式の2次会、3次会だったり

けっこう大人数で飲み会をしたとき、
全員が全員同じ話題を共有するのは珍しくて、だいたいいくつかのグループになって話すようになる。

いわゆる主流のグループになって盛り上がる人
角の方で落ち着いて楽しむ人
どっちつかずでその境界をさまよう人

そんな感じで飲んでいるとき、友達のSくんは、
隣の人や、3人くらいで異常に楽しんでいるよう

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A Rolling Stone

A Rolling Stone

『ことばと文化』(鈴木孝夫、岩波新書)を読んでる。言葉に興味を持った人のための入門書らしい。

本の中で、ある英語の諺が引用されている。

“A rolling stone gathers no moss.”
日本語訳で「転石苔を生ぜず」。

この諺はイギリスとアメリカでは異なる解釈がされていて、
鈴木先生は、「外国のことばや表現を、無意識のうちに自分の文化のコンテクストにおいて解

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ゆるやかに構成されている世界

ゆるやかに構成されている世界

映画『空気人形』(是枝裕和監督)を観ていたら、吉野弘さんの『生命は』という詩が出てきた。

人の心を持ってしまった人形の女の子が家の近くを散策していると
近所のお爺さんがこの詩を教えてくれる。

ゆるくきれいなBGMとともに女の子が詩を朗読し始めて
周りの人たちの日々の情景が映し出されていく。

このシーンがとても好きで、何回か見返しながらこの詩について考えていた。


生命は

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公園の地面に線描いてやるサッカーがいちばん面白い

公園の地面に線描いてやるサッカーがいちばん面白い

サッカー経験者ならほぼ全員やったことがある

「ワンバンノーバン」(ワンノー)

複数人で円状になってやる遊びで、
相手に浮き玉でパスを出し、パスを受けた相手はボールが地面に2回バウンドするまでにコントロールし(ワンバウンド、もしくはノーバウンドで)、また誰かにパスを出す。コントロールやパスをミスしたら「1ミス」となり、3ミスくらい溜まると罰ゲームを受けたりする。
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今日、久しぶりに地元の友達

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