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#日記

20221001

撮った写真を整理していたら、フレームの中にカラーコーンがよく写っていることが判明した。自然風景の中に溶け込む、誰が何のために置いたかよくわからないカラーコーン。もしかしたらもう役目は果たし終わっていてただそこにあるだけかもしれない。カラーコーンは好きだけど、特別撮りたくて撮ったわけではなくて、撮ったところに偶然あるという感覚の方が強い。ランドマークとしてそれが置かれているのか、そもそもそこに置かれ

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非ネイティブでありながら日本語を話せる人の言葉って心に訴えかけてくるものがある。

ネイティブは既成のフレーズを使って話すことが多くなる一方、非ネイティブはそれにあまり頼らずに頭の中のイメージや伝えたい感情をそのままにどうにかして言葉に込めようとしているのが伝わってくる。

小3の頃、運動会が終わった後に作文を書いた。原稿用紙3枚をどうにか埋めようとどこかの段落の終わりに適当に「外はとても暑かった。」と何気ない文章を加えた。それが先生に褒められたのを思い出した。

本質から離れたところに人は惹かれるのかもしれない。

氷菓18話『連峰は晴れているか』

個人的に一番好きな話。
高校生がちょっとした疑問を解消するための手段として図書館のアーカイブを利用するのが「ちょうどいい」と感じた。

推理だけじゃなくて、人の気持ちに対しても深く想像を巡らすことができる奉太郎の一面が現れている。

女子のフットサルの試合をネットで観ていた。

男子よりも女子のほうがゲームのコンセプトやそれに伴う規範に対して身体の使い方、動き方が自然に感じる。

力でどうにかできてしまう人とそうでない人との違い。

細かすぎて伝わらないモノマネや秋山のクリエイターズファイルとか、有名人のモノマネからどこかにいるであろう人のモノマネへと移行していったのは、みんなが抽象的なものから具体へ降りることを望んだ結果なんじゃないかと思う。

具体的なものはそれ自体が存在しているだけで面白い。

千葉雅也さんのツイートは具体と抽象を行き来してるから好き。

FF12に惹かれるのは、そこにイヴァリースという世界が存在しているのを強く実感するからだと思う。

色んな種族、身分の人が街に根を下ろして生活している。ミストの影響で様々な地形が形成されている。歴史の文脈の上に人々が立っている。主人公たちの物語とは無関係に世界が在る。

『パルプ・フィクション』

重要なキャラが次の話であっさり死ぬ。さっきまでは主役でも別の軸ではただの脇キャラ。

一度ストーリーが完結したあとで、そういえば的なノリで話が前に巻き戻る。途中の話を、補足情報として観てる側は知る。

2人にとっては文字通り朝飯前の出来ごとだったのか。

自分が変身した後で、依然として過去の自分を投影してくる相手に対して白けた目線を向けてしまう。面倒くさくなる。

上層と最下層は意外と繋がっていて、よりカオスなのは中間よりやや下の方。

世界を広げ過ぎず、ある程度地に足をつけて生活する。ある程度。

本質的なことばっか気づいていると生きることからかけ離れていく。

『パーマネント・バケーション』

冒頭の、人通りと路地裏を交互に移すシーン。どちらにも同じ時間が流れているようですごくよかった。

出会った人から何か箴言をもらうわけでもなく、ただ他者を他者として認めてるような。

不穏な音楽、物語が収斂していかない感じはヴェンダース作品っぽい。