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『幸福の詞』

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〖作詞〗『 霞草 』

〖作詞〗『 霞草 』

『霞草』
作詞 : S0U

人気なあの子は 黄色のヒマワリ
美麗な彼女は 赤いバラ
自分を好きな 桃のユリ

一輪 その場に居るだけで
景色を変える 華々は
綺麗だけど どこか苦手で

小さく 素朴なカスミソウ
清なる無邪気な その花は
少し後ろに 下がってる
そんな健気な 後ろ姿
僕は何だか 愛おしい

心美し 彼女はサクラ
友達思いな あの子はミモザ
礼儀を忘れ

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〖作詞〗『 1 LDK 』

〖作詞〗『 1 LDK 』

『 1 LDK 』
作詞 : S0U

1番近くに いるはずなのに
電磁波越ししか 見せてくれない
にやにやと 覗き見してる
君の部屋

君にとっては 広いかい?
少しは狭く なってきた?
最初は少し 居心地悪い?
そうだろうから
繋がる大家も 気分が悪く
なったみたい

世界を見通す 両の目も
世界を変える 両の手も
これから逃さず 零さぬよう
今その光を 蓄えて
そん

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〖作詞〗『卒業文集』

〖作詞〗『卒業文集』

『卒業文集』
作詞 : S0U

葉桜並ぶ 入学式
クラスの列で 会った時
僕は君に 恋をした

話す話題も そうそうなくて
得意な科目を 教えるくらい
好きな曲を 聞き耳立てて
カラオケ1人で 練習してた
今じゃ 到底考えられない
青い僕が そこにいた

久しぶりに 実家へ帰り
押し入れ掃除で 出てきた文集
懐かしさで 少し笑って
掃除を止めて ページをめくる

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〖作詞〗『マシュマロ』

〖作詞〗『マシュマロ』

『マシュマロ』
作詞 : S0U

ある夏の公園で 楽しく遊ぶ
絵に書いたような 親と子供
僕はベンチに 座りながら
近くで 本を読んでいた

疲れたのか おやつを欲しがる 女の子
マシュマロを見た 瞬間の
宝石みたいな 綺麗な瞳

瞳が濁り 光を失う瞬間は
長く生きれば きっとある
じゃあ光は 月日が過ぎれば 無くなるだけで
先の生では 得られないのか
昼下がり

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〖作詞〗『2~6文字の物語』

〖作詞〗『2~6文字の物語』

『2~6文字の物語』
作詞 : S0U

この世の 2文字 言葉の中で
これほど思いの 詰まった言葉は
あるのかな

これまでも これからも
関係全て 壊せる 2文字
どんな兵器より 凶悪だ

上がる胸が 見えない手に 押し返され
準備を終えた 2文字が
肺の中まで 戻される
「おはよう♪」くらいの
軽いノリで 自然に
2文字 言えたらな

この世の 6文字 言葉の

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〖作詞〗『1LDK』

〖作詞〗『1LDK』

『1LDK』
作詞 : S0U

1番近くに いるはずなのに
電磁波越ししか 見せてくれない
コソコソと 覗き見してる
君の 1LDK

君にとっては 広いかい?
どんどん 狭くなってきた?
最初は少し 居心地悪いの?
繋がる大家も 最初は少し
気持ちが悪く なったみたい

世界を見通す 両の目も
世界を変える 両の手も
これから 逃さず 零さぬよう
今その光を 蓄えて

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〖作詞〗『舞い散る桜』

〖作詞〗『舞い散る桜』

『舞い散る桜』
作詞 : S0U

道舞う 桜の花びらが
渦巻きながら 昇ってく
道行く人は 口々に「綺麗」と笑い
立ち止まる

春を感じる 薄紅と
青白 空のコントラスト
美しいと 思える心が 美しい

舞う花びらは 始まりの象徴
散る花びらは 終わりの象徴
生けと死 生ける 全てのものは
それだけで ただ美しい

散りゆく 桜の花びらが
川の水面に

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〖作詞〗『→Vektor←』

〖作詞〗『→Vektor←』

『→Vektor←』
作詞 : S0U

共通の友人 焚き付けられて
0.6くらいの 愛情で
始まり告げた そんな春
帰り道が デートコース
君は少し 遅く歩いてた

「テレビ見てる?」「見てるよ。」
携帯してる 日常会話
学校以外の 繋がりが
同級生以上の 関係を 感じさせた

授業で習った ベクトルが
自分に向いて 刺さってくる
初めて感じた 愛情1に
少し怯んで 戸

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〖作詞〗『霞草』

〖作詞〗『霞草』

『霞草』
作詞 : S0U

人気者な あの子は ヒマワリ
美しい 彼女は 赤いバラ
自分を好きな 桃のユリ

一輪 その場に居るだけで
景色を変える 華々は
綺麗だけど どこか苦手で

小さく 素朴な カスミソウ
清なる 無邪気な その花は
少し後ろに 下がってる
そんな健気な 後ろ姿が
僕は 何だか 愛おしい

心美し 彼女は サクラ
友達思いな あの

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〖作詞〗『雨に向かえば』

〖作詞〗『雨に向かえば』

『雨に向かえば』
作詞 : S0U

天気予報を 裏切って
強まっていく 雨の粒
昆虫みたい 反射的に
避ける場所を 探してた

見つけた場所に 立ちぼうけ
微かな希望を 祈りながら
長々続く灰色の ただ一点を 眺めてた

日頃の行い 振り返り
「運が悪い。」と 悪態ついて
行き場のない 感情 環状 終わりがないや
いつまで 雨は振り続く

何を思ったか 知らないが

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〖作詞〗『Ray』

〖作詞〗『Ray』

『Ray』
作詞 : S0U

「知ってる? 光って
1秒間で地球を 7週するんだって
生まれ変わったら 光になりたい
1秒間で 7回 何かに会えるから」

こんな言葉を生める
君はすでに 光であって
あまりの 眩しさに 嫌がる人も 多いけど
僕は 汚れた 閉じた目で
見える時まで ついていく

「普通じゃない」 そんなこと
君は 何にも 気にしてないね
味方も

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〖作詞〗『 繭 』

〖作詞〗『 繭 』

『繭』
作詞 : S0U

醜く 嫌われ 過ごした過去
受け入れ 静かに 過ごす現在
求めて 望んだ 向かう未来

マイナス足して 続いた日々を
私はプラスに かえるため
この魔法に 賭けるだけ

微睡み 途中の このあたま
気分は 繭の中の サナギみたい
全てを溶かし 作り替え
新たな 私に 変わるだけ

目が覚め 最初に 飛び込んだ
天井 窓の外 雨の粒

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