【#読書メモ】メモの魔力
NewsPicksの記事で前田さんのノートとり方を見て、”戦略的なノートの使い方をしているな”という印象を受けて読みたいと思った1冊。結果、読んでみてHow to だけに留まらない、これからメモをしたくなる良本でした。
【書籍Point!】
メモには2種類ある。備忘録メモと、知的生産メモ。メモは知的生産に使ってこそ初めて本領が発揮される。付加価値を生み出すことを強く意識して、メモを使うと世界が全く変わってみえる。
「ファクト→抽象化→転用」。インプットした「ファクト」をもとに、気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、自らのアクションに「転用」する。抽象化とは本質を考えること。
メモや抽象化の技法をまなんだところで、結局、「自分が何をやりたいか」ということが明確でなければ、さして意味がありません。
【特に気になった箇所①】
ここを読んで頭に浮かんだのはレンガを積む話。レンガをただ積み上げている人と、建てる建築物も明確にしている人では、結果も心持ちも異なってく話に繋がるなと。書籍の中でもでてきますが、メモを同じで”備忘録”でとどめるのと、”知的生産”のために使うでは、インプットとアウトプットの質が全く異なるよなと。
【特に気になった箇所②】
仕事で行っているSNSの投稿分析では、「なぜ良かったのか?」の要素を取り出して、その要素と別の軸と掛け合わせて、新しい投稿のアイデアを生みます。アイデアの規模は違うかもしれないけれど似ているなと思う。この一連のフレームは色んな事に転用できるなと思いました。
また、先日読んだ本、「なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか」の解釈と事実を考える話ともつながり、色んな点がつながってきてちょっとワクワクしました。
【特に気になった箇所③】
書籍の中で紹介されているメモの技法はあくまで手段。その先の目的を持っていないと確かにうまく生かせずに終わってしまいますね。この目的をしっかり作り出すために、特別付録の自己分析1000問がついてます。メモの技法を教えるだけにとどまらず、目的を明確化させることもセットにしているとこがこの本のスゴイところだなと思ったポイントです。
【総評】
メモをどう活かせば人生にいきるかの本質が分かる本。また、本書は、メモの技法から人生の話につながりますが、後ろから読み進めていくのも良いのではないかと思いました。そうするとこんか感じになりそう。
1.自分のやりたいコトを定める(1000の質問)
→定めるためには、自分に様々な問いを課し、自分をしっかり知る。
2.やりたいコトを、パクリでなくオリジナルのアイデアでやるには、情報の本質を探るコトが出来るようになるコトが必要。
→「これ流行ってる!」→「なんでこれ流行っているんだろう?」を日常にする。そしてそこから抽象化してアイデアに転化する。
3.情報から本質を抽出しアイデアをだすには、「ファクト」→「抽象化」→「転用」のスキームが素敵。
情報を問にすると思考が深まるんだなと思った1冊でした!
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