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日々の泡

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日々思いついたこと、考えたこと、害にも薬にもならない話をとりとめもなく書いています。
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記事一覧

モンスターの怖さ

モンスターの怖さ

昨日の井上尚弥のダウンには、一瞬日本中が声を失った。
(もちろんそんなことはなくて、これは、「全米が泣いた」と同じ表現だ)
結果的には、あそこでダウンしたことが、その後の挽回につながった。
もし、あそこでよろめきながらも立っていれば、さらにネリの猛攻を受け、もしかするとそこで終わっていたかもしれない。
それこそ、34年前の東京ドームでの大番狂せの再来だ。
あの時ダウンをして、ネリの攻撃を途切れさせ

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前日の気持ち

前日の気持ち

大舞台の前日の気持ちって、どうなんだろう。
残念ながら僕自身はそんな経験はない。
せいぜいが受験くらいだけれども、もう古い話で、前日をどのように過ごしたのか記憶にない。
人前に立つと言うことでは、結婚式がそうだったかもしれないが、それはここでの大舞台とは意味が違う。

僕はボクシングが好きだ。
明日東京ドームで行われる4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥対ルイス・ネリ。
試合が

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特売のチラシに丸をみどりの日
碧萃生

妻は洗濯、僕は映画と読書。
今日は普段通りに過ごしています。

みどりの日は、当初は4月29日でしたが、「昭和の日」の設定により、「国民の祝日」であった5月4日に移動してきました。
政治に翻弄された、さまよえる祝日です。

2極化を促すマスコミ

2極化を促すマスコミ

ゴールデンウィークも明日から後半。
今年は、まず4月27日から29日の3日間。
そして、5月3日から6日までの4日間の前半と後半に分かれている。
現状起こり得る最大の、間に3日間の平日が挟まっている。
もちろん、あくまでもカレンダー通りに休める人の話で、そんな人のお出かけをお迎えするサービス業の人たちは、どんな形でも、ゴールデンウィークなんて関係ない。
本当にいつも思うのだけれども、みんなが楽しん

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すっぴん写真の不思議

すっぴん写真の不思議

恐らく同じことを考えている方は多いと思う。
女性の芸能人などのすっぴん写真だ。
自宅やホテルの部屋であったりするのだろうが、芸能人のすっぴんの写真がよくSNSで流れてくる。
あれって何で?

「すっぴんで失礼しまーす」などとコメントがついているけれども、失礼なら載せなければいいのにと思う。
見たところ、どうしても今、たとえ私がすっぴんであろうとも、この瞬間をあなたに伝えなければ、そんな切羽詰まった

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ランドセルって何年生まで使いましたか

ランドセルって何年生まで使いましたか

最近のランドセルは、色がカラフルなだけかと思っていた。
僕たちの頃は、黒か赤で、男子は黒、女子が赤と、誰が言うともなく決まっていた。
しかも、まだ軽い素材は少なく、革の重たいやつを背負っていた。
それが、今は色もカラフルになり、男女関係なく好きな色を背負っている。
素材も軽いものになっているのだろう。
でも、それだけではなかった。
先日、恐らく新一年生であろう男の子のランドセルをみると、スポーツブ

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「嫌なら辞めちゃえば」と言うアドバイス

「嫌なら辞めちゃえば」と言うアドバイス

俳句を捻っていると、時々「うーん」と考えこむことがある。
だいたい腕を組んで、顔はやや斜め上を向き、目は閉じていたり開いていたり、いずれにしても眉間には深い縦じわが2本よっている。
そんな僕を見て、妻は言う。
「そんなに嫌やったら、辞めたらええのに」
もちろん、辞めない。
俳句は好きだし、楽しいからだ。

だが世の中には、本当に嫌なことがある。
例えば、仕事、会社、勉強、受験、学校。
最近は、頑張

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あなたは何故本を読むのか

あなたは何故本を読むのか

何故そんなに本を読むのか。
本を読まない人からすれば不思議なのだろう。
人の趣味はわからない。
コスプレの趣味のない僕には、ハロウィンで騒いでいる人の気持ちがわからない。
でも、その人たちからすれば、どうしてこんな日にコスプレしないんだろうと不思議がられているかも知れない。
そんなものだ。

何のために本を読むのか。
ひとつは、知識を得るために読む。
解説本やハウツー本などがこれにあたる。
ビジネ

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誰のための「人生100年時代」

誰のための「人生100年時代」

「人生100年時代」とよく言われる。
CMでも、よく流れてくる。
多分、健康関連や保健のCMが多いのだろう。
国の政策でも、それを前提にしているかのようなものが飛び出してくる。
定年の延長、年金支給年齢の先延ばし。
特に年金なんかは、そのうちに70歳支給になりそうな勢いだ。
70歳でもらい始めても、100歳まであと30年はもらえるよ、と。

本当に100年生きるなどと、そんなことを考えてはおられな

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新社会人に問う、「君は真摯であるか」

新社会人に問う、「君は真摯であるか」

新年度がスタートして、新社会人もいよいよ本格的に働き始めている。
noteでも、新社会人に対しての記事が増えている。

昨日の記事では入社式が嫌いだと書いたが、入社式は嫌いでも新入社員は好きだ。
こんな僕にも、彼らだけは「はい」と素直に従ってくれる。
そのうちに先輩から、
「マー君さんに騙されちゃダメだよ」
などと吹き込まれるのだけれども。

だから、僕もこれまでに、この時期になると新社会人に対し

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サクラサク

サクラサク

ここ数日の陽気で、各地で桜が咲き始めているようだ。
このnoteでも、そんな記事を見かけるようになった。
ところで、「桜咲く」というと、僕たちの世代は、大学の合格電報を思い出す。
「サクラサク」が合格、「サクラチル」が不合格というわけだ。
Wikipediaによると、そもそもは、1956年に早稲田大学で始まったものらしいが、諸説あるようだ。
もともと大学の正式な制度ではなく、学生がアルバイトで始め

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映画「オッペンハイマー」を見てきた

映画「オッペンハイマー」を見てきた

映画「オッペンハイマー」を公開初日に見てきた。

恥ずかしながら、ロバート・オッペンハイマーについては、原爆を開発した人くらいの知識しかない。
果たして、話についていけるだろうか。
また監督がクリストファー・ノーランなので、「TENET」のように一回見ただけじゃなんだかなあとなるのではないか。

しかし、どちらも杞憂に終わった。
独特の構成ではあるが、それが逆に3時間という長さに緊張感をもたらし、

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君たちは老害と呼ぶが、僕たちは君たちを害だと思ったことは一度もない

君たちは老害と呼ぶが、僕たちは君たちを害だと思ったことは一度もない

老害とは、よく聞く言葉だ。
この言葉、ここ最近のものだと思っていたら、そうではないようだ。
国語辞典にも載っている。

しかし、現在この言葉の意味するところは、もう少し広範囲に及ぶ。
企業の中に限らず、社会全体における老人の言動に対しても用いられている。
さらには、老人、老いることそのものが害であるかのようにも用いられている。

もしそうだとするならば、今の世界はその老害と呼ばれている人たちが作り

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あなたはいつまで生きられるか

あなたはいつまで生きられるか

最近、若くして亡くなる有名人が多い。
八代亜紀さん 73歳。
伊集院静さん 73歳
大橋純子さん 73歳
もんたよしのりさん 72歳。
エスパー伊東さん 63歳。
冠二郎さん 79歳。
TARAKOさん 63歳。
鳥山明さん 68歳。
これらの方は芸能人や著名人であるために報道されているが、一般の方はもっと亡くなられている。
もしかして、日本人の寿命が短くなって来ているのか。
そう思うと、果たして

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