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がん患者さんの気持ちを考える

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#仕事

20代、30代のがん患者さんの人生がハードモードな件 2 ハードなポイント

20代、30代のがん患者さんの人生がハードモードな件 2 ハードなポイント

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者で代表の佐藤真琴です。がん患者さんの話を聞いて、それを解決する事業を作る仕事をしています。今回は、以前に書いたこちらの記事の続きです。

確認:AYA世代とは、15〜39歳のことです。AYAとは、Adolescent and Young Adultの頭文字をとった言葉で、思春期と若年成人のことです。日本では15−39歳のがん患者さ

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20代、30代のがん患者さんの人生がハードモードな件

20代、30代のがん患者さんの人生がハードモードな件

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者で代表の佐藤真琴です。がん患者さんの話を聞いて、それを解決する事業を作る仕事をしています。ここでは特に15−39歳の多感な年齢のがん患者さんたちの辛さについて解説します。

AYA世代とは、15〜39歳のことです。AYAとは、Adolescent and Young Adultの頭文字をとった言葉で、思春期と若年成人のことです。日

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休むことに罪悪感を感じるがん患者さんへ

休むことに罪悪感を感じるがん患者さんへ

がん治療をしている患者さんの中には、仕事や普段のやることをお休みしていることに罪悪感を感じる人がいます。この気持ちについて、先輩患者さんたちとの対話から、私なりのアドバイスをお伝えします。結論は「自信を持って休んで。いまは、それが仕事。」です。大丈夫です。あなたのことをみんなが待っていますよ。

がんは病気。病気は、誰のせいでもありません。みんなが働いているのに、私がいない分を誰かがやってくれてい

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がんになって仕事を続けられるか悩む気持ちについて解説します【仕事を辞めるなど、大きな決断は、落ち着いてからにしましょう】

がんになって仕事を続けられるか悩む気持ちについて解説します【仕事を辞めるなど、大きな決断は、落ち着いてからにしましょう】

がんになった患者さんたちと、働くことについてのお話をすることがあります。治療と働き方について、一般的な情報と患者さん側の感覚を共有したいと思います。もうだめ、やめちゃう、という勢い退職は後で後悔する方もいます。

がん患者さんの3人に1人は「働き世代」なんです。がん患者の約3人に1人は、20代から60代です。働き世代のみなさんなので、がんと言われると仕事をどうするのか、という話題が出やすいです。

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