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ラブレスを見抜け!ワード・フレーズ紹介

常識・モラル・善悪・優劣 =「よいこラベル」
仕方ない・誰かのため =「言い訳ラベル」
皆そうだから =「前へならえラベル」


選択の動機づけ(理由)を問われた時
これらが真っ先に出た場合は自己欺瞞である可能性が高いです。

⑦ラブレス - 潜在ラブレスの見つけ方より

今回は、ラブレス(本音に背き自己愛を失った人)がよく使うワード・フレーズをご紹介します。

相手の言葉の裏側を把握すれば、隠された真意をくみ取ることが出来ます。

①善悪のワード・フレーズ

正しい・間違い、良い子・悪い子、常識・非常識、許される・許されない、礼儀・失礼、他人の為・皆の為、公平・不公平、平等・不平等、マナー、モラル、〜すべき、迷惑をかけるな ...etc

「○○として、〜○○べき」 と使われるケースが多く
○○には「人・社会人・女」など広範囲の対象が当てはめられます。

・わたしの主張と要求を絶対に受け入れろ(拒否は許されない)
・あなたの主張と要求は絶対に受け入れない(異論は許されない)

こうした無自覚な脅迫を正当化する際に使われます。
また、誰かの脅迫に屈している人が「他人にも同じ不自由を味合わせたい」と逆恨みする時にも使われます。

②優劣のワード・フレーズ

勝つ・負ける、レベルが高い・低い、偉い・偉そう、凄い、当然、当たり前、可哀想、恥ずかしい・恥ずかしくないのか、悔しい・悔しくないのか、見返す・見返したい、生意気、甘い、ナメてる、何様、年上だから・年下のクセに、いい歳こいて、育ちが良い・悪い、美しい・醜い、頭が良い・悪い、使える・使えない、価値がある・価値がない、最高・最低 ...etc

「〜は○○だから・△△」と使われるケースが多い。
○○に優劣ワードが入った場合、△△には善悪ワードが入ることが多い。

優越感(優勢)の誇示や嘲笑として、反対に何かを崇拝する場合にも使われます。

自己愛(自己評価)があれば、そもそも優越感(他者評価)を必要としません。
優越感を欲する人は、過去のトラウマによってラブレスとなってしまった人。

劣等感に苦しみ、他人を妬んでいるからこそ、慰めとなる優越感が必要になるのです。

③思考停止のワード・フレーズ

普通、皆同じ・皆そうしている・皆そんなことはしない、そういうものだから、決まっていることだから従うのは、ルールだから我慢する、仕方ない、忙しいから、仕事だから、やることをやる、空気を読め、そんなのって変だよ、所詮○○だ、○○らしくしろ、私が頑張らなきゃ、私のせい・○○のせい ...etc

「何故そうしなくてはならないか」理由がないまま
「何をしなくてはならないか」だけが同調圧力と化した場合に使われます。

ルールの一人歩きという点では《教祖絶対》の宗教がお馴染みですが、家族や学校など閉鎖的な組織(村社会)ならどこにもありがちです。

誰かの言ったルールを鵜呑みにするのは、自分のアタマで考える必要がないのでラクです。また、問題が起きても「ルールに従っただけ(だから自分は悪くない)」という言い訳も出来ます。

しかし、そうした責任転嫁は「人生の主導権」を自ら手放す最も無責任な生き方です。また、疑問を持った他者を「疑問をもつこと自体おかしい」と攻撃するなど、無自覚な暴力となる可能性が非常に高いです。

3つすべてに共通すること

善悪、優劣、思考停止。
これらは全て《恐怖・不安》の表現系。
単体ではなく複雑に組み合わさって、呪いのように思考を制限します。

⑤ラブレス - 家族のトラウマ
⑥ラブレス - 空気を読むプレッシャー

心の傷が原因で自己愛を失った場合
ラブレスは「自己評価の低さ」という恐怖・不安を必ず「他者評価」で埋めようとします。

しかし、自己評価の代用品は一時の慰めとなる代わりに「条件付きの愛」で自らを雁字搦めにするという代償を伴います。

他者から認められ・許され・褒められる為。
評価条件を増やすほど、マイルールに縛られ選択の自由が失われる為です。

評価を落とさないよう常に他人の顔色を伺い続け、自分や他人の本音を縛った瞬間にだけ、劣等感を誤魔化すだけの優越感を得る・・・それは「愛の連鎖」を分断する辛いばかりの生き方です。

労力に対して得られる見返りが少ないので、確実に消耗してゆきます。
そして、余裕をなくし荒れ果てた心は「攻撃性」へと形を変えるのです。

例)
「皆○○出来るのに、○○を我慢してるのに、何故お前だけ言うことを聞かない? お前だけ非常識だと皆に迷惑がかかる。恥ずかしいと想わない? そういうものなんだから、そうしなさい。こっちも困るわ・・・」

こうしたセリフは、自己愛喪失と引き替えに手に入れた「紛い物の安心」を失わないよう、他人の自己愛をも失わせようとする時に発せられます。

「誰か(あなた)の為」を装った「私の為」を、善悪や優劣に置き換えて強制するのは、単なる脅迫であり暴力です。

攻撃はすべて自己防衛

・借り物の他者評価を失いそうになった時
・恐怖・不安に心が押し潰されそうになった時

「静かなパニック」に陥ると、その原因となる相手を排除したり支配しようとします。怯えていなければ、人はわざわざ誰かを攻撃したりコントロールしようとはしません。(面倒なだけだから)

裏を返せば《支配的・攻撃的・強がり》は、それだけ大きな恐怖と不安に苛まれているという証拠なのです。

「怖い人・怖がらせる人」ほど「怖がっている人」
そうした本質にフォーカスをあてると、相手の言動や行動の「本体」が見えます。

恐怖を原動力にするラブレスは、社畜精神・スパルタ・自己犠牲的な振る舞いを好み、その破滅的な生き方に他者を巻き込もうとします。

しかし、マゾ・ゲーム付き合って自分の時間を費やしても、傷つけ合うばかりで得るものはありません。

離れられる関係であれば、なるべく早く距離を置き
「自分の時間」「自己表現」の謳歌にエネルギーを注ぐことがお互いの為。

最も厄介なのが「親が重度のラブレス」というケースですが、それはまた別のコラムでご紹介したいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました!

※ワード・フレーズは随時追加していきます

自然栽培・オーガニック食品の生産者に還元します