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#エッセイ
準備の時間と思えるなら、少しは気が楽になる。
ほんの少しずつ、ほんとうにポツリポツリと昨今の影響が身の回りでも生じている。幸い、わたしの身の回りではまだ「にわか雨程度だし、さっと走れば濡れずにすむよ」程度で済むことなのでありがたい。
けれど、対処のしようがない問題でもあるため、長引くかもしれないという不安も、少しずつ心の中に広がっている。ポツリポツリと降り出した雨は、確実に地面を濡らし始めている。大きな水溜りや、ぬかるみができ始めてもいる。
こちらの準備はまだ整っておりません
スマホのメールに迷惑メールというか、詐欺メールが送られてくるようになった。
もっとも、スマホのメール自体ほとんど使用していない。ほんの数人だけのために開設しているようなもの。そのため、迷惑メールが送られてきたところでたいして迷惑にも思わない。間違ってクリックしようがないからだ。
これまでに送られてきたことのある迷惑メールで断然面白かったのは「ジャニーズの一員を装ってメールしてくるもの」だった。
二分の一の確率には当てはまらないという、根拠のない自信
有料マガジン「&JOY」を廃刊します。
有料マガジン自体を削除する予定なので、そこにしまっていたnoteをぽつぽつと出しています。
2018年に書いたものなので、ここに登場する父は2019年2月に亡くなっています。ですが、病気が見つかってすぐのころに話していたことなので残しておきます。(年齢等、一部加筆修正しています)
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父が病気になったことで、最近頻繁に実家に帰省することになった。
非日常に慣れたくない
「日常の中の非日常を演出して」という文脈をときどき見かける。けれど、演出としてではなく、突然転がり込んでくる非日常に対しては困惑するしかない。
いまはもう撤去されているのだけれど、会社近くの空き地に仏壇がおかれていたことがある。
普段通らない道だったので、いつから置かれていたのかは分からない。野ざらしの状態で置かれている仏壇は、気味が悪く、非日常にほかならない。
気味が悪いとはいえ、通り過ぎ
わが家に増殖するピンクのエビ
数か月前、夫に「うちにストローある?」とたずねてきた。
確かずいぶん前にコンビニでもらったものがあるような、無いような……。そんなふうに答えると、夫は「あ、曲がらないタイプのやつか。じゃあ要らない」とスッと興味を失った様子だった。
曲がるストロー? うちではストローなんて使わないし、ましてや曲がるタイプのものは、あまり巷では見かけない。
何で曲がるストローが必要なのか、気にはなった。けれど、
がんばれ、うちの受験生
「なんか、お腹痛い。……行くの、ヤだなあ」
センター試験が行われた1月18日のこと。窓の外を見ながら夫がぼやいていた。なんだか体育の授業をさぼった小学生のわたしみたいだな。
その日は全国的に天候が荒れていて、わたしが暮らしている神奈川県の海沿いの町も雨風にさらされていた。
その日は二級小型船舶免許の実技講習が行われる予定だった。ひどい雨風のなか、船に乗ってアレコレやるのは大変だと言いながら出
7枚切りの食パンを探している
「自分に合うかどうか」を基準に考えることがある。けれどそもそも「自分」が変わることのほうが多い。それに、自分にぴったりだ、とってもしっくりくると感じているのはほんの一瞬しかない。
一番わかりやすい例としては洋服があるだろうか。子どものころ、すごきお気に入りの洋服があったけれど、自分の成長に伴って「なんだか子どもっぽくて嫌やなあ」と感じるようになってくる。そのうち、体のサイズそのものが合わなくなっ