マガジンのカバー画像

まだない全部

581
全記事入ってます。上から古い順です。 とにかく、全部、眺めてみるって結構重要です。
運営しているクリエイター

#物語

記事の目次(2022/11/12更新)

記事の目次(2022/11/12更新)

こんにちは、まだないです。

目次的に、全ての記事を開けるようにリンクにしました。
言葉の印象で開いてもらえたらいいなあと思ったので、本文から一行ぐらいずつ添えてあります。添えてないものはつぶやき記事です。
こういった案内の類の記事をひとつのマガジンにまとめました。こちらもよろしければ御覧になってください。

(2021/7/31追記)
記事が多くなってきたので、100件ごとで分けるか迷ったのです

もっとみる
いないことにしないでよ

いないことにしないでよ

心の底から、わたしはわたしがいい。
他の誰も、このわたしを抱えて生きてはゆけないだろう。わたしだから今も生きている。
だけどわたしを支えるわたしを、支える誰かがいる。
ひとりで歩くわたしを、何かが守ることはないけど、わたしの歩く道を守ってくれるひとが、誰か、いる。
そうしてわたしは一人で生きている。
わたしが抱えるべきわたしを、わたしが生きるべきわたしを、わたしにしか生かせないわたしを、生きること

もっとみる
「解放」

「解放」

あなたとはちゃんと話をしておかなければいけないと思っていた。
はぐらかさずに、わたしも、逃げずに、ちゃんと向かい合って。
それは本当の姿じゃないんでしょう。
わたしはどこかで分かっている。だけどあなたは理解を望まない。

「君は本当はみんな解っているんだろう」

そんなさみしい顔をしないでよ。

(あなたはわたしから逃れたいのではないのだな)

どこかで巡り会う必要があるのなら、放たなければ。

もっとみる
あしたね、って軽やかに今日をくぐる

あしたね、って軽やかに今日をくぐる

それまでは難しい気分で過ごしていたのだ。

ちょうど日の入り頃、まだ明るい夕方の空に、昇り掛けの月がいた。
半分よりも膨らんで、大きく見える白い月。
光を帯びた夕方の月。
太陽の後に少し残る時期が、本当にきれいだけれども、これから昇る月はなんというか、パワフルだな。

とにかく、瞬間に、気分が変わったんだよ。
どうにも気持ちが落ち着かない時に空を見ると、星や月が、まるでこの姿をわたしに見せるために

もっとみる
歯痒くて無口になる

歯痒くて無口になる

しょうがないねえ、世話が焼けるな。いいよ。
いっしょにいてあげるから、話してごらん。

好きなことから話せばいいんだよ、これは物語なんだから。
始まりのあいさつは、あったって無くたってどっちでもいいんだよ。

誰かを傷つけたらどうしようって思ってる?
大丈夫、かわりに謝っとくから。だいじょうぶだいじょうぶ。

誰かに聞いててほしい
だけど誰にも聞かれたくない

うん、そういう気持ちってあるね。

もっとみる
いるんだよ。なかまたちは、いるんだよ

いるんだよ。なかまたちは、いるんだよ

いるんだよ。
どう説明したらいいのかなんて分からない。

説明なんかなくても
当たり前に、いると思えたから

だってどうしようもなくそこにいるんだよ。

こんなかたち?

あるいはこんな?

こんな時だってあるよ。

かたちがなくても確かに感じるものだよ。

触れる。
においを知ってる。
音もする。
気持ちを抱くよ。

顔がはっきりしてるひとも、
形が不確かなものも、
色がたくさんのものも単色のも

もっとみる
さみしい、いっしょにいて

さみしい、いっしょにいて

生身の話じゃない。
きもちのことだよ。

いっしょにいて
いっしょにいさせて

わたしの、きもちを連れて行ってくれる?
あなたのきもちを、あずかってもいい?

わたしといっしょにいて

愛されて生きることを知っている
愛されることを受け入れることが、わたしにとって愛すること

生身を求められてもわたしには何もできないけれど、
わたしの持つ唯一の、まじないの言葉かもしれない。

さみしい。
あなたに

もっとみる
寂しいね、一緒にいよう

寂しいね、一緒にいよう

さみしいの?
元気になってほしい。
わたしにできることは何かあるかな。

そう思うとき
さみしいのはわたしだ。
疲れているのは、
助けてほしいのはわたしだ。

うん。

そうだよ。
さみしい。いっしょにいて
もう疲れたよ。休んでいい?
ひとりじゃなんにもできない、助けてほしい。

ありがとう、気にしてくれてありがとうね。
大丈夫だよわたしは自分で何とかなるから。

ありがとう。
それとも、何かあっ

もっとみる
だいじになっちゃうんだよなあ

だいじになっちゃうんだよなあ

多少乱暴になってもいいからって決心しても、やっぱりどうしても大事になっちゃう。
思い切りも時には必要なんだけどなあ。

前に進むときは、進んだ先のいいことをめいっぱい想像するよ。
だって「今」にあるいいことは十分わかってる。
振り返って惜しむのは、進んでからだっていい。無くさないから大丈夫。本当に無くしたくないものならちゃんとついてくる。

わたしが背中を押すから、
わたしの手を引いて行ってくれな

もっとみる

また、何を話せばいいかちょっと分からなくなってるな。
好きな色だけ選んでいてもいいのにね。最初はときめかなくても、ぐっとくるところまで粘る。必ずある好きなポイントを探求していたい。


「この色はあなたに似合う色だから 好きな理由はそれで十分」

アイスがおいしい季節だな。でも、アイスが溶ける季節だな

アイスがおいしい季節だな。でも、アイスが溶ける季節だな

誰に話せばいいのかすっかり分からなくなることもある。
どうして、何を、話したいのか、自分の中にあるはずだ。
なのに、言葉を、つなげなくなる。わたしが何を、話しても
誰の心に響くこともなく、ただ消えていく、怖さから。

分からないけど、閉じてしまってはだめだと思ったから、書くよ。

くだらないことも、リズムに乗せれば少しは楽しくなるかなと。
思い付きだけど昨日より多少話せたら今日はそれでいい。
定型

もっとみる
あなたに会うために生きている

あなたに会うために生きている

わたしが「わたし」を持って生きることに意味があるとするならば、人生は「まだ見ぬ誰かとの待ち合わせ」なのだと思う。
待ち合わせるのには集合場所が必要だ。
しかし事前に指定されない約束なら場所も時間も分からない。もし会えた時にそれと分かるために、わたし自身が、自身という固有の情報を持ち歩いているのだ、と、考える。
真実がどこにあるかは分からない。
ただわたしは思うのだ、「あなたに会うためにわたしは生き

もっとみる
あなたと会えたからここまで生きてきた

あなたと会えたからここまで生きてきた

あなたを必要としたんだよ。

どんなに暗い、深いところに潜っても。
ここを通らなければ出会わなかった。
この瞬間に出会うために、わたしはここを通らなければならなかった。
ここしか通る道はなかった。
そう思える時間を確かにすごしてきたんだよ。あなたに出会わないままで、生きていくわけにはいかなかった。それでも生きてきて、本当によかったと言えるためには、出会っていくしかない。

ずっとずっと、瞬間に、景

もっとみる
むずむず

むずむず

むずむず
外からの刺激を欲しがっている
カタバミの種みたいに
つつけば
弾けて飛んでいくかな?

お話しよう お話しよう
あなたはどんなきもち? みんなどんなきもち?
聞かせて
教えて

みんな
何を考えているの? 何を感じているの?
教えて

むずむず
誰かのきもちに触れて、わたしのきもちを打ち明けたい

ぶくぶく
あぶくみたいに、水面を探して昇っていく

ざわざわ
風に木々や草花が揺れて、楽し

もっとみる