健忘録「面白い話して😄」

私が人工呼吸器装着中のとっても良い思い出で、凄く記憶に深く刻まれているものがある。

看護師さんが来ると、決まって「面白い話して」と口パクでお願いしたのだ。

〜〜〜ここで、人工呼吸器装着中は声が出せない背景を書こう〜〜〜

人工呼吸器を長期装着していると、喉仏の少し下くらいを切開して、首表面から気管までの穴を開ける。当時は、この状態でその穴にカニューレなるプラスチックの管を入れても声が出せる機材は開発されていなかった。

なので、声帯を空気が通らずに声が出せない。(掠れ声も出ないし、咳も出ないし、唸り声なんてものも一切出ない。音という音が一切出せない。)

だから、「会話」は口パク(口の形を目で見て、言葉を相手に読み取ってもらう)でするか、文字盤でしていた。

人工呼吸器装着中の意思疎通方法をもっと詳しく知りたい方は↓↓こちらの記事をぜひ😉🎶

〜〜〜人工呼吸器装着中の会話手段完〜〜〜

多分、当時、全ての看護師さんに「面白い話して」と口パクしていたと思うが、「面白い話」が特に記憶によく残っている人物がいる。

実は、その方は私が現在よくお世話になっている方と同じ苗字。(御本人の許可なしに登記するわけにはいかないので、実名は伏せよう。)チベットによくある名前で意味が素敵なものを採用して、この看護師さんを"サンポ(善良)"と呼ぼう。

サンポさんは、清拭などに入ってくれる度に私が「面白い話して」とお願いすると、『毎回』必ず巧みな話術で面白くて楽しい話をしてくれた。

正直、この凄さは、今になってより良く分かる。今までも、ずっと感謝はしていたし、ずっと良い思い出だ。

けど、毎回会う度に面白くて笑えたり、ビックリする楽しい話を、それもうま〜くオチもあって、明るいクダリで話すなんて、天性の落語家。

もはや、
プロフィール:
氏名:サンポ
本職看護師
天職病棟落語家。
(褒めてます❗)
いやね、明るい話、面白い話って、本当に魔法だ。
(あまりに話が上手いので、ここでは別枠にした。けど、天職こそ看護師さんなんだろうね。)

たしか、私がよく嘔吐していた時期も、同僚友達と飲みに行った時の話をしてくれた🤣。(クライマックスは特に、今でも一語一句覚えている😄。)

意外で面白い話に、どれだけ元気づけられたことだろう。

「こんなに大変な状況」と大人が決めつけず、子供にふっつうに楽しみを見つけさせて、それに便乗すれば、自ずと楽しい日々が作れる時もあるかもね。

そして、正直私が逆の立場で、いきなり意外な場面で「面白い話して」なんて頼まれたとしたら、即興でできるだろうか?

いきなり通勤途中で、「オモロイ話聞かせて〜、な」なんて見ず知らずの子供やテレビ取材で聞かれたら、どうする?

多種多様なネタがあって、それを頻繁に落語並の面白さで話せるなんて、凄い才能😍

もし、お見舞いや仕事中に病院で子供や他の患者に面白い話をお願いされたら、「私には無理」とは言わないでね😉。

仮に、下手くそで面白くない話でも、なんか話したら、話題提供になると思う。面白くなければ、ツッコまれるネタを提供できるから、それはそれで、患者は気が紛れることだろう。
実は、あなたの話術の才能が発掘されるかもよ😉。
(忙しい時はしょうがないけどさ……)

看護師に漫才まで求めるな~って思う?まぁ、それも一理あるだろうね。けど、小児病棟で子供と遊ぶのも仕事。考えようによっては、「元気づけて」という要望に、メンタルのケアってなスタンスで挑むのもアリだったりする?(最悪、病棟でウケずとも、話が面白いってのは、合コンウケするだろう。お子さんやお孫さんがいればご自身のご家族にもウケると思う。皆がWIN-WINだよ、きっと😉)

別の状況、別の病棟、別の国でも、やっぱり良い思い出って、看護師さんとの会話だったりする。面白い話に限らず、会話には魔法があるのよ。

今を大切に生きよう!


他の面白くて楽しい思い出は↓↓こちらの記事

一応、この記事の時の病状や入院中の思い出の概要は↓↓この記事から

追記:入院中にコメディーを聞いたり、落語を聞いたりするのは、とってもオススメ😉(桂歌丸さんオススメです✨)

もれなく、退院後に話が面白くなるというボーナスがついてくるかもよ😉

「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子
ま、その時々、状況々々で咲かすことのできる、自分だけの華がきっとあるよ😉

今を大切に生きよう!


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