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「希望の焼き印」詩


時が往き 家屋敷が朽ち果てても
人の心に 受け継がれ
その 人の 生涯は
銀色に しぶく輝き続ける

英雄と 呼ばれることも無く
水の流れのように 流れ去り
書物の中の 墨書の名は 
日々 かすれてしまう

正を愛し 和を尊び
己を無にして 人に尽くす
その人の 功績は
野末に 佇む 
小さな石碑が 知るのみ

死の床で 薄れていく
意識を 奮い立たせ
痛いほど 強く 手を握りしめ
「まだ 死ねない
やるべき道は 半ばだ」と告げて
悔し気に 落涙して 旅立った

風の中に その人の 息遣いを感じ
川の流れに その緩まぬ 心を見て
木々の ざわめきに その声を聞き
北斗の瞬きに 強い意志の光を 見出す

もし輪廻が あるなら
地上に 生まれ変わって
再び あの 松明の 激しさで
人の心に 「希望」の焼き印(やきいん)を 
押し当ててくれと 願う

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