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「子犬が家にやってきた!」詩


おばあちゃんの反対を押し切って
家族会議で 犬を飼うことになりました

ブリーダーさんの犬舎を
見に行った時
片手に乗るくらいの
チビさんでした。

6人兄弟の 4番目で
唯一の 女の子。
兄弟は 皆 長毛で
短毛は この子だけでした。

母犬に ぴったりと 寄り添い
片時も 側を離れない 甘えんぼ。

抱くと クッションみたいに
フワフワで ミルクの匂いに
包まれてます

家まで連れて帰る 車の中で
車酔いして ぐったり。
生まれて初めての ロングドライブ。
途中で休憩するたびに
食べ物を 吐いたので
とても 心配しました

家では子供たちが
玄関で 到着を 待ってました
「うわーー 小さーい
かわいーーぃ」 
甲高い 歓声は 寝ていた鳥かごの
文鳥を おどろかせました

最初の夜は お母さんを探して
さみしい声で キューン キューンと
鳴き続け 夜明けになりました。
子供たちが 入れ替わり 
「大丈夫だよ もう寂しくないよ」」
と慰めに 行きました

性格は とても寂しがりやで
ビビリやさん。
お母さんが 掃除機をかけると 
布団の中に 潜り込んで
クウーゥ クウーゥと鳴きます

散歩に連れていくと 
1メートルごとに 立ち止まり
「もうお家に かえろうよ」と
目で 訴えました

あぜ道で ザリガニが 
威嚇ポーズを取ると
後ずさりして、足に飛びついて
「怖い 抱っこ 抱っこ」を
懇願します

家での いたずらだけは 一人前
パソコンのマウスの 
ワイヤは 嚙み切る

ソファーの脚は 傷だらけ

ティシュボックスのティッシュを
床一面に 散らかす
部屋が 雪の日のように
なりました

おばあちゃんが 海外から買ってきた
トルコ絨毯の上に 大きなシミ

いたずら日記には 
「また やってくれた!!」の
告発が 長々と列をなしました

心優しい 天使のような 子犬が
新しい 家族に 仲間入り。

今は いつまでも 我が家族の一員として
元気で 一緒に暮らして 欲しいと 
心から 願います。

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