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Home care 〜在宅介護を通して〜

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在宅介護をしている中で集まった情報や気づいた事をまとめました。
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#介護

『介護力 = 人間力』 介護すると身につくスキル~思いやり~

介護をする人は思いやりがある。

多くの人は漠然とそう思っている。

介護職を選んだだけで「優しそうだものね」と声を掛けられるし、大変な仕事を頑張っている人というイメージがつきまとう。

それはそれでありがたい話しですが、ある意味洗脳となり自分を見失ってしまう人も少なからずいる。

元々自分が持っている『人を思いやる気持ち』と、スキルとして身についていく『思いやり』では種類が異なるように感じます。

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介護で『幸せホルモン』を分泌させる~セロトニン♪

介護で『幸せホルモン』を分泌させる~セロトニン♪

『幸せホルモン』と言われているセロトニン。

セロトニンが分泌されると精神の安定・安心感、自律神経が整う、脳の活性化、記憶力低下の予防などの効果が期待できます。

分泌される場面としては、
日光を浴びる、食事でトリフトファンを摂取する、涙を流す、腹式呼吸、リズム運動などが上げられます。

介護において、セロトニンが分泌され幸せを感じられるとは、どういった場面なのか?ご紹介いたします。

リズム運動

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介護で『幸せホルモン』を分泌させる方法~自分編~

介護で『幸せホルモン』を分泌させる方法~自分編~

介護をしていると『幸せホルモン』と呼ばれる

・ セロトニン
・ オキシトシン

このホルモンを相手に分泌させているのでは?と過去記事で説明してきました。

今回は介護をしている自分も『幸せホルモン』が分泌されているんじゃないかと思い、記事にしてみます。

肌に触れると愛情を感じる介護の場面では肌に触れることが多くあります。

相手に触れることで介助方法や力の加減、身体の調子を微妙に感じとることが

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入院によるリロケーションダメージ

入院によるリロケーションダメージ

リロケーションダメージとは
住み慣れた場所から
見知らぬ場所への引っ越しや
施設入居によって

不安やストレスから
心身の状態が悪化してしまう
ことを言います。

どの年代でも起こりますが
高齢者や認知症の方には
頻度、程度ともに
強く出てしまうことが多いです。

高齢者が入院によりどれだけ弱るかリロケーションダメージは
転居、入居によっても
起こりますが、

今日は特に入院による
リロケーション

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自分に還る時間

自分に還る時間

この1年半ほど母の介護を続けてきましたが、母の為に時間と労力を割くことが多く、なかなか自分の時間をまとまって持てないでいます。

やはり、ケアをする人も、自分に還る時間がないと長期間の介護は、燃え尽きてしまうのではないでしょうか。

もっとショートステイなどを利用して、自分の時間を作らなくてはと思っています。

安心して母を預かってもらい介護から解放され、自分に還る必要があります。

体のメインテ

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口から食べれることの大切さ

口から食べれることの大切さ

こんなケースもあるのだと思い読んでください。

今、母の介護に専念していますが、1日のケアで1番時間を割いているのは、食事の支度です。

1年前、術後、だんだん嚥下が出来なくなって、胃瘻を造設しました。
少しの柔らかい食事しか食べれなくて、1日5回栄養剤やお薬を入れていました。

しばらく落ち着いていたのですが、栄養剤が身体に合わなかったらしく、下痢を繰り返して、最後は、栄養剤を全く受け付けない状

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