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ハートのキングの近くで
非日常的に見えている世界も
そこに飛び込んでしまえば現実的な日常になる
彼がいる環境で働くことになり
近くに存在を感じるようになって、ソワソワと落ち着かない毎日を過ごしていた。
未経験の仕事をすることもあり、最初は右も左もわからないことばかりだったけど、上司である彼は私が何か新しいことをできるようになった時、必ず自分のことのように喜び、褒めてくれた。
恥ずかしくて、嬉しくて余計に気になってし
ハートのキングが動く時
クイーンのピンチこそキングが出動する時
キングの勇敢な姿にクイーンの胸は高鳴る
悲しかった。
今までお仕事に対しては最善を尽くしてきたから。
丁寧に向き合い、やりがいを見つけて楽しみながら働いてきたからこそ
全てを否定されるような言葉に胸が苦しくなった。
翌日から出勤できるほど強くなかった。
「こんな終わり方だと、いただいているオファーもお断りしないと」
その時は彼に迷惑がかかると思い、断ろ
ハートのキングは勘違い?
最悪に見える出来事は、最高の出来事の幕開けにすぎない
彼を初めて目にしてから、存在を意識するようになった。
電話越しの声、たまにオフィスに来る時。
しかし、仲が深まるようなことは特になく日常が過ぎていく。
私自身も彼と特別近づきたいと思うことはなく、
ただただ“存在を気にしている”状態が続いた。
当時、派遣から正社員になるかどうかの選択の時期に来ていた。
職場環境があまり良くなかったので、正