お勉強と眠気と試練の時

講習学科久しぶりのお勉強

机に座って睨むは黒板

書き綴られていく言葉にそれについての説明

ボソボソした声と生暖かい室内の温度が

絶妙に絡み合い眠気を誘う誘う

眠気に襲われて言葉が頭に入ってこない

意味を理解しようにも脳みそは機能を停止して

黒板に書かれた言葉は

ただの羅列と成り下がって陳列ばらばら

もはやただの落書きと遜色無し

聞こえてくる声も遠ざかっていく

眠気に抵抗しようにも

脳みそがやる気を失っているばかりに

末端の手足は緩慢痺れて動かない

身を預ければ安らかさが得られるが

眠れば補習は免れず

抗うしかない試練の時

何が辛いかって僕の席は一番最前列

寝れば一発で見つかってしまう

その為に寝るにも寝られず

耐えるには辛い状況

講習は三日間

今日はその初日

あゝ無事に乗り切れるだろうか

休憩は1時間に一回だけ

10分と言う限られた時間の中で

できる限り休みしかない

目を閉じると緑色の光が暗闇の中で虚ろい

それがなんだか眩しくて気になる

耐えるしかない

我慢するしかない