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"我慢"と"忍耐"の違いとは。〜 路上ライブは我慢?それとも忍耐? 〜

みなさんは、"我慢"と"忍耐"の言葉の意味の違いを理解していますか?

"我慢"と"忍耐"というのは、両方とも「困難な状況に耐える」という共通の意味を持っていますが、微妙な違いがあります。

こちらはあくまで、私の個人的な意見ですので、参考までにしていただけますと幸いです。


我慢と忍耐の決定的な違いは、"目的の有無"

我慢と忍耐の決定的な違いは、その困難な状況を耐えることで何が待っているのか?
つまり、"耐えた先になりたい姿や成し遂げたいことがある"という"目的があるかどうか"だと思います。

上記の定義で、我慢と忍耐の意味を明確にしておくと、このようになります。

  • 我慢:その困難な状況に対して、特に目的はないが、自分の感情や欲求を押し殺し、ただただ耐える。

  • 忍耐:将来的になりたい姿や実現したいことがあり、その目的を成し遂げるために、困難な状況でも耐え忍ぶこと。

また、我慢は、「誰かに怒られないようにするため」や「周りがやってるから嫌だけどやる」といったように、他人からの目線や評価を気にして、"自己犠牲で耐えている"とも言えると思います。

一方で、忍耐は、短期的ではなく、長期的なことを視野に入れており、「今はしんどいかもしれないが、この状況を耐えれば自分がなりたい姿・成し遂げたいことが待っている!」というモチベーションが働くため、簡単に挫折することもないでしょう。

路上ライブは"我慢"か? それとも"忍耐"か?

先ほど、我慢と忍耐の違いを簡単に定義しましたが、「路上ライブ」は"我慢"でしょうか?それとも"忍耐"でしょうか?

答えは、「忍耐」でしょう。

私は、神戸市に住んでいるので、よく三宮センター街の入口付近で路上ライブをしている人を見かけます。
平日・休日問わず、1年を通して、1日1回、誰かは路上ライブをしているイメージがあります。

神戸に来たことがある人は、分かると思います

なぜ、彼ら/彼女らは、暑い夏も寒い冬も関係なく、重たい機材をわざわざ家からここまで運んで、歌を歌うのでしょうか。

理由は簡単で、"目的"があるからでしょう。

「音楽だけで、飯を食いたい!」「有名になりたい!」「東京ドームでライブをしたい!」など、路上ライブをする理由は人それぞれだと思います。
ただ、全員に共通しているのは、"なりたい姿・実現したいことがある"という目的を持っていることでしょう。

だからこそ、暑い夏も寒い冬も、機材を運ぶのがめんどくさくても、目的を実現するために、耐え忍ぶのです。

もし、目的もないのに路上ライブをしている人がいれば、それは罰ゲームか、一時的に場を盛り上げたいというような感情ではないでしょうか。

仕事でも同じことが言える

"皆さんは、何の為に・何を実現する為に仕事をしていますか?"

この質問に答えられない方は、困難な状況があると"我慢"して働くことになるでしょう。
つまり、自己犠牲の精神で、何のモチベーションもなく、耐えるのです。

「毎日、何の為に、遅くまで働いているのか」
「毎日、何の為に、こんなしんどいことをしているのか」

このようなことを考えた時、目的がなく我慢している人は、とても不安になり、悩み、苦しみ、簡単に挫折してしまうのです。

「人生100年時代」「老後2000万円問題」「終身雇用の崩壊」「少子高齢化」「介護問題」「後継者不足」「円安」「増税」「年金支給開始年齢の引き上げ」など、日本はかなり多くの問題を抱えています。(書いてても多すぎてびっくりしてます)

このような困難な状況だからこそ、目的を持って耐え忍ぶことが重要なのではないでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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