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#詩
【アンソロジー】神話創作文芸部ストーリア4周年記念祭
12月18日から連日行われてきた「神話創作文芸部ストーリア4周年記念祭」は、本記事をもって閉幕となります。たいへん名残惜しいですが、終わらない祭りはない、でなければ次の祭りを開けない、ということでまとめのアンソロジーを編みたいと思います。
周年記念祭は毎回「企画」に重きを置いてきました。平素の活動では「テーマ」をひとつに定めており、それでもメンバーの個性のおかげで作風がバラバラになって面白いので
My Mythology/Story & Poem 2023.11 【神話創作文芸部ストーリア月報】
神話創作文芸部ストーリア月報です。
第2週は読み切りの小説、詩を紹介します。
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【リバイバル神話】笹塚心琴さん/その夜のシャワータイムは
右肩のほくろは生きてきた証。直視は難しいかもしれないが、確かに何度も見てきたものだ。鏡を通して。悲しみに暮れる私の言葉に、鏡の盟友から思わぬレスポンスがあった。
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矢口れんと/冥府への案内犬
死神ヤマの元への案内は二匹の犬が行うとされる。少年ナチ
My Mythology/Story & Poem 2023.10 【神話創作文芸部ストーリア月報】
神話創作文芸部ストーリア月報です。
第2週は読み切りの小説・詩作品を紹介します。
【リバイバル神話】悠凛さん/セトの花嫁
エジプト神話より、4兄弟神の長兄オシリスのバラバラにされた遺体。その「大事な部分」をめぐるドタバタ劇。交錯する恋慕の情。女好きの軍神セトの花嫁の座はいったい誰に?
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矢口れんと/龍神(書き初めの讃歌)
旧サークル名note神話部の発足当初に書いた神話詩です。拙い作品
My Mythology/Story & Poem 2023.9 【神話創作文芸部ストーリア月報】
神話創作文芸部ストーリア月報です。
第2週は読み切りの小説、詩作品を紹介します。
【今月の神話】汐田大輝さん/創世記異伝
抒情詩、叙事詩、ナンセンス詩、自由自在にして変幻自在の詩人、汐田大輝さんがストーリアに初参加してくださいました!
巨大化したわたしの独白、クセになるコミカルでシニカルな語り口、そして驚くべき発想の飛躍。創世を幾つもの切り口で楽しませてくれる詩は、憂いを帯びてこの宇宙に漂って
My Mythology/Story & Poem 2023.8 【神話創作文芸部ストーリア月報】
神話創作文芸部ストーリア2023夏の企画
『ストーリア学園』開催中!
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神話創作文芸部ストーリア月報です。
第2週は読切の小説・詩作品を紹介します。
【リバイバル神話】悠凛さん/憧憬
ラグナロクが全てを燃やし尽くしてくれるか。湧き上がる義兄への憧憬。狙ったのは光の神とその弟。失望されれば諦めがつくものを、万物の王はそう簡単に鎖を断ち切ってくれない。
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悠凛さん/〘異聞・エッダ1〙ラ
【告知】2023年夏祭り/9月のお題発表
【近日開催!ストーリアの夏祭り】以前より告知させていただきました通り、今年もやります、神話創作文芸部ストーリアの夏祭り!!
今年のテーマは……ジャンッ!!!
ストーリア学園!!なんと学園ものです。
初めての試みに部員一同ワクワクしています。
夏祭りは来週8月7日(月)より、およそ2週間に渡って開催されます。
まずは始業式、初日の担当は上の画像も作ってくださった吉田翠さんです。
どうぞお楽しみに!
My Mythology/Story & Poem 2023.7 【神話創作文芸部ストーリア月報】
神話創作文芸部ストーリア月報です。
第2週は読み切りの小説、物語、詩作品を紹介します。
【リバイバル神話】吉田翠さん/仙界の果実
中国の伝承より、不老不死をもたらす果実。与えた女神と食した王、それぞれの心の内は。詩歌と小話が絡み合うような歌物語に妖しく惹き込まれていきます。
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笹塚心琴さん/サファイアの涙
石英硝子の籠に閉じ込めたお前と私の時間。守っていたはずだった。世界が醜さに満ちて
出し惜しみのルビー【掌編1000字】
「ねぇ、そのルビーをひとつくださらない? アレース、あなたの愛の印として」
美丈夫のよく発達した肩にしなだれかかる美女。美と性愛の女神アプロディーテの顔は、寝床の傍らに置かれた猛々しい甲冑へと向けられていた。
男の眉がぴくりと動く。
〈ふん、なんて図々しい女だ。この軍神の甲冑を飾る勝利の紅玉を所望するなんて。いや、しかし図々しくなるのも仕方ないか。これほどの美貌に媚態だものな〉
アレースは
My Mythology/Story & Poem 2023.6 【神話創作文芸部ストーリア月報】
神話創作文芸部ストーリア月報です。
第2週は読み切りの小説、詩作品を紹介します。
【リバイバル神話】悠凛さん〘異聞・アジア〙胡蝶之夢~今は昔
香爐の煙が漂う部屋でひときわ輝きを放つ蝶が一匹。女は蝶が運んできた夢の世界を覗き見た。置き忘れた衣の端がめぐりめぐって現世へと。優美な文体で尽くされた幽玄な恋物語です。
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矢口れんと/エミューの宴【寓話】
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【7月のお題企画「紅玉/Ruby」
【詩】星といのちのRuby
地球という
私たちを乗せた絶対神もまた
いつかは紅玉となるのか
彼方から赤き光を届ける
かの火星のように?
それは明日か、それとも何十億年後か
一秒後にブラックホールが通り過ぎ
紅玉となる間もなく消え去るのか
出来れば地球の水の干上がるそのときを
だいぶ先、に出来るならば
熟れ落ちる紅玉りんごのように
完成した、死になれるのならば
いのちのいとなみの流れを地球が終え
赤き