ウオーキングを始めたらアキレス腱が痛くて！

2023年6月15日 16:13

こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです。

今回は、仕事を辞めた後ウォーキングを始めたら「アキレス腱が痛くなって歩けない」と言う方が、元気に歩けるようになった治療例をお届けします。

【宏さん 69歳】

娘さんの紹介で来院された宏さん。

宏さん：健康の為にウオーキングを始めたら、右のアキレス腱が痛くて足を前に出す時にすり足になってしまうんです。

そしたら、物によくつまずくようになって、もし転けて骨折でもしたらエライ事になるし。

だけど、歩かなくては足腰が弱ってくるし困ってます。

ばぁば：それは困りますね。
ちょっと足を触らせて下さいね。

右足首のここのところが痛くないですか？

捻挫したことないですか？

宏さん：捻挫ですか？
若い時にしたことあるけど、もう50年も前のことですよ。
でも、確かに押されたら痛いなあ。

ばぁば：捻挫してその時は治ったと思っていても、【古傷が痛む】と言われてるように後々になって弊害が出てくることはよくあるんです。

捻挫で傷ついた靭帯には血管が通っていないので治りにくいんです。

今まで無意識に庇ってきたかも知れませんね。

治療してみましょう。

ということで、まず全身の気血の巡りを良くして、自然治癒力や免疫力、自己回復力を高める全身治療をしました。

次に足裏から足首、ふくらはぎから腰へと鍼をして筋肉を緩めていきました。

昔捻挫したと思われる前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)にも鍼と灸をしました。
治療後、随分楽になったとのこと。

そして2週間後に来院されました。

宏さん：あれから痛みが無くなったのでせっせと歩いてたら、今度は足の甲が痛くなってきました。

ばぁば：捻挫したところが楽になって足首が使えるようになったんですね。

私もウォーキングを始めた頃、脛が痛くなったことがあります。

膝のすぐ下から足の甲を通って足の親指の付け根あたりについている【前脛骨筋(ぜんけいこつきん)】が筋肉痛になってるんだと思いますよ。

【前脛骨筋】は歩いていないと鍛えられにくい筋肉なんですよね。

ということは、宏さんの【前脛骨筋】は鍛えられ始めてるということですよ。

筋肉痛を起こしている【前脛骨筋】を緩めていきましょう。

この治療後、宏さんはせっせとウォーキングに励んでおられるとのこと。

来院された娘さんが仰ってました。

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