語学は小さな努力の積み重ねが正攻法であることの証明をしてみた。
こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日のテーマは、語学の習得に欠かせない「1.01」の法則についてです。なぜ欠かせないかと言いますと、毎日極小の努力を積むことで、1年後には英語力が今日の37倍高くなるという数学的証明があるからです。
英語の勉強を頑張らないといけないのは分かっているけど気が乗らないことはありませんか?
もしかしたらそれは、毎日コツコツ頑張ることの意味を疑っているからではないでしょうか。
確かに毎日10分や30分勉強しただけでは、1日の終りに目に見える成果は出ないので、「努力」することを疑いたくなりますよね。
わたしは今でこそは語学教師ですが、その昔大学時代は理系でしたので今日は数字を用いて努力することの絶大な効果を証明したいと思います。
この記事を読んだ後は、きっと勉強を始めたくてウズウズしていることでしょう。
1.来年の今日は今の37倍の英語力に!?
あしたは今日の2倍頑張る。あさってはその2倍頑張る。など倍々ゲームで頑張ろうという、明らかに無理ゲーな目標を立てると初日か2日目で挫折する人がほとんどですし、すぐに限界値に達します。
しかし、あしたは今日よりちょっと毛を生やして「1.01倍」頑張ると程度の改善だったらきっと出来るはずです。
さてこのような微差的な努力を365日続けると下のような式になりますよね。
いくつになるでしょうか?予想してみてください、と言いたいところですがタイトルからバレバレですよね。
37.7834ですので、約37倍です。
もし今日、あなたの英語力が語彙数200程度という中3以下のレベルだったとしましょう。毎日、「昨日よりも0.01だけ改善しよう」という気持ちで頑張れば、一年後の今日は語彙数7400語で運用する中上級者レベルに到達しています。
高3レベルに1年で到達できるのです。
毎日の努力は軽視できないと言えませんか?
天才になるか、堕落したままの凡夫になるか。その差は日々の「1.01倍の努力」で作られると、ハッキリと言えます。
2.語学は習慣の産物である理由:「0.99の法則」
語学が習慣の産物だと言われる理由は、毎日1.01倍の改善努力を続けることにより「半分」証明されました。
残りの半分はというと、「毎日0.01だけ手を抜いた場合」の証明です。
つまり、「昨日はこんだけ頑張ったから今日はちょっと手を抜くか」を365日繰り返すと、1年後どのくらい能力を失うかについて考えてみるのです。
式にすると下のようになります。
さて、どのくらいパワーダウンするでしょうか?
0.0255、つまり1年後のあなたは今日のあなたの2%ほどに落ち込みます。
毎日頑張れば1年後は37倍強くなります。%に置き換えれば、3700%パワーアップします。逆に毎日少しずつ手を抜けば、2%にまでパワーダウンします。
その差、歴然。
3698%
これにより、毎日小さな努力を積み上げることが語学の花を咲かせるメカニズムなんだということが腑に落ちたのではないかなと思います。
3.単語が覚えられない、何回目の挑戦で暗記率は100%になる?
英単語を覚えようとしたけど全然覚えられません。10回繰り返したけどまだ覚えられないので私はバカです、才能がありません。
という方によく出会います。なるほど、成功は何事においても簡単ではありませんが、トライすればするほど要領を掴め、成功確率が上がるのは事実です。
もしかしたら単語学習を10回目で諦めてしまうのはもったいないのかもしれません。
仮に100単語学習して1単語しか覚えられなかったとしましょう。記憶率1%、という悲惨な状況からのスタートです。
そのような人が2回目に挑戦して成功する確率は99%×99%=98.01%(成功率1.99%)
・3回目は2.9%
・4回目は3.9%
・5回目は4.9%
これを何回繰り返したら100%になるでしょうか?
想像つきますか?
。。。
。。。
答えを言うと、459回です。
つまり、記憶率1%の人でも、どんなに頭が悪い人でも、愚直に459回挑戦し続ければ誰でも必ず成功します。
今日のお話はどこかで聞いたことがあるという人がいるかもしれません。ユーグレナという健康食品の会社の出雲社長の言葉で、私はその会社説明会に行き出雲社長じきじきのレクチャーを聞きました。
大学の食品科学コースを終えた頃の私は、第一志望が他でもない「ユーグレナ」ででした。「ミドリムシ」という藻を使い、糖尿病改善・ダイエット促進をする健康食品の販売が主な事業の会社です。それだけではなく、ミドリムシが生成するバイオ燃料でジェット機を飛ばすという夢を掲げている非常に画期的なアイディアを打ち出している会社です。
(今こうしてオンライン英語塾を運営していますから、ユーグレナでの就活の結果はお察しくださいませ。)
出雲社長がこう語っていたのを今でも鮮明に覚えています。
時価総額が1000億円になるといわれるユーグレナの社長も、500回挑戦して失敗しているのです。
そういう例があるのにも関わらず、英単語を10回覚えようとしても覚えられないから諦める人が居るのも事実です。
10回で諦めるのがもったいなく見えてきませんか?
あと449回挑戦してから諦めましょう。
449回という大げさなことを言わずとも、大体その3/50くらいの30回目くらいでほぼ覚えられるでしょう。
語学ができる人は常に挑戦し続けています。私も英語力ゼロ、人と話すのが極度に苦手な状態からスタートし、フリーランスで語学塾を開設するに至りました。
毎日1.01倍の努力をする気で、できなくても459回挑戦すれば語学はできると、私は確信しています。
いかがでしたか?
今日は挑戦の奥義である「挑戦し続けること」を数字で証明してみました。
エジソンも言っているではありませんか。
そのことを数字と行動で示してくれたのがユーグレナの出雲社長で、ご縁はありませんでしたが今でも尊敬し続ける人物です。
生まれ持った能力はみんな違うのかもしれません。
でも挑戦し続ける能力は皆平等であると思っています。
・毎日1.01倍の努力を積みましょう。
・459回は少なくとも挑戦しましょう。
そうすれば、誰でも英語は絶対マスターできると思っています。
この記事が皆さんの英語学習の糧になったことを祈って、
それではまた!
PS
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