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【専門家アドバイス】担任の先生からのご相談。保護者さまとの関係。叱り方。

【ご相談】

小学校で4年生の担任を持っています。
クラスに授業についていくことが厳しい男の子がいます。
2年生の国語・算数も難しい状態で、できる限り横についてサポートはしていますが、これからどんどん難しくなるので心配です。
授業中はほとんど空想の世界で過ごしています。
保護者さまには授業中の様子は伝え、通級や支援級をすすめていますが拒否されます。
受け入れてもらいやすい保護者さまへの伝え方のアドバイスがあれば教えていただきたいです。


ご相談いただきありがとうございます。
保護者さまの理解が得られないお悩みは多くの先生方が抱えておられます。
ご家庭と集団で過ごす学校との姿に差がある場合、特にご家庭での困り感が少ないとイメージがしづらいということもあるかと思います。
理解力と合わない難しい学習をし続けることは自信の喪失につながります。
また物事に取り組む意欲だけでなく根気や集中力も下がっていきます。
学習もですが、実は子どもにとって最も大切な遊びにも根気が必要です。
意欲と自信の喪失によってこれまでできていたこと、楽しめていたことまでしなくなっていくこともあります。
保護者さまも度々出来なかったことの報告を受けることは辛く、支援級等のご提案がクラスから排除されるような受け取り方をされてしまいやすいこともあるかもしれません。
『できた』という達成感を持たせ自信を育ててあげられる環境を整えたいということをお伝えになること、支援級等に移ったあとの見通しをしっかり示して差し上げることが大切です。


【ご相談】

認定こども園で今年はじめて担任を持っています。
発達障害のお子さまは叱らずに丁寧に伝えることが大切ということを聞きました。
クラスの中に衝動性が高く棚に登ったり、突然他の子のおもちゃを取ったり叩いたりしてしまうお子さまがいます。
優しく伝えても何度も同じことをしてしまいます。
だめなことは厳しく叱ることも必要ではないかとも思うのですが、どう考えたら良いのでしょう?

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