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散歩の、記録。 そして、思うことをつらつらと。
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#海外旅行

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【9】市が立つ日

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【9】市が立つ日

 遅々として進まない訪韓記ですが、前稿の第8章にしてまだ2日目の午前中という…

 前章で「水から水へ」と言いながらも実物の水とは触れ合えずの炎天下、道を間違え郊外バイパスの歩道をひたすら歩く午前の終わり…

 韓国の大きな交差点、特にソウル市内はあちこちの交差点に設置されているパラソル、ソウル市瑞草区が2015年に独自施策の「交差点信号待ちの日除け傘」として設置、高幅員道路で信号待ちが長いうえに

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【7】Oh...東大門、トンデムンよ...

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【7】Oh...東大門、トンデムンよ...

 仁川空港に14時半に着陸し、あっちやらこっちやらアソコの裏側とか色々と巡っていて遅くなった「ソウル中心市街」入り…

 いろいろあって7年ぶりの渡韓初日の東大門到着が22時過ぎという…

 コロナ禍前だと22時を過ぎた東大門ファッションビルエリア/DDP周辺なんかは「これから買い物して夜中まで遊ぶぞ~!」な観光客がそぞろ歩いていたのに、本当に「ほとんど居ない」のですね…

 DDPのUFO建築も

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【6】駅を、想う。

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【6】駅を、想う。

 電車に、橋に、いろいろと昔を想いながら歩いてきた7年ぶりのソウルの街。

 ここからは改めて「電車」を想いに、歩を進めます。とはいえ疲れたのと日没かつ夜も更けてきたのでバスに…

 やってきたのは華陽洞、ソウル東部の住宅街&学生街。ごくごく普通の、韓国のまち。

 往十里から巡ってきたちいさな私鉄電車は、ここを通って漢江の広津まで向かっていました。その痕跡を探しに…

 今の建国大学の「うら」を

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【5】橋に、想う。

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【5】橋に、想う。

 なかなか前に進まない6月の訪韓記ですが、ようやく「まちなか」のハナシにまで進み…

 往十里から色々と見ながら歩き、隙間を抜け、聖水の手前までやってきました。

 古のことを想いながら、川を眺めます。立っている場所は1930年代まで小さな私鉄の木橋が架かっていた場所、その先に見えている橋は木橋の代わりに架けられたコンクリート橋が、拡張されたもの。その脇に並ぶ高架橋は、ちいさな鉄道が生まれ変わった

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【4】昔の電車そしてさらに…

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【4】昔の電車そしてさらに…

 7年ぶりの訪韓、懐かしさやら新しい発見やらでナカナカ先に進まずこの旅行記も4章めになって未だ入国から4時間の時点でのモノという…

 さて往十里の町で過去の電車の痕跡に思いを馳せ、次へ…って次もそうなのですがね。線路跡探訪は続きます(これが韓国入国後いちばんにする行動かと我ながら呆れる)

 トンネルを潜って、電車が向かう先が、今のこの道なんですね…

 約60年前まで電車が走っていた場所、今も

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川の日に想う

川の日に想う

 7月7日は、七夕…だけでなく「川の日」というのをSNSで見かけ、ほぉ…と。

 川、かぁ…。そう言えばついこないだ、色々と川を見てきたなぁ…と。

 6月に渡韓した際、ソウルの周辺地域を色々とまわり、その際にいろいろな「川」に出合い、その様子を見てきました。

 古代…ではなくそのあとの朝鮮王朝時代の「橋」も、渡ってみたり…

 朝鮮王朝時代の朝鮮半島では川に橋はあまり架けられず大抵が浅瀬に飛び

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韓国について

韓国について

 さて私、元は、笑韓派だった。いわゆる、ネトウヨ的な。

 時はノムタン時代。盧武鉉大統領の登場で俄かに日本のネット民が沸きたっていた。まさか現役の大統領が二重の整形手術をするなんて…(眼瞼下垂の手術ということでしたが)。
 それから色々とノムタンの「ネタ探し」が2chの中で始まるのだった。政策面でも色々と話題になった大統領たっだけど、色々と隙の多いというか、フランクで親しめる大統領だったのかな…

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異国での、汽車旅。【プロローグ】

異国での、汽車旅。【プロローグ】

鉄道が好きな、私。
今の旅行好きは、鉄道好きが高じて「そうなった」ものです。
まあ、子供の頃はご近所の私鉄電車が中心で、国鉄というものを認識できる機会もほとんどなく、狭い世界の中のこと、でした。

しかし、国鉄-JRに触れる機会も増え、ほかの「世界(地域)」の鉄道が、少しずつ身近になると言いましょうか、あぁ、つながっているんだなぁ…と実感できるようになりました。

こういうのに乗れば、「どこか」に

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知らない、恐さ。

知らない、恐さ。

気になったことがあり、調べていたら出てきた、自分のツイート。

ソモリクッパ(牛の頭部の肉を使った煮込みスープ料理)のことを改めて調べていたのですが、元々その存在を知ったのは2016年9月の韓国旅行で広州市に行くことになり、何か名物はないのいかな…と軽く検索したのがきっかけ。ソモリクッパと陶磁器(朝鮮青磁・白磁の産地)というざっくりした情報があり、地域の中心市街地なら何かしらそれらしいものがあるだ

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何故か1泊することになった釜山 その4

何故か1泊することになった釜山 その4

 何故か想定外に1泊することになった昨年の釜山の旅の旅行記。かなり間が空いてしまいましたが、二日目の様子をまとめてみます。
(初日の行程は下記の各記事に)
https://note.mu/ktnh/n/n402bfbf9a2b7
https://note.mu/ktnh/n/n8865b22ca28a
https://note.mu/ktnh/n/ne7aa523481e5

 ホテルの窓から、朝

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はじめての台北 -地下鉄からの路地裏-

はじめての台北 -地下鉄からの路地裏-

さて、つらつらと書いております「はじめての台湾」紀行ですが、少し途切れましたが続きをば。

 地下鉄で郊外から都心部へと移動し、日本とは違う雰囲気を味わっていたのですが折角なら「日本にない規格」の路線にも乗ってみよう、ということでブラウンライン・文山内湖線へ。

 この規格、フランスで開発されたVAL方式で、ゴムタイヤを使う中型電車規格。日本の新交通システムや札幌の地下鉄と似た規格ですが、それらを

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何故か1泊することになった釜山 その3

何故か1泊することになった釜山 その3

 何故か想定外に1泊することになった昨年の釜山の旅。まちの歴史を見ておこうと、色々と廻ってみることにして、やって来たのが釜山鎮の街。
釜山鎮までの様子はコチラに。
https://note.mu/ktnh/n/n402bfbf9a2b7
https://note.mu/ktnh/n/n8865b22ca28a

さてこの釜山鎮の街は、紡績工場の立地だけでなく、鉄道のターミナルでもありました。

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何故か1泊することになった釜山 その2

何故か1泊することになった釜山 その2

 本来の予定が急遽変わり、1泊することになった昨年の釜山旅行。ちょうどその時、釜山の街の勃興について調べていたので、せっかくだからそれに関するところを廻ろう…ということで、まずは釜山エリアの古代都市・金海市を訪れました。思った以上の街の姿に「なるほど」と思いながら、釜山の街へと向かうことにしたのでした。

 金海の街から乗ったのは、釜山市バスの急行系統1004番。金海市と釜山の市街地をダイレクトに

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