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カスハラ記事とnote運営の対応について
少し前に元映画館で開催した個展「白堊――廃廟苑於」の記事がシェアされたという通知が来たので確認しに行ったところ、書評家気取りの人間(仮にAとします)による読むに堪えない酷い記事に個展記事をいくつも引用されており、しかも人形作品画像を複数無断転載していたので、noteに記事の差し止め及び画像の無断転載禁止を申し立てました。
note側は碌に対処してくれず、こちらの個人情報を相手に知らせつつ異議申し
中川多理展「白堊――廃廟苑於」④「人形歌集 骨ならびにボネ」川野芽生/中川多理
【新刊】「人形歌集 骨ならびにボネ」新刊、第二歌集『人形歌集 骨ならびにボネ』川野芽生/中川多理 書店発売の前に会場で先行して販売中です! ひっそりサイン本を作成してきました。数量限定なので会場でぜひお求めください。
この第二歌集は、昨年12月〜今年頭に行われた展示(中川多理展「廃鳥庭園〜Le Jardin abandonné」)から60首弱の歌を、展示していた全ての人形に向けて作るという、空恐
#今年のベスト本・漫画・映画
#2023年上半期の本ベスト約10冊
『サハリン島』チェーホフ
『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』梯久美子
『春と修羅』宮沢賢治
『薔薇色の脚』中川多理人形作品集
『地図と拳』小川哲
『安西冬衛全詩集』安西冬衛
『タタール人の砂漠』ブッツァーティ
『迷宮遊覧飛行』山尾悠子
『ルイーズ・ブルジョワ 糸とクモの彫刻家』エイミー・ノヴェスキー他
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』坂本龍一
日々是徒然『人形歌集 羽あるいは骨』 川野芽生 人形◆中川多理/中川多理展「廃鳥庭園~Le Jardin abandonné」頌①
此の歌集には、
飛び去りし春丸をみるみこの眼をする水無月のLighthouseは〈高丘親王〉
の歌がある。中川多理が、澁澤龍彦の「高丘親王航海記」に寄せて制作した高丘親王の人形を詠んでいる。M音の長閑き音律があって、最後に出てくるLighthouseは、展示のときの、船に乗った白い親王が、幻想を表するものたちの一つの指針/灯台のようになっていることをどこかで写しているようにも思える。人形と原作
『ゴールデンカムイ』からチェーホフ『サハリン島』へ
PASSAGEの書棚で「樺太/サハリン」特集を組んでいます。
昨年完結した『ゴールデンカムイ』連載を追いかけながら、いつかロシア”極東の玄関口”ウラジオストク、あるいは”樺太”サハリンを訪れてみたいと思っていました。
しかし、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、それも叶わぬ事となりました。サハリンはビザこそ必要なものの、稚内からコルサコフまで定期連絡船で4時間半、往復36,000円で行けたのです
『私が選ぶ国書刊行会の3冊』
国書刊行会創業50周年記念小冊子『私が選ぶ国書刊行会の3冊』に寄稿いたしました。錚々たる顔触れの選者の一人として加えて頂き光栄です。創業40周年の記念冊子を手にしていた時は(あれから10年…!)まさかこんな日が来るとは思ってもいませんでした。
私が選書したのは
・『山尾悠子作品集成』山尾悠子
・『腐爛の華』ジョリス=カルル・ユイスマンス 田辺貞之助訳(新装版)
・『ネクロフィリア』ガブリエル・ヴ
川野芽生『無垢なる花たちのためのユートピア』 読了
読書についての覚え書き。
はっきりいって裁判中は、膨大な訴訟関連書籍・資料の読み込みと組み立てに脳のリソースを使うので、同じ文章といえど、文学や物語を読むことが全くできませんでした。その中において、山尾悠子さんの作品を賜り、薔薇色の脚を制作できたことはとても有り難かったです。何度も読んだ大好きな作品だからこそ、するすると身体に入っていくし、物語と接するリハビリとなりました。(今現在は慣れたので、