こみてつ

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記事一覧

楽器が成長する人の「リンゴの絵を描いてください」への捉え方

「リンゴの絵を描いてください」「ドレミを弾いてください」に何を考えて取り組むか? 主に2タイプいます! ・リンゴってどんな形でどういう構造だっけな?と、考え、写実…

こみてつ
1か月前
3

二段階先の課題が、上達を加速させる!

今日ずっとバイオリンを練習していて、4和音(2音+2音)の重音が綺麗に弾けませんでした。 僕のレベルでまだやるような練習ではありません。 僕はチェロに限らず、自分に…

こみてつ
3か月前
1

3月20日「ゆる弦楽アンサンブル」参加者募集!

・バイオリン、ビオラ、チェロの方向けの弾きやすいアレンジの譜面をつくりました! ・みんなでオーケストラルな音空間を作って、楽しみましょう♪ ・参加できそうな曲だけ…

こみてつ
3か月前
1

バイオリンとチェロの弓の持ち方の需要性が全然違う件

先日のゆる弦楽アンサンブル、ご参加いただいた方々ありがとうございました! バイオリンビオラが10名、チェロが6名と良いバランスのアンサンブルになりました♪ 僕もちょ…

こみてつ
4か月前
7

風にそよぐ葉から美しい弓遣いを知る

温泉に浸かりながら、 葉の揺れを見ていました。 木の葉や草は、どれも揺れ方が違います。 なぜかな?と。 紅葉など、葉が細かく多く、そして群れてそよいでいるのはとて…

こみてつ
4か月前
4

クリティカルレッスン!!とその後。

たまに何か1つ伝えると瞬く間に上手くなるレッスンがあります。 先日はクリティカルな伝え方をできたなぁと思います。 正しい動きを上手く伝えられたということですが、 …

こみてつ
4か月前
1

ダンサーさんとの会話と、綺麗な音について

昨日、ダンサーさんとのリハーサルでした。 演奏側は、三味線とチェロ。 ダンサー側は、日舞とコンテンポラリー。 4人の異色な組み合わせでのリハーサルで、 いい演目がで…

こみてつ
4か月前
3

音色が綺麗になる魔法の言葉は、、、

音色が綺麗になる魔法の言葉は、、、 ・毛1本から弾き始めます ・弓圧5gから弾き始めます ・弦から1mm浮いた所から弾き始めます ・飛行機の乗客に着陸が分からないよう、…

こみてつ
4か月前
3

ビブラートを習得すると何が起きるか?

ビブラートのトレーニング用動画をアップしてから、 ビブラートができる生徒さんが増えています。 やっぱり取り組みやすく変えることってとても大事ですね。 そしてビブラ…

こみてつ
4か月前
7

弦を押さえるベストな力と、ポジション移動のスピードの関係

正しい状態・フォーム・力の入れ具合 等は、全てが相互につながっています。 つまり どれか一つが正しくなると、他も正しくなる! どれか一つが崩れると、他も崩れる! …

こみてつ
4か月前
2

弓速と弓圧の荒野を駆け抜けろ!

上手い人はやはり弓圧と弓速の幅が広いです。 チェロなら 弓圧は5g〜1000gで表現! 弓加速度は0m/s2〜60m/s2で表現! 音色が綺麗じゃないと悩む方は、 この図のほんの少し…

こみてつ
4か月前
3

ベストな譜面はこれだ!最適な譜面で弾きたい、、、

何の音を弾くか?は、五線譜、指番号を見て判断する事が多いと思います。 僕は「ドレミ」をカタカナで書くことも多いです。 (だってト音記号の上5線とか何の音か未開!!…

こみてつ
4か月前
4

無限キャベツ的な練習

無限キャベツっていいネーミングですよね〜。 無限に食べれちゃう。 同じくほぼ無限に練習出来ちゃうのが、 バッハ無伴奏チェロ組曲 かな、と思います。 ある程度のレベ…

こみてつ
4か月前
3

演奏の動きを言葉で教えるなら、言葉を尽くすしかない

0.25秒で、弓を50cm使う これくらいの速度は当たり前になった方がいいんです。 でもなかなか上手くいかない。 速くしても弓遣いが雑になってしまう。 肩からの動きになって…

こみてつ
4か月前
6

音色がまるで『棒読み』から脱却!

普段遠隔レッスンの方が、今日はうちに来てくれて対面レッスンができました。 遠隔では伝わらない、重さや速さについては、特にわかりやすくて、 やはり対面は情報量が全然…

こみてつ
5か月前
8

才能のある人の練習方法

音楽の才能って難しいですが、 やっぱり「指示がなくても」感じれることを感じれること、だと思います。 アーティキュレーションでいえば、 テンポが速くなれば、指示がな…

こみてつ
5か月前
3

楽器が成長する人の「リンゴの絵を描いてください」への捉え方

「リンゴの絵を描いてください」「ドレミを弾いてください」に何を考えて取り組むか?

主に2タイプいます!
・リンゴってどんな形でどういう構造だっけな?と、考え、写実的に描こうとする人
・美しいリンゴ、独特なリンゴ、可愛いリンゴ、アーティスティックなリンゴ
 を描きたいなー♪るんるん♪と描く人

あなたはどっちですか?

楽譜のドレミという音符を弾く時も
・正しい音程、正しいリズムでドレミと弾きに行

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二段階先の課題が、上達を加速させる!

今日ずっとバイオリンを練習していて、4和音(2音+2音)の重音が綺麗に弾けませんでした。
僕のレベルでまだやるような練習ではありません。

僕はチェロに限らず、自分にとって「二段階先」の課題にチャレンジするのはとても大事だなと思っています。
自分のレベルに合った課題は、出来てるのか出来ていないよく分からず、
練習の目的が分かりづらく、自分が上手くなっているのか気づきづらいです。
また、出来た気がし

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3月20日「ゆる弦楽アンサンブル」参加者募集!

3月20日「ゆる弦楽アンサンブル」参加者募集!

・バイオリン、ビオラ、チェロの方向けの弾きやすいアレンジの譜面をつくりました!
・みんなでオーケストラルな音空間を作って、楽しみましょう♪
・参加できそうな曲だけの参加でもOKです!
・演奏仲間作りや、モチベーションアップにも繋がります!
・「みんなで弾けば怖くない!」で楽しくやりましょう♪
・講師によるミニライブや特別講座もあります!

次回日時・場所・料金
3月20日13時〜17時
戸塚民文化

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バイオリンとチェロの弓の持ち方の需要性が全然違う件

先日のゆる弦楽アンサンブル、ご参加いただいた方々ありがとうございました!
バイオリンビオラが10名、チェロが6名と良いバランスのアンサンブルになりました♪

僕もちょっとバイオリンを弾いたのですが、思ったより全然弾けなくて悔しく、
ここ数日バイオリンを練習してて変わったのは、持ち方と、指にかかる重みの違い。

バイオリンとチェロで比べると、弓の持ち方の大切さは、
ずっとバイオリンの方が重要だなと思

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風にそよぐ葉から美しい弓遣いを知る

温泉に浸かりながら、
葉の揺れを見ていました。
木の葉や草は、どれも揺れ方が違います。
なぜかな?と。

紅葉など、葉が細かく多く、そして群れてそよいでいるのはとても美しく感じますが、(画像の左右)
ピョンと伸びた枝の大きな葉っぱは、あまり美しく揺れていませんでした。(画像の真ん中)

下を見ると、水の流れ、光る水の揺らぎ。
これもとても美しいなと思い分かったのは、
細かい木の葉は、風の流れをより

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クリティカルレッスン!!とその後。

たまに何か1つ伝えると瞬く間に上手くなるレッスンがあります。
先日はクリティカルな伝え方をできたなぁと思います。

正しい動きを上手く伝えられたということですが、
その正しい動きを体に記憶させるのは生徒さんの練習次第です。
本当はその練習の仕方もフォローできればいいんですが、
それは何かと難しいですね。

学校の勉強でも、先生は知識を伝えますが、覚えるのは生徒自身です。
どうやったら体が覚えていく

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ダンサーさんとの会話と、綺麗な音について

昨日、ダンサーさんとのリハーサルでした。
演奏側は、三味線とチェロ。
ダンサー側は、日舞とコンテンポラリー。
4人の異色な組み合わせでのリハーサルで、
いい演目ができそうです。

日舞の方に言われました。
「弾(はじ)く楽器よりも、弓の楽器は動きに取り入れやすい」
と。

そうです、弓では音量や音質に常に変化がありますね。
その変化は、そのまま奏者の体の動きの変化ですから、
「音から体の動きが想像

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音色が綺麗になる魔法の言葉は、、、

音色が綺麗になる魔法の言葉は、、、

・毛1本から弾き始めます
・弓圧5gから弾き始めます
・弦から1mm浮いた所から弾き始めます
・飛行機の乗客に着陸が分からないよう、弦に着陸して弾き始めます

これら全部以下のこと伝えたいんです。
「弓圧ゼロから、左右に動き、その後弓圧をかける。

とて不思議なんですが、
これが出来るために、上記の言葉を駆使しますが、
どの言葉を意識するとやりやすいかは、人そ

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ビブラートを習得すると何が起きるか?

ビブラートのトレーニング用動画をアップしてから、
ビブラートができる生徒さんが増えています。
やっぱり取り組みやすく変えることってとても大事ですね。

そしてビブラートがかかると、それだけでもう綺麗✨
生徒さんの音色をよくしようって時に、
改善点は弓なのか、左手なのか考えますが、
ひとまずそこでどうやったらビブラートをかけやすくなるか、
お伝えし、ビブラートいれてもらうと、
あら、それだけでいい音

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弦を押さえるベストな力と、ポジション移動のスピードの関係

正しい状態・フォーム・力の入れ具合
等は、全てが相互につながっています。

つまり
どれか一つが正しくなると、他も正しくなる!
どれか一つが崩れると、他も崩れる!

昨日のポジション移動のレッスンをしました。
綺麗にフレーズが繋がるように、弦を押さえて移動します。
しかし、
弦を強く押さえると、摩擦力が大きくなり、移動しづらいです。
弦を弱く押さえると、弦が指板から浮いてしまい、掠れたノイズが出て

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弓速と弓圧の荒野を駆け抜けろ!

弓速と弓圧の荒野を駆け抜けろ!

上手い人はやはり弓圧と弓速の幅が広いです。
チェロなら
弓圧は5g〜1000gで表現!
弓加速度は0m/s2〜60m/s2で表現!
音色が綺麗じゃないと悩む方は、
この図のほんの少しの範囲だけで弾いてる事が殆ど!

日曜の『ゆる弦楽朝活』の参加者の方は弓圧・弓加速度を計測できます♪
「え!?もっと早いの?強いの?」と皆さん驚きます!

https://komitetsu.info/2024/02/

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ベストな譜面はこれだ!最適な譜面で弾きたい、、、

何の音を弾くか?は、五線譜、指番号を見て判断する事が多いと思います。
僕は「ドレミ」をカタカナで書くことも多いです。
(だってト音記号の上5線とか何の音か未開!!)
ギターならTAB譜やコードが一般的ですね。

他にも色々選択肢はあると思いますが、
一つ一つにメリットデメリットがあります。
昨日のレッスンでは、生徒さんは指番号を見て弾いていましたが、
弾いた後に、どんなメロディだったか覚えてないん

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無限キャベツ的な練習

無限キャベツっていいネーミングですよね〜。
無限に食べれちゃう。
同じくほぼ無限に練習出来ちゃうのが、
バッハ無伴奏チェロ組曲 かな、と思います。

ある程度のレベルまで行かないとそうはなりませんが、
これを練習し始めると第6番まで、ずっと弾き通しにさせてくれる、
謎な魅力があります。
結果、チェロの練習になり、安定性がグッと向上。
長時間弾くことに勝る練習法はないですね。
できれば効果的な曲を。

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演奏の動きを言葉で教えるなら、言葉を尽くすしかない

0.25秒で、弓を50cm使う
これくらいの速度は当たり前になった方がいいんです。
でもなかなか上手くいかない。
速くしても弓遣いが雑になってしまう。
肩からの動きになってしまう。
曲の中で使えない。
などなど、目標は山積みだったりします。

今日の生徒さんは、ふと「弓を遠くに放り投げる感じで!」
と伝えたところ、一瞬で良い感じの弓速を得られました。

正しい伝え方とはなんでしょうか?とても難しい

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音色がまるで『棒読み』から脱却!

普段遠隔レッスンの方が、今日はうちに来てくれて対面レッスンができました。
遠隔では伝わらない、重さや速さについては、特にわかりやすくて、
やはり対面は情報量が全然違うなと思いました。

重さについて、最近は、弓先2gをよくお伝えしています。
料理用の測りに弓先を触って、目盛が2g〜5gくらいをキープできるように弓を持ちます。
そして、徐々に徐々に500g!
プロは2g〜500gを全部使って演奏して

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才能のある人の練習方法

音楽の才能って難しいですが、
やっぱり「指示がなくても」感じれることを感じれること、だと思います。

アーティキュレーションでいえば、
テンポが速くなれば、指示がなくても、音量は大きくなります。
メロディは高くなれば、指示がなくても、音量は大きくなります。

演奏でいえば、
教本に書いてなくても、左手の指は弦を押さえるので、指の力が指板に圧力がかからないよう心がけるし、
教本に書いてなくても、弓の

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