弦を押さえるベストな力と、ポジション移動のスピードの関係


正しい状態・フォーム・力の入れ具合
等は、全てが相互につながっています。

つまり
どれか一つが正しくなると、他も正しくなる!
どれか一つが崩れると、他も崩れる!

昨日のポジション移動のレッスンをしました。
綺麗にフレーズが繋がるように、弦を押さえて移動します。
しかし、
弦を強く押さえると、摩擦力が大きくなり、移動しづらいです。
弦を弱く押さえると、弦が指板から浮いてしまい、掠れたノイズが出てしまいます。

はて、どうしてものか。
一旦、考え方を変えました。これがとても良かったです。
出来ないことをいつまでもやってもらっても、人は出来るようになりません。

ポジション移動の速度が遅かったのでスピードアップしてもらったんです。
生徒さんにとっては最大スピード。でもまだまだ全然!
「もっともっと!これくらいの速度です」と、手を持って動かすと、
「こんなに速いんですか!?」と。
人の演奏を見るのと、自分の手で動かしてもらうのでは、伝わり方が全然違いますね。

その後、いい感じに速度になってきました。
そしたらあら不思議、音もしっかり繋がるようになったのです。
つまり、弦を押さえる力も、最適になりました!!

これは、
ポジション移動の速度が正しくなったので、弦を押さえる力も丁度良くなった。
という、まさに全てが繋がっていることで、自ずと上達する、とてもいい経験でした。

普段からこの視点を持ってレッスンしたり、自分自身も上達したいですね〜。

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