こみてつ

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二段階先の課題が、上達を加速させる!

今日ずっとバイオリンを練習していて、4和音(2音+2音)の重音が綺麗に弾けませんでした。 僕のレベルでまだやるような練習ではありません。 僕はチェロに限らず、自分にとって「二段階先」の課題にチャレンジするのはとても大事だなと思っています。 自分のレベルに合った課題は、出来てるのか出来ていないよく分からず、 練習の目的が分かりづらく、自分が上手くなっているのか気づきづらいです。 また、出来た気がしても、何か無理をして上手くなっている可能性があります。 歌における力みは正にこれ

    • 3月20日「ゆる弦楽アンサンブル」参加者募集!

      ・バイオリン、ビオラ、チェロの方向けの弾きやすいアレンジの譜面をつくりました! ・みんなでオーケストラルな音空間を作って、楽しみましょう♪ ・参加できそうな曲だけの参加でもOKです! ・演奏仲間作りや、モチベーションアップにも繋がります! ・「みんなで弾けば怖くない!」で楽しくやりましょう♪ ・講師によるミニライブや特別講座もあります! 次回日時・場所・料金 3月20日13時〜17時 戸塚民文化センター 練習室1 https://totsuka.hall-info.jp/

      • バイオリンとチェロの弓の持ち方の需要性が全然違う件

        先日のゆる弦楽アンサンブル、ご参加いただいた方々ありがとうございました! バイオリンビオラが10名、チェロが6名と良いバランスのアンサンブルになりました♪ 僕もちょっとバイオリンを弾いたのですが、思ったより全然弾けなくて悔しく、 ここ数日バイオリンを練習してて変わったのは、持ち方と、指にかかる重みの違い。 バイオリンとチェロで比べると、弓の持ち方の大切さは、 ずっとバイオリンの方が重要だなと思いました。 (ぶっちゃけチェロではそんなに大切じゃない) 腕の重みや力の0%〜

        • 風にそよぐ葉から美しい弓遣いを知る

          温泉に浸かりながら、 葉の揺れを見ていました。 木の葉や草は、どれも揺れ方が違います。 なぜかな?と。 紅葉など、葉が細かく多く、そして群れてそよいでいるのはとても美しく感じますが、(画像の左右) ピョンと伸びた枝の大きな葉っぱは、あまり美しく揺れていませんでした。(画像の真ん中) 下を見ると、水の流れ、光る水の揺らぎ。 これもとても美しいなと思い分かったのは、 細かい木の葉は、風の流れをより忠実に再現してくれることてす。 今の時期、黄金色の一面の田んぼに 風が吹くと、

        二段階先の課題が、上達を加速させる!

          クリティカルレッスン!!とその後。

          たまに何か1つ伝えると瞬く間に上手くなるレッスンがあります。 先日はクリティカルな伝え方をできたなぁと思います。 正しい動きを上手く伝えられたということですが、 その正しい動きを体に記憶させるのは生徒さんの練習次第です。 本当はその練習の仕方もフォローできればいいんですが、 それは何かと難しいですね。 学校の勉強でも、先生は知識を伝えますが、覚えるのは生徒自身です。 どうやったら体が覚えていくか、 自分の体の記憶力との付き合い方ですね! むしろそこをコントロールできれば

          クリティカルレッスン!!とその後。

          ダンサーさんとの会話と、綺麗な音について

          昨日、ダンサーさんとのリハーサルでした。 演奏側は、三味線とチェロ。 ダンサー側は、日舞とコンテンポラリー。 4人の異色な組み合わせでのリハーサルで、 いい演目ができそうです。 日舞の方に言われました。 「弾(はじ)く楽器よりも、弓の楽器は動きに取り入れやすい」 と。 そうです、弓では音量や音質に常に変化がありますね。 その変化は、そのまま奏者の体の動きの変化ですから、 「音から体の動きが想像しやすい」 のは、ちゃんと音を聞いてくれてる方からすると当然のこと。 是非自分

          ダンサーさんとの会話と、綺麗な音について

          音色が綺麗になる魔法の言葉は、、、

          音色が綺麗になる魔法の言葉は、、、 ・毛1本から弾き始めます ・弓圧5gから弾き始めます ・弦から1mm浮いた所から弾き始めます ・飛行機の乗客に着陸が分からないよう、弦に着陸して弾き始めます これら全部以下のこと伝えたいんです。 「弓圧ゼロから、左右に動き、その後弓圧をかける。 とて不思議なんですが、 これが出来るために、上記の言葉を駆使しますが、 どの言葉を意識するとやりやすいかは、人それぞれ違うんです。 だから語彙力が多い方が、生徒さんに伝わる可能性は高いです。

          音色が綺麗になる魔法の言葉は、、、

          ビブラートを習得すると何が起きるか?

          ビブラートのトレーニング用動画をアップしてから、 ビブラートができる生徒さんが増えています。 やっぱり取り組みやすく変えることってとても大事ですね。 そしてビブラートがかかると、それだけでもう綺麗✨ 生徒さんの音色をよくしようって時に、 改善点は弓なのか、左手なのか考えますが、 ひとまずそこでどうやったらビブラートをかけやすくなるか、 お伝えし、ビブラートいれてもらうと、 あら、それだけでいい音色♪ もちろん弓の表現力は非常に大事ですが、 ビブラートをマスターするってのは

          ビブラートを習得すると何が起きるか?

          弦を押さえるベストな力と、ポジション移動のスピードの関係

          正しい状態・フォーム・力の入れ具合 等は、全てが相互につながっています。 つまり どれか一つが正しくなると、他も正しくなる! どれか一つが崩れると、他も崩れる! 昨日のポジション移動のレッスンをしました。 綺麗にフレーズが繋がるように、弦を押さえて移動します。 しかし、 弦を強く押さえると、摩擦力が大きくなり、移動しづらいです。 弦を弱く押さえると、弦が指板から浮いてしまい、掠れたノイズが出てしまいます。 はて、どうしてものか。 一旦、考え方を変えました。これがとても良

          弦を押さえるベストな力と、ポジション移動のスピードの関係

          弓速と弓圧の荒野を駆け抜けろ!

          上手い人はやはり弓圧と弓速の幅が広いです。 チェロなら 弓圧は5g〜1000gで表現! 弓加速度は0m/s2〜60m/s2で表現! 音色が綺麗じゃないと悩む方は、 この図のほんの少しの範囲だけで弾いてる事が殆ど! 日曜の『ゆる弦楽朝活』の参加者の方は弓圧・弓加速度を計測できます♪ 「え!?もっと早いの?強いの?」と皆さん驚きます! https://komitetsu.info/2024/02/04/asakatsu/

          弓速と弓圧の荒野を駆け抜けろ!

          ベストな譜面はこれだ!最適な譜面で弾きたい、、、

          何の音を弾くか?は、五線譜、指番号を見て判断する事が多いと思います。 僕は「ドレミ」をカタカナで書くことも多いです。 (だってト音記号の上5線とか何の音か未開!!) ギターならTAB譜やコードが一般的ですね。 他にも色々選択肢はあると思いますが、 一つ一つにメリットデメリットがあります。 昨日のレッスンでは、生徒さんは指番号を見て弾いていましたが、 弾いた後に、どんなメロディだったか覚えてないんです。 つまり、指番号自体に音を想像できてない中、弾いていたということですね。

          ベストな譜面はこれだ!最適な譜面で弾きたい、、、

          無限キャベツ的な練習

          無限キャベツっていいネーミングですよね〜。 無限に食べれちゃう。 同じくほぼ無限に練習出来ちゃうのが、 バッハ無伴奏チェロ組曲 かな、と思います。 ある程度のレベルまで行かないとそうはなりませんが、 これを練習し始めると第6番まで、ずっと弾き通しにさせてくれる、 謎な魅力があります。 結果、チェロの練習になり、安定性がグッと向上。 長時間弾くことに勝る練習法はないですね。 できれば効果的な曲を。 もっと初歩から中級手前くらいで、 同じような曲集あればいいですね、 って作れ

          無限キャベツ的な練習

          演奏の動きを言葉で教えるなら、言葉を尽くすしかない

          0.25秒で、弓を50cm使う これくらいの速度は当たり前になった方がいいんです。 でもなかなか上手くいかない。 速くしても弓遣いが雑になってしまう。 肩からの動きになってしまう。 曲の中で使えない。 などなど、目標は山積みだったりします。 今日の生徒さんは、ふと「弓を遠くに放り投げる感じで!」 と伝えたところ、一瞬で良い感じの弓速を得られました。 正しい伝え方とはなんでしょうか?とても難しいですね。 何筋と何筋を動かして、何関節は固定で、 とか、それは明晰な説明ではあり

          演奏の動きを言葉で教えるなら、言葉を尽くすしかない

          音色がまるで『棒読み』から脱却!

          普段遠隔レッスンの方が、今日はうちに来てくれて対面レッスンができました。 遠隔では伝わらない、重さや速さについては、特にわかりやすくて、 やはり対面は情報量が全然違うなと思いました。 重さについて、最近は、弓先2gをよくお伝えしています。 料理用の測りに弓先を触って、目盛が2g〜5gくらいをキープできるように弓を持ちます。 そして、徐々に徐々に500g! プロは2g〜500gを全部使って演奏しているから、音量の表現が幅広いんです。 弓の速さも同じで、1拍で1cmの時と、1

          音色がまるで『棒読み』から脱却!

          才能のある人の練習方法

          音楽の才能って難しいですが、 やっぱり「指示がなくても」感じれることを感じれること、だと思います。 アーティキュレーションでいえば、 テンポが速くなれば、指示がなくても、音量は大きくなります。 メロディは高くなれば、指示がなくても、音量は大きくなります。 演奏でいえば、 教本に書いてなくても、左手の指は弦を押さえるので、指の力が指板に圧力がかからないよう心がけるし、 教本に書いてなくても、弓の棹が弦に当たってたらノイズになるので、当たらないよう心がけます。 こういった『

          才能のある人の練習方法

          弓が斜めになるのが直る言葉

          生徒さんの弓が、弦に対して斜めになっていることを何度かお伝えしたんですが、 他のことにも集中するとやっぱり斜めになってしまいました。 普通は、垂直に弦に当てる練習を繰り返すしかないんですが、 今日はちょっと新しい発見がありました。 その後、別の曲をやっているとき、 弓の速度を変えずに弾く練習をしました。 弓が元、中、先、どこでも、弓を返すときも、 左手が動く時も、ひと時も弓の速さを変えない練習です。 5分程で段々と会得しできるようになったんですが、同時に気づいたことは、

          弓が斜めになるのが直る言葉