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#40_恨みの感情を忘れる方法

「心のストレッチルーム」前田泰章です。

今回は、「恨みの感情を忘れる方法」についてのお話です。

「がんばってきたのに、相手に裏切られた」という経験をすると、その恨みがいつまでも心の中に残ってしまうものです。

自分を裏切った相手のことを、いつまでも忘れられないことになるのです。

「報われない努力もある」そう頭ではわかっていても、そのときの感情に気引きずられてしまうこともあります。


ある男性は、会社の社長から、「がんばれば、部長に昇進させてやる!」と言われていました。

その言葉に励まされ、彼は社長を信じて一生懸命になって働き、実績を伸ばしていきました。

そして、とうとう部長に昇進しました。

しかしその直後、会社で大規模なリストラが実施され、とくに部長以上の幹部社員が標的にされました。

部長に昇進したばかりの彼もリストラの対象になり、会社を辞めざるを得なくなりました。

ほとんど追い出されたも同然です。

彼は、社長を強く恨みました。

社長の「部長にしてやる」という言葉を信頼して、がんばってきたのです。

なのに、部長になったとたん、リストラです。

しかもリストラは、社長が断行した処置でした。

会社を辞めざるをえなくなった彼に、社長は助け船を出してくれませんでした。


この事例の男性のように、がんばってきたのに裏切られたという経験をし、自分を裏切った相手を恨みつづけている人は、意外に多いのかもしれません。

しかし、恨みを持ち続けている限り、前向きな気持ちで新しい人生をスタートすることはできません。

「恨みは恩で報ぜよ」という格言があります。

「人を恨む気持ちは、人のためになるようなことをして忘れなさい」という意味です。

この事例の男性のような場合にも、リストラされたことを契機として、第二の人生は何かを自問自答し、

「人のために尽くす仕事にチャレンジする」

という選択肢もあります。

不幸な人、恵まれない人、弱い立場にある人のために献身的に働き、その人たちの喜ぶ顔を見ることで、恨みの感情を忘れていく。

そのような方法もあると思うのです。
(前田泰章)


心のストレッチルームでは、話を聴くだけではない「問題解決型カウンセリング」をおこなっています。
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心のストレッチルームHPより

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